今観るべき!楽観性が扱われている映画5選

今回は、楽観性を扱った映画を5本ご紹介します。背中を押してくれるようなメッセージがたくさん詰まったこれらの映画は、人生で遭遇し得る厳しい状況を逆転させる方法を教えてくれますよ。
今観るべき!楽観性が扱われている映画5選

最後の更新: 11 3月, 2021

芸術作品の数々がそうだったように、映画はこれまで情報を広めるための手段として使われてきました。また、製作当時あるいは公開当時の社会的価値観が反映されている傾向が強いのも特徴です。基本的に、映画とは実は、物語やメッセージ、価値観などを含めてたくさんのことを伝えてくれる教育ツールのようなものなのです。本日の記事ではその中でも特に、楽観性について教えてくれる5つの作品を紹介させてください。これらの映画は、その物語や登場人物の姿を通してシンプルに楽観的になることの大切さを普及してくれています。

まずはじめに、楽観性という言葉が本当は何を意味するのかをはっきりさせましょう。これは単純に、自分なら苦難を乗り越えることができるという感覚を指しているのでしょうか?生活や人生観の様式を意味するのでしょうか?それとも、ポジティブな面にフォーカスするという意味なのでしょうか?映画から楽観性についてどんな風に学ぶことができるのでしょうか?読み進めて答えを見つけてください!

楽観性とは?心理学による定義は?

楽観性に関する5本の映画を紹介する前に、少しだけこの概念自体についてのお話をしましょう。あなたはこれまでに、「楽観性って何だろう?」と疑問に思ったことはありますか?CarverとScheier(2001年)は、ポジティブな結果への全般的な期待、つまり未来には失敗よりもたくさんの成功が待っているという確信を指して、特性的楽観性と呼びました。

一方で、Gillham、Shatté、ReivichおよびSeligman(2001年)によると、楽観性には、自身の行動の結果をコントロールしたいという期待、要するに、将来ポジティブな結果を獲得できる可能性への期待が、パーソナル・エフェクティブネス(個人の効果性)を構成する特定の要素とともに含まれているそうです。

以下に挙げる5本の映画は、直接的にせよ間接的にせよ、楽観性についてのメッセージを伝えてくれています。いずれにせよ、これら全ての映画で楽観性という概念が中心的な役割を果たしていることは間違いありません。

楽観性が扱われている映画5選

ここで紹介する5本の映画は、様々な登場人物を描いた多様なものばかりです。それぞれが異なるテーマを扱っており、ジャンルも違います。しかし、全ての映画に共通する特徴が一つあります。それは、生きる手段としての楽観性というものを描いているという点です。Filmaffinityという映画ファンや映画製作者向けの映画サイトが各作品にスコアをつけていますので、そのスコアも本記事内で紹介しますよ。

100メートル(2016年)

『100メートル』は、ダニ・ロビラが主演を務めたスペイン映画です。彼の演じるラモンという30代の父親は、少なくとも肉体に異常が出るまでは仕事のためだけに生きるタイプの人間でした。しかし多発硬化症と診断され、もがき苦しむことになります。さらに、一年以内に30m程度の距離すら歩けなくなるだろうという宣告も受けます。

しかし、気難しい義理の父のおかげでラモンは自己成長と楽観性を手に入れる旅をスタートさせることができ、マラソンを走るという計画を立てます。パートナーと息子も、彼の味方です。ラモンはこの計画を成し遂げられるのでしょうか?結末については、ぜひ映画をご覧ください。活気に満ちて生き生きとしているだけでなく、感動的でもある映画です。

  • Filmaffinityのスコア:6.6

Viva!公務員(2016年)

楽観性を扱ったこちらの映画も、見逃すべきではありません。この作品は、地方自治体で狩猟や漁業の許可証を発行するというお気楽ながらも退屈な仕事を担当するある公務員の経験を記録したものです。彼は両親の家で静かながらも快適な生活をしていて、恋人もいますが二人の関係はそれほど上手くいっているとは言えません。

しかし、職を失ってしまった時、この主人公の世界は崩壊します。その後イタリア国内の様々な辺鄙な地方を冒険して回るようになり、やがてノルウェーにある北極研究センターに移り住みます。このことが彼の人生をどう変化させるのでしょうか?とても面白い必見映画ですよ。

  • Filmaffinityのスコア:5.6

グリース(1978年)

この名作は外せませんよね?!これはジョン・トラボルタとオリヴィア・ニュートン・ジョンが主演した、楽観性を扱った映画リストに絶対に載せるべきアメリカ映画です。1959年の夏が舞台になっていて、主人公であるサンディとダニーのカップルはその夏を共に過ごしていましたが、休暇が終わった今は別々の道を歩んでいます。そんな二人は、ライデル高校で予想だにしない再会を果たすのですが、ダニーの態度は以前とはまるっきり変わってしまっていました。この映画はロマンティックな紆余曲折に満ちており、新鮮で楽しく、踊り出したくなるような音楽がたくさん使われています。イチオシの作品です!

  • Filmaffinityのスコア:7.4

ライド・ライク・ア・ガール(2019年)

テリーサ・パーマーとサム・ニールを主演に迎えたオーストラリア映画で、楽観性と自己成長の要素が詰まった真実の物語が基になっている作品です。2015年にメルボルンカップという競馬の大会で、女性騎手としては初のチャンピオンとなった実在のアスリートの物語が描かれています。

主人公ミシェルは10人兄弟の末っ子で、幼い頃から数多くの困難に直面してきました。しかし、ハードな人生を送ってきたにも関わらず、彼女はめげることなく夢を叶えようとするのです。

  • Filmaffinityのスコア:5.7

ショーシャンクの空に(1994年)

これは、大いに絶賛されたアメリカ映画です。ティム・ロビンスとモーガン・フリーマンが主演したこの作品を、今回のリストから外すという選択肢はありません。

映画の軸となるのは、妻を殺した容疑で終身刑を宣告されたアンドリュー・デュフレーンという人物の物語です。ショーシャンク刑務所に収監された彼は、なんとか看守や仲間の囚人たちからの信頼を勝ち取ることに成功します。中でも、刑務所の「調達屋」のトップであるレッドとの絆は特別なものとなりました。楽観主義を描く要素はかなり多いものの、それに匹敵するほどの強烈さと力強さも感じられる作品です。

  • Filmaffinityのスコア: 8.6

今観るべき、楽観性を描いた5本の映画

自分を鼓舞したいと思っているなら、あるいは今すでに幸せだけれどその高揚感にマッチする映画が観たいのなら、今回紹介した映画のどれかを観てみてください。絶対に後悔はさせません。いずれも好みに合わないようなら、まだ鑑賞したことのない、思いつく限り全てのジャンルやテーマのあらゆる映画の中から選ぶと良いでしょう。

“映画とは、人生を映し出した芸術作品ではない。映画とは、芸術と人生との間にある何かだ”

-ジャン=リュック・ゴダール-

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ミシガン州立大学は最近、 楽観性 について調べるために実施した 調査 で得られた魅力的な結果を発表しました。この種の研究が行われたのはこれが初めてではありませんが、今回のものが最大規模の調査です。また、発見された内容を考えても、最も意外性の高い部類に入る調査だと言えるでしょう。



  • Carver, C.S. y Scheier, M.F. (2001). Optimism, pessimism and self-regulation. En E.C. Chang (ed.): Optimism and pessimism. Implications for
    theory, research and practice (pp. 31-51). Washington: American Psychological Association.
  • Gillham, J.E., Shatté, A.J., Reivich, K.J. y Seligman, M.E.P. (2001). Optimism, pessimism and explanatory style. En E.C. Chang (ed.): Optimism and pessimism. Implications for theory, research and practice (pp. 53-75). Washington: American Psychological Association.