IQを下げる習慣

IQを下げる習慣

最後の更新: 07 4月, 2019

毎日の生活の一部になってしまっている、IQを下げてしまうような習慣があります。自分の習慣はIQとはまるで関係ないと思うかもしれません。しかし、いくつかの習慣は脳の動きに影響を及ぼすことが科学で証明されているんです。

IQを下げる習慣は、食べるものや生活一般に関連しています。研究者によれば、認知能力に体系的に影響を及ぼす特定の活動があります。

IQは、計量的心理テストを適用して集められた「知能の尺度」であることを覚えておいてください。この方法やそこから推察される結果にすべての人が同意するわけではありませんが、特定の習慣を持つ人が他より低い点数を出すことが明らかにされています。

それでは、IQを下げてしまう習慣を見てみましょう。

飽和脂肪酸の摂取

私たちが日々消費する食事の多くには、高い量の飽和脂肪酸が含まれています。乳製品、脂肪分の多い肉、ソーセージなどです。これらの食物は心臓血管系に影響があることが科学で証明されています。心臓血管系の機能に悪影響を与える「悪玉コレステロール」値をあげることが原因です。

ハンバーガー

結果、低血圧になり、脳に届く酸素の量が減り、その機能を遅くします。さらに、脳の多くのプロセスにも影響があります。中央実行系が介入して精神の状態を変えて、悲しみのようなネガティブな感情が高まります。

同時進行もIQを低下させる習慣

神経科学者のアール・ミラー氏は、マサチューセッツ工科大学である研究を行いました。同時進行などの注意が拡散している状態の影響に焦点を置いた研究です。 

この研究では、脳は作業の同時進行には向いていないことが示唆されています。人はいろんなことを同時に行っているという幻想を抱きます。しかし、現実には、認知学の視点から言えば、順々に起こっているだけなのです。知能的機能の観点で言えば、犠牲はかなりのものです。

テレビを見過ぎる

脳

テレビを見るというのは、楽しみ方のひとつですよね。間違いなく安価で簡単な気晴らしです。物理的・精神的努力を必要としないため、リラックスします。ただ座って、テレビの出来事を眺めるだけで良いのです。

しかし、失うものはかなりあります。テレビを見過ぎることは、IQを下げてしまう習慣のひとつです。受け身にしてしまうだけなく、脳を麻痺させます。

質の良い眠りを得ていない

精神的な機能を管理するためには、質の良い眠りを得ることが大切な習慣です。良い眠りで体が生き返り、エネルギーを取り戻し、新しい一日を始める準備ができます。

十分睡眠をとらない人や睡眠の質が悪い人は、飽きっぽく、間違いを犯して、感情的に不安定になります。さらに、いらいらしているため、すぐに怒ります(しかも長い間怒っていることが多いです)。

同じように、夜によく寝ることで学びに良い影響があることが研究によって示されています。しっかり休息できていると、集中しやすく情報を覚えていやすくなるのです。

砂糖の過剰摂取

砂糖の過剰摂取は、脳がきちんと機能する助けにはなりません。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究によれば、砂糖の過剰摂取を6週間続けた場合、情報を学んだり、覚えたりすることが難しくなります。糖尿病の人に痴呆が起こりやすいのは、決して偶然ではありません。

砂糖

さらに、フルクトースをたくさん含んだ果物も同じ影響があると同研究でわかっています。砂糖自体が悪いわけではないということを指摘しておきましょう。砂糖は、脳にとっても最も重要な食物のひとつです。問題は過剰摂取です。

ここでご紹介したのはIQを下げてしまう習慣の例です。どれも節度を持って行うことが重要です。 散発的であれば問題ありませんが、何事もやりすぎは注意です。自分を管理して、より健康で充実した人生を送りましょう。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。