砂糖の脳への悪影響

· 2018年9月30日

長年にわたり、栄養に関する科学的議論は大きく変化してきました。最新の研究では、人間の全体的な健康―特に肥満―に最も悪いものの一つは砂糖であるということが明らかになりました。しかし、ほとんどの人が知らないことは、砂糖の悪影響は脳にまで拡大するということです。

心臓病や糖尿病につながるだけでなく、砂糖はさまざまな心の問題を引き起こします。この記事では、その最も困った影響について学んでいきます。しかし、この話題を始める前に、砂糖についての迷信を取り払う必要があります。

砂糖には悪影響がある?

成長する中で、私たちは全くの間違いである健康や栄養に関する情報の集中砲火を受けてきました。例えば、心臓病の主なリスク要因は脂肪の摂取だと教えられてきました。

長い間、砂糖は健康を害する要素の全くない無害な物質だとして勧められていました。しかし、2016年に行われた調査により、歴史を通して、砂糖産業が研究者に賄賂を贈っていたことが明らかになったのです。その目的はなんでしょうか。それは、砂糖がどれだけ害のあるものかを隠し、私たちが今や知ることになったがんや心臓病とのつながりを隠すためだったのです。

中毒性もある

砂糖中毒は深刻な問題です。毎日どんどん多くの人に影響が及んでいます。砂糖中毒になってしまった人は、気持ちよくなるためにもっと砂糖を摂取したいと思ってしまいます。実際、砂糖を生活から排除すると、最初の数日はとても深い副作用を経験することになるのです。

例えば、砂糖の摂取をやめると、中毒者は頭痛やめまい、筋力の低下、不安やストレスを感じる可能性があります。幸い、こういった症状は永久に続くわけではありません。砂糖なしで機能するのに身体が慣れれば症状はなくなります。

この中毒はどうやって起こるのでしょうか。身体が砂糖を吸収すると、脳の中に大量のエンドルフィンが放出されます。したがって、私たちが生活の中で嬉しくないことがあると、気持ちよくなるために砂糖を摂取する必要があるのです。

記憶と理解力に問題が起こる

カリフォルニア大学のフルクトース(フルーツや野菜、はちみつの中にある糖分の種類)の消費による影響についての研究で、砂糖が脳のシナプス形成に有害な影響があることが明らかになりました。つまり、フルクトースをたくさん摂ると、脳の理解したり新しいつながりを作ったりする能力が下がってしまうのです。

また、フルクトースをよく摂取する人はBDNFが低いことも明らかになりました。この物質(brain-derived neurotrophic factor:脳由来神経栄養因子)は新しい記憶を作り、新しい情報を学ぶ能力に根本的な影響をもたらしてしまうのです。

また、砂糖の消費は直接アルツハイマー病につながるとする研究もあります。実際、この病気をタイプ3糖尿病に分類することを検討している医療コミュニティもあるくらいです。

気分にも影響する

危険にさらされているのは私たちの認知能力だけではありません。私たちの気分もグルコースのせいで極端に変わります。身体の中のインスリンへの影響のために、血糖値の急上昇がうつや不安、急な気分の変化をもたらすおそれがあるのです。

長い目で見ると、砂糖の有害な効果はさらに悪くなります。グルコースを摂取すると、脳がセロトニンという私たちに快楽を感じさせる神経伝達物質の一種を放出します。しかし、セロトニンの供給は無限ではありません。脳がセロトニンを放出するたびに、脳の中にある量が減っていくのです。

そのため、砂糖の過剰摂取を長年続けている人は、ポジティブな気持ちを長く保つことが難しく感じてしまうのです。

砂糖の有害さ

満足感を得られなくなる

最後に、最近の研究で、グルコースは私たちの満足メカニズムを「ハイジャックする」ということが発見されました。そのため、この物質を摂取しすぎることで私たちは常に空腹を感じてしまうのです。これは肥満や太りすぎという問題に直結します。

オキシトシンと脳の機能への砂糖の影響も問題です。しかし、脳に与えられる影響はさらに困ったものになりえます。砂糖の有害な影響を避け、身体と心の良い健康を保ちたいなら、できるだけ砂糖の摂取は減らすようにしましょう。