嫌なことに対して怒ったっていい

嫌なことに対して怒ったっていい

最後の更新: 12 11月, 2017

反対する人もいるかも知れませんが、あなたには怒る権利があります。イライラや憤り、激怒、困惑は問題と向き合う最初のステップで、沸き起こって当前な感情です。問題に立ち向かうことなくただ怒りを抑え続けているだけでは、自己肯定感がどんどん弱まってしまいます。

1つはっきりさせておきましょう。怒りを感じる事を良しとするのは、自分をコントロール出来ていないとか弱さを見せているという事と同じではありません。多くの場合において私たちは、状況と思考を混同しがちです。怒りを感じさせたり、支配しようとするものの正体を知っているからと言って、そのためにネガティブな感情を抑え込む必要はありません。それを隠したり、受け入れ処理する事を拒絶したりなどする必要もないのです。怒りにははっきりとした目的があります。それはそこにある脅威を解決し、なくしていく事なのです。

「最も苦しい痛みは、それについて文句を言えない事である」

- マルケス・デ・クスティーン -

 

日々の生活は感情の波の中にあります。どこにでも他人を怒らせるような人はいます。ですがそういった状況を個人的な物だと受け取らず、上手く対処する人もいます。皆それぞれの感情や思考を、フィルターを通して吐き出していきます。

ですが何事にも限度や壊せない壁があります。この壁は心をずたずたに引き裂き支配し、自尊心を傷つけるものです。正しく必要な場面で怒りを表現する事は、心を浄化させ、健康的な事なのです。

鳥かごの少女

 

心の声を言葉にするのは良い事

面白い事に、怒りや憤りの感情を肯定的に捉えた本はあまりありません。怒りの感情は常に、問題に対峙する時のスキルとなる自制心の欠如や激情に繋がると考えられてきました

ですが、深い悲しみの感情を乗り越える過程と同じように、怒りの感情を受け入れる過程もまた乗り越えていかなければなりません。なぜその感情が起こるのか、どういう感情を自分が持っているのかを知ることは、感情のジレンマを解決する上でとても大切です。このトピックを取り上げている「Annoying」(2011)という本があるので読んでみてください。これは科学者ジョー・パルカ氏とフローラ・リッチマンによって書かれました。

怒りに対して、神経科学、社会学、人類学、心理学など多くの専門分野にわたった視点で考察しています。しばしば怒りは、激情、挫折、人や物に対する嫌悪感と同じように捉えられます。ですがこれは真実ではありません。事実、専門家は怒りの発作をユニークで唯一の感情だと理解しようとしています。

湖の中の白髪の少女

また怒りは、特定の行動や出来事から現れるものでもありません。小さなことが積み重なって起こる感情なのです。まるで毎晩蚊が耳の回りをウロウロ飛び回って、イライラして眠れない夜が続ているような感じです。そればかりに気を取られて他が目に入らなくなるのです。嫌なことにばかりに気を取られると、不快感や不安感ばかりが増していきます。ですがここが大切な部分です。不快感なしで物事を変えることなど出来ません。ネガティブな感情には目的があるのです。それは、行動を起こす、という事です。

 

賢く怒りを吐き出す

チャールズ・ダーウィンはかつて「恐れや怒りの感情は、脅威から遠ざかったりそれを避けたりするために行動を起こせと言う警告だ」と言いました。気に入らない状況、不安な感情を注意して観察する事は自己認識の現れです。感情的知性を使って、正しい方法でこの感情と向き合いましょう。

 

「あなたの人生や志を軽んじる人から距離を置きましょう。こういう人たちは最も危険なタイプの人間です。」

- マーク・トウェイン ₋

 

こういった場合どのような行動に出るべきなのでしょうか? どういう見方をすれば理解が出来るのかをご紹介します

魚と空を泳ぐ赤毛の少女

 

賢く怒りを吐き出す4つの方法

・まず知っておくべきことは、常に怒ってばかりの人は、幸せにはなれないという事です。闘う価値のない物事が世の中にはあります。注意を向ける価値のない事、参加しない方が良い会話などがあるのです。ですので、あなたの心の平穏をかき乱す物事に対してのみ怒ってください。あなたの自尊心を攻撃するもの、あなたを傷つけようとするものに対して声を上げてください。

尊厳を持って自分を守る事は可能です。積極的に、そして相手を侮辱することなく話し合うことが大切です。感情的知性を使って行う事の出来る、または行うべき事なのです。

・聞く耳を持ち、感じ、深呼吸をして、はっきりとした意志を持って行動してください。最初はあなたを傷つけ怒らせる物事に注意を傾けるでしょう。そして自分の感情、怒りの感情に気づきます。深呼吸をして、それが怒るほど重要なことなのかどうかを判断します。

 

「このような形で脅威を感じさせられるのは嫌だという事を示すため行動し、限度をはっきりさせなければならない。怒りに縛られて身動きが出来なくなったり、何も考えられなくなるべきではない。それゆえ、知的に行動するために怒りを利用するのだ。」

 

・最後にご紹介する賢く怒りを吐き出す方法とは、「学ぶこと」です。あなたが対峙し解決してきた全ての出来事から、何もせず、ただ黙って「感情を飲み込む」ことは、不健康であなたを傷つけるという事を学んだはずです。

ネガティブな感情を恐れる事はありません。それらを理解し対処する事は、個人の成長を促すカギなのです