自分が正しい決断をしているかはどうやったらわかる?

2019年2月6日

ハーバード・ビジネス・レビューの編集者であるスージー・ウェルチが、良い意思決定をするためのテクニックを作りました。このテクニックは、心の中に即時の、中間の、そして長期的な考えをキープしておくことです。ウェルチが提案しているのは、意思決定をする前に10・10・10ルールのフィルターにかけるということです。このことについて10分後に後悔するだろうか?10カ月後は?そして今から10年後でさえも、思い出して後悔するだろうか?と自分自身に問うのです。

私たちは毎日意思決定を行います。好んで行うこともあれば、義務から行うこともあります。しばらく前に悩まされていたことについて振り返ってみると、「悪い」決断でさえもいい結果になることがあるということに気づくでしょう。そして「良い」決断が意外な結果を招くこともありますね。

ですので、どの決定が正しい決定なのかにこだわりすぎない方がいいのです。そうではなくて、全ての可能性や起こるかもしれない結果について分析するべきなのです。正しい決断を下すことにばかり気を取られていると、一方を選べば褒賞が得られ、もう一方だと罰せられるのではないかというような考えに至ってしまうのです。そして、現実世界はそのようにいかないということがわかっているなら、なぜあなたは自分にこの二分法を押し付けるのですか?

「あなたの運命が決まるのは、あなたが意思決定をする瞬間である。」
―トニー・ロビンズ―

正しい意志決定とは?

二つの極論にこだわらないように:正しい意思決定と間違った意思決定

意志決定を行うために、何はともあれ意思決定のプロセスから教訓を得ることができるということを覚えておきましょう。また、あなたが選んだ意思決定全てからも教訓を得ることができます。一方、あなたの選んだ選択肢が一番いいものか一番悪いものかは、あなたがそれにどれだけ自分を捧げたかによることが多いのです。

あなたが意思決定をするという課題に直面したら、その状況に対するあなたの直感と感情があなたに大きく影響するでしょう。それが意思決定自体に影響しなくても、最低でも意思決定をした後の気持ちには影響があるでしょう。さまざまな選択肢に直面すると、何が正しくて何が間違っているのか分からなくなるのは当然のことです。そこでできることは、時間が過ぎるのを待ち、何が起こるかを見て、必要なら自分の決定を正すことだけです。

多くの場合、意思決定には隠れた代替策があります。それは、なにもしないということです。これが隠れているのは、この選択肢を選ぶことは意志決定ではないと思っている人もいるからです。何もしないと決めることも、また確かな意思決定なのです。これはそれ自体は悪くない選択肢です。それは慎重策でもあり、あなたがいいと思うかもしれない新しい選択肢が出てくることも多いのです。

しかし、そうでない多くの場合、私たちが何もしないのはそれが一番不調和をもたらさないからです。または、それが最も努力を必要としない選択肢だからだったり、その結果に責任を負わなくていいからです。このような3つのケースでは、たいていの場合何もしないことはベストな選択肢ではありません。短期的にみると安心できるかもしれませんが、長期的には不安をもたらすだけでしょう。

「意志決定をする前に100回考えるのだ。しかし一度決断したら、男らしく自信を持て。」
―ムハンマド・アリー・ジンナー―

良い決断と悪い決断

全ての経験を最大限に生かしましょう

全ての経験を最大限に生かすためのいい方法は、間違いを犯したと思って自分を批判したり罰したりしないようになることです。間違いを犯したらそれを正し、解決しなければなりませんが、罰は必要ではありません。犠牲や放棄に関係ない重要な決断や複雑な決断はないのです。

チャンスを生かすことは、あなたが困難な時の中にいて、自信が全くない時に、あなたにチャンスを生み出すための自信を与えます。一方、チャンスを生かす方法を知っていることよりも大切なことは、それをどのように生み出すかを知っていることです。にっちもさっちもいかないときに、意志と知性を持って行動するのです。

意志決定をしようとするときに最悪なのは、間違いを犯さないことです。間違いから学ぼうとするのではなく、自分を正当化しようとすることは、同じ状況になってしまうことへの警告です。後で後悔しない意思決定をするためには、心の準備をしておくことが大切です。待つ方法を知っていることもさらに大切なことです。しかし正しい瞬間を生かすことが人生のカギになります。

経験を生かすこと

同じことが繰り返し起こるのは、自分が下した決断の為ではなく、前の経験から学んでいない為かもしれません。意志決定について良いことは、人生という名の列車は常に走り続けているということです。あなたをどこか素敵なところへ連れていってくれる電車を一本逃してしまうかもしれません。しかしひょっとしたらまた別の列車が今まさに来ようとしていて、あなたに希望をまた与えてくれるかもしれません。

「冬に木を切ってはいけない。沈んでいるときにネガティブな意思決定をしてはいけない。最も大切な決断を最悪の気分の時にしてはいけない。待つのだ。我慢強く。嵐はやがて去る。春はやってくるから。」
―ロバート・H・シュラ――