人生は職を間違えるには短すぎる

人生は職を間違えるには短すぎる

最後の更新: 19 3月, 2018

人生は、職を間違えるには短すぎます。健康や幸せや個性といった感覚を与えてくれるものではなく、不幸や不安、不満につながるものに時間と努力を投資するには短すぎるのです。

今日、「理想の職」という自分を活かすことができ、そのために勉強してきた職を見つけることがいかに複雑なことであるかは皆分かっています。事実、多くの場合において、私達はどんな仕事であれ、単純に職があるだけで満足してしまっていたりします。社会的かつ経済的傾向があまりに変わってしまい、就職可能な仕事の量が職への需要に全く反映されていないためです。

自分の好きなことに命を捧げると、活力と生命力が得られる。自分が情熱を持っていることをして人生を生きることほど大きな充実感が得られるものはない。

生活ができていても、間違った職に就くことで、無感動になり絶望感を感じるようになり兼ねないのです。

新聞紙で雨をしのぐ少女

間違った職に就きながら生きること

私達の多くが、自分を活かすことができ、自分を幸せにしてくれる職にようやく辿り着くまで、間違った職を次から次へと転々としたりします。しかし、私達を成長させてくれるのではなく、不満に感じさせる作業や業務に一日を丸々投資するとなると、もっと複雑な話になります。

しかし、ロードアイランド大学によって行われた研究によると、たとえその職が自分が目標として勉強してきたものでなかったとしても、自分の仕事に満足することができるといいます。仕事への満足度は、パフォーマンスと生活の質に基づいているのです。

一方で、私達の多くが一度はおそらく経験したことがあるように、間違った職に長い間就いていることは、様々な複雑な状況を引き起こすことがあるのです。

間違った職に就くことで見ることになる結果

  • 自分の職場にも、社会一般にも、はたまた自分自身にも、何にも貢献できていないように感じる。
  • 不満、ストレス、そして低い生活の質が対人関係に影響する。
  • まるでどの方向にも進んでいないような停滞感を感じる。
  • あなたがしている仕事に対する雇用者からの承認や組織的な援助の欠如。
  • 多大な努力に反してわずかな結果や後ろ向きの結果しか得られないことで、自尊心が萎縮する。これは、経済面と生活面の両方で起こる。
ドリームキャッチャー

能力と適性を合わせて、理想の職を見つける

理想の職、あるいは少なくとも自分や自分の社会貢献度に満足できるような職を見つけるのは簡単でないことは、皆分かっています。ある意味、私達は皆、変わりゆく環境に適応しなければならなかったり、あるいは、少なくとも環境によって求められ得る革新的な物を提供しなければならなかったりします。

そうするのは簡単な事ではありません。だからこそ、教育者であり教授であるサー・ケン・ロビンソン自身の興味深い著書「才能を引き出すエレメントの法則」で取り上げた興味深い点についていくつか熟考するに値するのです。

エレメント は自分が得意なことと好きなことが合致する点です。これが、満足できる職を見つけるのに最適の環境なのです。

失敗をおかすことを学ばなければ、唯一無二のものを考えることは決してできない

次々と間違った職に就くことには、少なくとも良い面が一つあります。それは、自分の限度がどこにあるのか、自分には何を受け入れる覚悟があり、何を受け入れる覚悟がないのかということを知る事ができるということです。

もう一つ念頭に置いておくべきことは、自分の失敗と限度の両方を受け入れるべきであるということです。その二つが変化への招待状となる、現実的にも創造的にも出来る限り活用すべきものなのです。

創造性は知性の応用

職場でクリエイティブであるということは、既存の物とは違い、より価値のある産物を提供することを含みます。しかし、クリエイティブであるためには、能動的であり、環境をよく察知し、かつ思慮深くなければいけないことを覚えておくことが重要です。また、自分や周りの全てとつながらなければいけないことを覚えておくことも重要なのです。

人生は出来事ではなく、その出来事に対してどう対応するかで決まる

人によっては、職を解雇された時、どう対応してよいのか分からず、あるいはどの方向へ進めばよいのか分からず、その場で立ち往生してしまう人がいます。しかし、この種の状況へのあなたの対応の仕方が人生において方向を定めていくのです。

今はラッキーだという人もいるでしょう。しかし、幸運な時も逆境の時もその時を活かしていくべきです。非活動的であり続けるのではなく、自分の直観を刺激し、チャンスを作り、自分の考えや観点、更には価値観を再構築していくべきなのです。

バイクに乗る少女と犬

ルーティンから離れ、自分の軌道を再考し、新しい地平線へと背中を押してくれるような情熱を再度手にした時、とんでもない事が起こる。


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