過度の眠気を感じる:考えられる原因とは?

過度の眠気を感じ、ベッドや快適なソファに横たわって天国のような気分を味わったという経験をきっと誰もが持っているはずです。しかし、明白な理由もないのになぜそれほど疲れてしまうのだろう、と疑問に思ったことはありませんか?この記事を読み進め、考えられる原因について学んでいきましょう。
過度の眠気を感じる:考えられる原因とは?

最後の更新: 15 2月, 2021

「あまりにも眠すぎる。ただただ瞳を閉じて毛布にくるまれたい。何も考えたくないし、何もやりたくない」あなたもそんな気分になることがありますか?アーサー・コナン・ドイルが生み出したかの有名なキャラクターであるシャーロック・ホームズは、大抵の不調や心配事を解決するには眠るのが一番だ、と指摘しました。また、世の中には眠ることを逃避ルートとして利用している人もいますよね。

睡眠をとること、つまり身体と頭脳とが活動しなくなる無意識状態へと入り込むことが健康に良いのは確かです。しかし、適切な休息とは概日リズムを尊重したものであるべきですし、1日に8時間以上眠ることはいいことだとはされていません。なぜなら眠り過ぎは、あなたが考えている以上に健康に有害かもしれないからです。

生活にはバランスが大切であり、人は生体リズムに適応しなければなりません。自身の身体のニーズを把握していなければならないのです。突然、いつもよりたくさん何時間も眠りたくなるというのは正常ではありません。したがって、背後にある原因が何なのかを解明する必要があります。

過度の眠気 原因

過度の眠気の原因

眠り過ぎることは健康的ではありません。事実、10時間あるいは11時間ほど眠ってから目覚めたら普段よりも強い眠気を感じた、という経験をほとんどの人が持っているはずです。また、スタンフォード大学医学部で行われたものをはじめとする複数の研究により、このテーマに関する意義深い発見がいくつかなされています。

9時間以上眠ると生活の質に支障が出ますし、職場や学校でのパフォーマンスが低下したり、さらには友人や家族とのやり取りも上手くできなくなる恐れがあるのです。また、過剰な睡眠は座りっぱなしのライフスタイルに繋がり、その結果心血管疾患や脳疾患のリスクが高まります。この事実は頭の片隅に入れてくべきでしょう。

このように、眠る以外に何もしたくないという気持ちは根底にある問題の指標となっているので、適切な睡眠サイクルを維持するにはその問題自体に意識を向けねばなりません。

ストレスと蓄積した疲労

仕事で強烈なプレッシャーを感じていたり、家族からの要求が増していたり、心配事が増える時期というのは誰の人生にも訪れます。そのような状況が一週間以上続けば、身体と頭脳が過活動状態に陥り、擦り切れていってしまうでしょう。

そして次第に脳がたった一つのことしか要求しなくなる時が訪れます。それがまさに、休息です。時には、身体が必要とするものを与えてやる以外に選択肢が無い瞬間というのがあるのです。

基礎疾患

世界睡眠学会は、絶え間ない眠気は基礎疾患の存在を指し示す指標である、と主張しています。ほとんどの場合、睡眠障害は身体の問題と結びついていますので、そのことを全員が心に留めておかねばなりません。したがって、医師に相談することが常に推奨されます。

大抵は、さほど珍しくもない以下のような問題が過度の眠気に関連しています。

  • ホルモンの変動。甲状腺機能低下症は、極度の倦怠感や過度の疲労感と関わっています。これらは非常事態を訴える指標ですので、必ず気づいてあげねばなりません。
  • 夜間の不十分な睡眠。夜間によく眠れていないという人が多くいます。その結果、特に午前中に疲れを感じ、ただただ寝ていたいという気持ちになるのです。
  • ナルコプレシー。睡眠障害の中には、過眠症、つまり極度の眠気が特徴的なカテゴリーがいくつか存在します。ナルコプレシーがその誘因の一つかもしれません。これは睡眠を制御できなくなる病気で、患者はどんな時にもどんな場所ででも眠ってしまう恐れがあります。
  • クライン・レビン症候群。これは、主に若い男性に発症する非常に珍しい病気です。過食症、攻撃性、性欲亢進症を伴うという特徴があります。
  • 閉塞性睡眠時無呼吸症候群。この病気になると、夜中ずっと呼吸パターンに小さな閉塞が起こります。そのせいでイビキが出ることに加え、患者の多くが日中に過度の眠気に襲われます。

逃避手段としての睡眠

過眠症による眠気は、現実逃避の手段としての随意的な睡眠欲とは異なります。前者は生理学的機能以上あるいは代謝異常(甲状腺機能低下症など)による生理学的欲求であるのに対し、後者は精神的にいっぱいいっぱいになってしまった人が陥りやすい状況に過ぎません。

また、これは責任から逃れるための手段でもあります。つまり、「やらねばならないことが多過ぎる。何もかもが山積みになっていてどこから始めればいいのかもわからない。でも今はただ眠ってしまいたい」といった心情が反映されているのです。この背後には先延ばし癖が存在している上、上手く処理できない不安感が原因となっている場合も多いようです。

異常な眠気は隠れたうつ病のサインかも?

ブリストル大学(イギリス)による研究の中で、研究者たちは睡眠障害とうつ病との明白な関係性について議論を行なっています。要するに、不眠症あるいは過眠症はこの気分障害に苦しむ人々に周期的に起こる症状の可能性があるのです。

現実から逃れるためにベッドやソファに横たわり、寝てしまおうとする行為は多くの人に見られます。うつ病を患う人たちは、痛みを感じたり自分として存在するのをやめたがっているため、睡眠をその脱出口として利用しようとするのです。

過度の眠気 原因

過度な眠気への対応策

どんなケースであれ、一番良いのは医師に相談することです。そうすれば、なぜそれほどまでに眠くなるのかを説明してもらえるかもしれません。身体の異常により休息への要求が生まれることもありますが、頭脳の方が心配事や情緒的な問題から逃げ隠れたくて枕を欲しているというケースの方が多いようです。

過度の眠気を感じる期間がしばらく続いた、という経験はありますか?もしそうなら、以下のヒントに従うと良いでしょう。

  • 1日に9時間以上眠ることは健康にとって有害であり、逆に疲れが増してしまうということを頭に入れておいてください。
  • 一番望ましいのは、ルーティーンと固定スケジュールに沿って生活することです。毎日同じ時間に布団に入り、起床しましょう。
  • 座りっぱなしの生活は避け、楽しんで行える日常的なアクティビティを取り入れてください。エクササイズをしたり、集中力を必要とする工作などが効果的です。
  • 可能な時にはいつでも、日光を浴びるようにしましょう(日焼け止めなど適切な紫外線対策をした上で)。光療法には概日リズムを修正し、睡眠衛生を改善する効果があります。

最後に、睡眠の質が良いと必ず生活の質も良くなる、という事実を常に念頭に置くようにしましょう。お分かりのように、心の健康状態も身体の健康状態も睡眠に左右されるのです。

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