カップルによくみられる5つの衝突

07 4月, 2019
最近のカップルによくみられる衝突の中で、現実性の欠如が目立ちます。カップルにとって、愛がすべての答えではありません。

現代のカップルにみられる衝突は、おじいちゃんおばあちゃんの時代のものとは異なります。カップルの関係は、ここ30~40年の間に劇的に変わりました。性の役割、家族構成が変わってから、新たな衝突の要素が出現しています。

今現在、過去には存在しなかった感情的な要求に私たちは対処しなければなりません。友達、配偶者、恋人、パートナーの役割は、昔はそれほど支配的でもなく、必要不可欠でもありませんでした。しかし社会は、カップルは一定の感情的、性的、社会的、時には哲学的期待を満たすべきであるという考えを作り上げました。これはとても圧倒的なものになり得ます

これにより、なぜ、カップルによくみられる衝突が限界と関連しているのかも説明できます。愛着、自律、自由、約束に関し、人は混乱しています。また、簡単には満たすことのできない充足感や幸福への欲求も存在しています。

 

1.親密さ不足

落ち込む男性

セラピーに通うカップルの多くが、パートナーは自分を理解してくれないと主張します。この場合、心理療法士は、カップルのコミュニケーションを促すよう支援します。

最近、パートナーに弱い所を見られたくないと思う人が多いようです。恐怖や欠点について話すことに不快を感じ、また、パートナーには理解できないだろうと考えます。そこに十分な信頼がなければ、誠実で本物の会話をもつことは難しいでしょう。親密さは、相互の信頼に関わるということを忘れてはいけません。

 

2.コントロール

過去数年で、性の役割の重要性は低下しているため、理論的には、関係を築くことはより安定したものになり、平等であると言えます。しかし、バルセロナ大学の心理学者マリア・ホセ・カランサによると、カップルは今も厳格な型にはまり、それが非平等性と憤りを生んでいると言います。

そのため、カップルによくみられる衝突のひとつに、パートナーのどちらかが絶対的にコントロールをしたがるというものがあります。例えば、男性がすべてを決め、女性はただそれに従います。別のケースでは、一人が保護的になり、もう一方はただ保護されます。そのために、ひとりが自分の存在は小さく、意味がないと感じてしまうことも良くあります。多くの場合鬱になり、そうなると、カップルの力関係を変えようというモチベーションも湧かないのです。

海辺でケンカする二人

 

3.分化

分化は、結婚して生まれた家族から離れるプロセスです。昔は、新婚したカップルは、親戚と強いきずなを維持していましたが、カップルが自立し、ある程度の距離も必要だと言うことも皆分かっていました。

しかし、それが変わってきました。最近は、両方の生まれた家族が、カップルに大きく関わります。ケンカするたび、兄弟は意見を言い、おじいちゃんおばあちゃんが孫を育て、おじさんやおばさんも関わるなどです。実際問題として、生まれた家族からの分化がなくなったのです。今の世の中においてカップルに一番よくみられる衝突のひとつでしょう。

 

4.愛着

愛着の問題を抱え大人になる人はたくさんいます完璧な幼少期を過ごした人はおらず、多くの人がその人生の段階で傷を負っています。世話をしてくれていた人が依存しすぎていた、または、まったく気にかけてくれなかったなどの理由で、常に愛情不足を感じていたのでしょう。

ひとりひとりが、その傷を癒すため、努力しなければなりません。そうでなければ、その問題をカップルの関係に反映させることになるかもしれません。

川と木

 

5.約束の意味

これは、ポストモダンの問題が作り出した、現代のカップルによくみられる衝突のひとつです。カップルという関係を作らずに、頻繁に誰かと出かけ、性的関係をもつ人がいます。また、何年も一緒に過ごし、子どももいながら、結婚せず、同じ家に住まない人もいます。結婚し、その後離婚し、時折性的関係をもつ人もいます。

この種の約束をすることは、困難な課題になっています。関係にラベルをつけるとお互いの自由が脅かされると言うカップルもいます。

カップルによくみられる衝突により別れる人は少なくありません。現在多くの人が、「伝統的な愛」の考えを嫌い、拒んでいます。これは、多くのカップルが、約束や安心を求めつつ、社会がもつカップルへの期待を気にしないようにしているということを意味します。