騎士と世界:素敵な物語

2019年3月28日
これは、幻想の世界に疲れた、ある勇敢な騎士の物語です。彼は、新たな敵と出会うため、現実の世界に行くことにしました。彼があまり知らなかった何かが、人生の価値観を変えることになりました。

ペドロ・パブロ・サクリスタンの素敵な物語をご紹介します。物語は、ある勇敢な騎士が住む遠い王国で始まります。彼はとても勇敢で、助けを必要とするたくさんの素晴らしい人達を救ってきました。

モンスター、怒り狂ったドラゴン、悪い鬼と闘いました。これらすべてに勝ち、最も勇敢な騎士だと讃えられていました。

この勇敢な騎士は、突然、このようなおとぎ話に飽きてきます。これらのおとぎ話の生き物と闘う方法を知った今、新たな何かに挑戦したいと考えます。そして、この幻想の世界を飛び出し、現実の世界に行くことにしました退屈を寄せ付けない、何か新しく刺激的な挑戦を求めていたのです。

 

騎士、現実の世界に行く

彼は覚えていた呪文を使い、幻想の世界を飛び出し、現実の世界へ行くことに成功しました。見るものすべてに喜びを感じます。しかし、この新たな世界には、何か非常に強力な脅威が存在していることに、騎士は最初から気づいていました。人の表情にそれは見てとれ、彼はその脅威に立ち向かうのを楽しみにしています。

彼の周りは皆悩んでいるようです。真剣な顔をして、街を歩いています。人々は急いでおり、それは恐怖に支配されていることの表れです。多くの人が話しかけられるのを嫌がり、とても緊張しているように見えます。この勇敢な騎士は、これは現実世界の敵に立ち向かう大きなチャンスで、素敵な物語に、素晴らしい章を書くことができると考えます。

騎士と世界

街のあちこちを探しましたが、恐怖を刺激するものは何もありません。時が経っても、人々の鋭い目や緊張した姿が何を恐れているか、勇敢な騎士には分かりません。どんなに探しても、ドラゴン、魔女、鬼など人を傷つけるものは見つかりません。彼は混乱し、幻想の世界に戻ることにしました。

「笑いは、人の顔から冬を追いやる太陽だ。」

-ヴィクトル・ユーゴ―-

 

素敵な物語の賢者

幻想の世界には、王子様や勇気ある騎士が困った時に向かう、年を召した賢者がいます。勇敢な騎士は、この賢者が魅惑の森にある川のほとりで瞑想しているのを見つけました。迷うことなく彼に近づき、人々が怖れているものを知っているか尋ねました

老人は、この勇敢な騎士の質問に、非常に興味をもったようです。しばらく考えた後、答えは分からないと言います。これに関し、瞑想し、勉強する必要があるため、明日同じ時間に戻ってくるように騎士に言います。そして、賢者は次の日の同じ時間に、答えを与えようと言いました。

次の日、勇敢な騎士はその老人の元へ向かいます。老人は、現実の世界には、悪いモンスターや鬼、魔法使いはいないと言います。そこで、人は、敵を作らなければなりませんでした。問題は、その敵が彼らの内にいるということです。その敵とは、欲、妬み、愛の欠乏です。騎士はとても勇敢でしたが、この敵は非常に危険なもので、彼も倒すことができません。

本を読む少女

 

騎士の帰還

この素敵な物語のヒーローはそう簡単にあきらめません。そこで、年を召した賢者の警告があったにも関わらず、現実世界に戻り、住民を脅す、その得体のしれない敵に立ち向かう事にしました。闘う用意はできています。

勇敢な騎士は、皆のために尽くします。しかし、人々の反応は無関心で不信なものです。誰も恐怖を終わりにしたくないというようにも見えました。その意向が良いものであったとしても、変えることに興味がないようです。また、助けを求めません。

現実世界の人々の態度に悩み、騎士は森へ散歩に出かけます。悩み、歩いていると、道の大きな石につまずき転んでしまいました。その時、大きな笑い声を聞きました。彼が転んだため、子どもが彼を見て笑っていたのです。騎士はそれに怒りを覚え、注意しようと思ったとき、突然、目の前に光が差し込みました。

その少年は真剣に笑い、恐れていないように見えたのです。そこで、勇敢な騎士は学びました。恐怖を終わらせる唯一の方法は、笑いと無邪気さです。それが答えなのです。そこから、騎士は世界中を旅し、皆にもう一度、無邪気さを取り戻せるよう、笑わせ、できる限りの努力をしました。

「笑いのない一日は、無駄な一日だ」

-チャーリー・チャップリン-

  • Urbina, L. G. (1946). Cuentos vividos y crónicas soñadas. (Vol. 35). Porrúa.