子どもの退屈ー強力な学習ツール

2020年2月20日
子どもの退屈とは具体的にどういうことでしょう? このデジタル時代に、子どもは電子機器でのみ楽しむことを学び、それがないと退屈してしまうようです。

今日は、子どもの退屈が持つ力についてお話します。まず、人間の脳は常に刺激を求めるようデザインされていることを理解する必要があります。例えば、テレビがついている時に人と話すことは難しいですよね。それは私達の脳が、画面に映る動く映像の情報を取り入れようとし、目が画面に引きつけられるためです。

人間の脳は絶え間ない変化により豊かになるようにできています。どんなに小さく無意味なものでも、情報のあらゆる変化をアップデートしようとするのです。

このようなことが大人に起こっているのであれば、子どもの脳はどうでしょう? 子どもの脳にも刺激に対する同じニーズがあり、子どもの脳はより大きくこの影響を受けます。

「子どもを時々退屈させることが必要だと私は思う。そうやって子どもは創造性を身につけるのだから」

-キム・レイヴァー-

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子どもの退屈

残念なことに、子どもはニーズを満たす方法として主にテレビを見たり、携帯やタブレットを常用しています。このような刺激により脳は休むことができず、子どもの負荷になっています。実際、脳が休みたいと思わず、刺激を求め続けてしまうのです。

そして子どもは、悲しく憂鬱な口調で「つまんない!」と言います。子どもの世界は、電子機器を切った2分後に終わってしまうのです。それは電子機器がもたらすような感覚刺激を他に見つけることができないためです。

電子機器は子どもを楽しませ続けてくれますし、子どもは親の「邪魔」をしなくなるため、父親や母親にとっては非常に便利です。レストランやカフェで周りを見渡してみましょう。幼児がマルチメディアデバイスを持ち、大人は邪魔されず会話をしているグループを一組は見るでしょう。

また、現代では車にも画面がついています。後部座席の画面には、子どもを楽しませ、退屈させないという目的があります。さらに、運転手と助手席の人で会話を楽しむことができます

子どもの退屈に関し、すべきこと

子どもを退屈させないようにと私達がしていることは、子どもの健康のためというより大人のために行われているようです。退屈することはそんなに悪いことでしょうか? 退屈とは、実際どういうことなのでしょう?

携帯やタブレットがなかった数十年前、車の後部座席に乗った子どもは、窓の外を見ていました。それだけです。ただ座り、見て、聞いていました。それが魔法を作っていたのです。

もしかしたら首が長くて黒いたてがみをもった、茶色のかっこいい馬が車の横を走るのを、子どもは見るかもしれません。そうやって想像力が働くのです

子どもの退屈は、想像性を刺激する良い機会になるのです。

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子どもの創造性や想像力を豊かにするには

子どもの想像力を鍛えるにはどうしたらよいでしょうか? まず試しに、子どもに退屈な時間を与えます。脳が必要としている刺激を探させます。ここで、子どもが難色を示すのであれば、次のアドバイスをお送りします。

  • 電池のいらない物で遊ぶよう促しましょう。罰としてではなく、ゲームやチャレンジのような感覚で与えます
  • あなたがロールモデルです。まず、あなたが見本を示しましょう。時間を決めてあなたもテレビを消し、マルチメディアデバイスを使わないようにするのです。
  • 選択肢を与えるのではなく、自分にとって何が刺激的であるかを自分で探させましょう
  • 子どもがおもちゃを手にとったら、それが何かに注目してください。アニメの人形、ミニカー、パズル、工事現場ごっこ、手芸、本など…これを見ることにより、子どもが何を楽しむかを知ることができ、また似たタイプのおもちゃを与えることにより想像力をより豊かにします。
  • 子どもが一人で楽しむことができないのであれば、まず一緒に遊びましょう。そして少しずつ離れます。こうすることにより子どもはあなたに依存的になりません
  • 子どもが楽しめる物が見つからない時は、一緒におもちゃを見てみましょう。もう遊ばないおもちゃがあるかもしれません。その場合、子どもも一緒になってどこかに寄付するのもいいですね。
  • 遊びの時間の自主性を褒めましょう。子どもが何をどうするかをよく観察しましょう。どのような新しいチャレンジがあるか、達成には何が必要かを見ましょう。
  • 電子機器を使うことができる時間を決め、一週間のスケジュールを立てて、それに従いましょう。

さいごに

子どもは皆、同じではありません。電子機器に触れる時間が減ることにうまく適応できない子どももいます

ここで、子どものわがままを受け入れないことが重要です。そうすることで子どもの強く頻繁な怒り、主張、批判が明らかになり、あなたの介入がどの程度必要かを知ることができます。