青年期の感情的依存

2019年10月7日
青年期、感情的に誰かに頼れることは大切なことです。成長過程の一部ですが、それが依存に繋がってしまうこともあります。

嫉妬のような感情的な困難を乗り越えたり、青年期の感情的な依存をきちんと処理するには時間がかかります。青年期の感情依存にはいくつか特徴があります。今回の記事では、その特徴を詳しく紹介します。

日々の人間のコミュニケーションは複雑なものです。現代の社会、新しいコミュニケーション方法、特異な人格などは、感情的依存を促す要因となる場合があります。多くの人が、人生のどこかで現実と向き合うことになりますが、理想的なのは青年期でしょう。

感情的依存は、依存している本人、そして周囲の人間に多大な不安を生み出します。以下で詳しく見ていきましょう。

青年期:転機と変化の時期

この重要な青年期を表現する言葉をあげるとすれば、それは変化でしょう。この変化は生物的なもの、また社会的なものです。そしてその変化が青年期の感情、考え、行動に色々な影響を及ぼします。それゆえ、この時期にパーソナリティーが構築されるといっても過言ではないでしょう。

しかし、この時期に大切なことは変化ではありません。それよりも、どのようにこの変化が起きるかです。この変化が、生物的であれ、社会的であれ、感情的であれ、性的であれ、全て速いスピードで起こります。10代の若者は、このめまぐるしい変化にきちんと向き合うだけの能力や、成熟した精神を兼ね備えていません

感情的な変化に焦点を置いてみると、変化がある特有の状況で起こっていることがわかります。青年期というのは、いわば社会的なコンセプトなのです。10代の若者が青年期にどのように生活し、成長そして変化するかは、社会的要因が大きく影響します。

また感情的な観点からいうと、青年期は、極度のプレッシャーと戦う時期です。自分がおかれた環境に対応するため、周りのグループに受け入れられようと必死になります。仲間に入りたいグループに入って、馴染むために、自分の行動を変えるようになります。また恋愛関係においてのプレッシャーなども、この時期の若者に不安を与える要因となります。

このような人間関係の中で、感情的に自身を理解する力を身につけなければなりません。しかし、全員に自分の限度を設定できる自信や、社会的なスキル、または最良の方法で感情を伝えることができる能力が備わっているわけではありません。

青年期の感情的依存

社会的な人間関係形成の段階で起こる感情的な依存について書きましたが、他にも青年期に起こりやすい依存があります。それは、母親や父親との関係、友人との関係の形成時の感情的な依存です。

しかし、今回は恋愛関係における感情的依存に焦点を置いて、色々なタイプをみていきましょう。このタイプの感情的な依存には下記のような特徴があります。

  • 欲求:感情的依存がある時には、色々な欲求が生まれます。この欲求は相手と時間を過ごしたいという欲望や、相手に受け入れられたいという気持ちから生じるものです。
  • 恐れ:感情的な依存(または嫉妬心)の深層心理は恐れであることがほとんどです。この場合、孤独、拒絶、または見捨てられることへの恐怖心が根底にあります。
  • 自由の欠如:どのような感情的な依存であれ、自身の自由に何らかの影響がでてきます。感情的に依存してしまうと、自分が好きなことができなかったり、自分の気の知れた人と時間を過ごすことが難しくなったりします。
  • 行動、考え、感情への影響:青年期に感じる欲求は行動、認知、感情、それぞれの分野で影響を与えます。現実の捉え方が大幅に変わってしまい、誰かに感情的に依存していることさえもわからなくなってしまう場合もあります。もちろん、周囲の人間には何が起こっているか明らかです。
  • 社会的孤立:恋人に注意がむくため、他の人と時間を過ごすことが少なくなります。感情的に依存している若者は、より長く恋人と時間を過ごそうとします。そして結果的に、自分の以前の仲間と過ごす時間が徐々に減っていきます。

双方の感情的依存

上記に加えて、双方の感情的依存、または相互感情的依存も簡単に取り上げておきましょう。これは、恋人がお互いに感情依存し、依存を強めるネガティブな行動パターンを強調していく傾向をさします。

青年期の若者が恋人に感情的に依存している場合、相手とすぐに別れるようにアドバイスしてはいけません。それよりも、オープンに話し合い、話を聞くことが重要です。

共感し、サポートしてあげることが、感情的に依存している人にとっては一番です。周囲からみて明らかに感情的に依存していても、本人はその状況に気づいていないことがほとんどです。ですから、彼らがアドバイスを受け入れるには時間が必要であることを理解しましょう。