子どもの気性をどのように理解し対処するか

18 12月, 2018

マヤ・アンジェロウが「私の記念碑がこの世にあるとしたら、それは私の息子です」と言ったのには、おそらく理由があるのでしょう。このフレーズは美しいものかもしれませんが、実際は子どもの態度の悪さやあまりにも不活発過ぎることでイライラして、髪をかきむしる結末になることがよくあります。問題の本質は、どの赤ちゃんもそれぞれの気質を持って生まれてくるということです。私たちはこの事実に慣れる必要があるだけなのです!

子どもの気質は、とても幼いころからでも明確であることを忘れてはいけません。育てられ方や周りの環境も、気性に対して多少の影響はあります。しかし、それでもなお、個性というのは、生まれ持つ気性から多大なる影響を受けています。それが、その子が遺伝子プールの謎から受け継いでいるものなのです。

子どもの気性

子どもの気性を知ることは、子どもが赤ん坊のころだとしても、とても大切なことです。子どもの気性を知ることで、例えばその子へ効率的に物事を教えるにはどうすればよいのか、といった価値のある情報を得ることが出来ます。実際、とても早い段階から、その小さい子が将来どのようになるか見当をつけることができます。「大きくなったら、天才になるだろう」や「わあ、とっても落ち着いているね!」といったコメントは、大概何らかの形で将来に影響します。これらの特性は、変わったり、ある程度発展したりすることがありますが、変化が少なかったり、まったく変化がない部分もあります。

科学用語では、子どもを大きく3つの気性のタイプに分けることができます。一方は「簡単な子ども」です。その対極には「難しい子ども」がいます。そこに「無感情な子供」という分布を加えると全てが揃います。以下では、この3つのタイプをそれぞれ説明していきます。

もちろん、子どもをこのように分類することは、一般化という罪を犯しています。実際、これらの3つの性格タイプが赤ん坊に絶対に適用できるとは限りません。例えば、とある子は、無感情の割合が高く、難しい子どもの割合も少し混ざっていることもありえます。

また、時々無感情になる「簡単な子ども」である場合や、時々とても扱いやすい無感情な子どもの場合もあるでしょう。

これら全ては、完璧な分類ではありません。しかし、子どもを理解したり、特定の性質に基づいた対応方法を学んだりするための指針となります。

簡単な子ども

研究によると、40%の赤ん坊は「おおらかな」気性を持っています。つまり、育てるのが簡単で、通常、気性に関する問題がなく、容易に健康的な習慣を身につけるということです。

こうした子どもは、変化に順応するのが上手く、規則に従うことを幼い頃から学びます。彼らは、面識のある人と見知らぬ人の両方に対して、とても「笑顔」である傾向があります。すべての親が自分の子どもとして選びたい気質です。

難しい子ども

気難しい気性の子どもは、赤ん坊全体の10%を占めています。このタイプの子どもを育てることの難しさで、彼らの親は、ほぼ1日24時間ずっと、途方もない忍耐力を示す必要があります。このタイプの子どもは、親の忍耐力をテストする真のエキスパートだということができます

一般的に、このタイプの子どもは、とても簡単に腹を立て、健康的な習慣を身につけるのが困難に感じます。したがって、彼らの行動を和らげるために、厳しい制限や良い指導方法、そして愛情を注ぐことが必要です。このタイプの子どもは、安心感や愛情を感じにくい傾向があるため、少々不信感を抱きやすくなります。

「赤ん坊は、人類にとって白紙の小切手である。」

―バーバラ・クリスティーネ・サイフェルト―

無感情な子ども

3番目のタイプは、子どもの気質が無感情と説明される場合です。このタイプは赤ん坊の15%を占めていて、とてもおおらかな点で際立っています。このタイプが何かに対して不満を言うことはまれで、変化にも完璧に順応します

要するに、このタイプの赤ん坊は、外部からの刺激に対して若干無関心だということです。これは特に心配する必要があることではありません。彼らは、たいていの場合、外部の世界を重視しないということです。彼らは、外部の世界を予測どおりで、特別に驚くことではないと受け止めているのです。もしくは、同じ年の他の子と比べて、予測どおりで驚くことではないと受け止めやすいとも言えます。

実際、彼らが持つ周りに対する無関心は、そのものが好きだというサインではなく、順応しているということを示しています。

これら全てのタイプの赤ん坊や子どもへの対処法は、全て同じです。子どもの気質が持つ問題点を抑えながら、良い部分を強化していくようにしなければいけません。その意味で、子どもに何かを教えたいと思ったときに、子どもの気質を知ることが重要になります。

例えば、とても活発な子どもは、物事を試させて、それを訂正していくほうが良く学べるでしょう。より物静かな子どもの場合は、物事に挑戦する前と後、両方で教えることができるでしょう。

残りの35%は・・・

最後に、これまでのパターンにぴったりと当てはまらない子どもが35%います。この子どもは、混合した性質を持っていると言われています。つまり、このタイプの子どもは、それぞれの気性タイプの特質を異なる割合で示すということです。

普段は落ち着いた子どもだとしても、特定の状況になれば困難や無関心な反応をすることもあります。明確に定義できる100%のパターンというのはありませんが、全ての赤ん坊は、通常優勢なタイプを特定することができます。

「赤ん坊とは、体の中で9ヶ月間、腕の中で3年間、そして死ぬまで心の中に抱え続けるものである。」

―メアリー・メイソン―

様々な情報をお伝えしましたが、あなたの赤ちゃんや子どもが、どのタイプの性質か分かりましたか?この情報はとても大まかではありますが、ガイドとしてとても便利です。子どもの発達を助けたいと思ったら、子どもを理解する方法を学ぶことは不可欠なのです。