子どもをしつけるための気晴らし法

気晴らし法は、子どもにも応用が簡単な方法です。そのやり方とメリットを本記事でご紹介します!
子どもをしつけるための気晴らし法

最後の更新: 16 4月, 2019

気晴らし法は、特に幼い子供に有効な良い行動管理法です。子どもの興味と注意をそらすことで、望まないふるまいを起こさせるような状況を回避することができます

気晴らし法は、子どもの行動に問題があると親が判断した際に効果的な方法です。例えば、長い間座っていたり、自分にとって難しいことを行っていて、子どもがいらだっているときに有効です。

子どもの気晴らし法は、応用が簡単です。何か面白いものや変わったものを指摘したり、集中力を上げる簡単なゲームをしたり、簡単な物体で遊んだりするだけで構いません。基本的に、子どもの気をそらして、楽しませるものなら、何を選んでも良いのです。起こりえる良からぬふるまいを避けることが目的です。

気晴らし法応用の鍵

すでにお話ししたように、気晴らし法はとても簡単です。子どものふるまいが、周りで起こることに影響を受ける、ということを知っていればなおさらです。子どもの前頭前皮質は完全には発達しきっておらず、つまり、大人のように注意を制御することは出来ません。この特徴を利用しましょう。

そのためには、次のことを考えてみてください。

  • 子どもは、望まない行動を引き起こす活動や刺激の代わりとなるものが必要です。新しい活動、おもちゃ、ゲームを提供したり、すでに持っているおもちゃの新しい使い方を教えてあげましょう。創造力を使ってください!
  • 場面を変えましょう。普段は行かない場所へ行きましょう。新しい見方ができるように、行ったことのない場所へ行ってみても良いですね。 
  • 気晴らしとなる刺激が少ないような状況では、いくつかのアイディアを持参しておきましょう。

さて、ふるまいに問題のある、少し大きな子どもを扱っているとしましょう。こういったケースでは、次のような方法を試してみてください。

  • 会話の主題を変えてみましょう。
  • 簡単なゲームや活動を提案してみましょう。子どもの注意を惹くような、面白いものにしてください。
ママと息子


気晴らしと方向転換

気晴らし法は、方向転換と関連のある修正法です。方向転換は、子どもの意識を、害のない活動や刺激に逸らします。

間接的に、気晴らしとは、興味をひくような活動を再評価して、良い姿勢の源として利用することです。これらを活用すれば、子どもにごほうびを与えて、自尊心を高めることができます。別の言葉で言えば、ポジティブ強化がしやすい状況に子どもを置いてあげるということです。

気晴らし法でネガティブなふるまいを強化しないように気を付ける

もし子どもをしつけるために気晴らし法の導入を考えているのであれば、気を付けておくべきことがあります。楽しくて、達成感のある活動を、誰かを傷つけた後や、癇癪を起した後にしてしまうと、意図せずしてそのような行為に報酬を与えていることになります。悪いふるまいを事前に避けるために、気晴らし法を使ってください。そうすることで、選択肢が広がります。

また、気晴らし法はどんな状況にも対応できるというわけではありません。例えば、子どもが自分の行いが間違っていると分かるまで、癇癪をなだめないと決めなければならないようなときもあるかもしれません。実際に採用する前に、この方法を使用する方法を精査することが重要です。

こういった意味で、理想的なのは、異なる教育・しつけ方法を合わせることです。こうすることで、文脈に関わらず、親の介入が活きてきます。いろんな方法を知りましょう。より多くのツールがあればあるほど、好ましいです。特に、一つのしつけ法に頼っていると、そのうち効力を失います。

さらに、気晴らし法を利用したときの、子どもの反応を注意して見ておきましょう。そして、その導入方法に、矛盾がないようにしてください。柔軟でいて、思ったような結果が得られなければ、別の方法を使用しましょう。

紙飛行機


体罰のかわりとしての気晴らし法

E・ガーショフ教授は2010年にある研究を発表し、 しつけに関する多くの研究は、主に親の体罰に焦点が置かれていると説明しています。この理由としては、体罰が子どものしつけをするにあたって議論を呼ぶような方法だからです。

しかし、体罰は子どものネガティブなふるまいをなくし、ポジティブなものを促進するために、親に使われる方法のひとつです。世界中のすべての親が体罰に頼っているということではありません。多くの親が日々使ってはいるものの、完全に反対の姿勢をとっている親もいます。

さらに、2007年の研究では、親が良く使う10の異なるしつけ法を分析しています。これによって、予想外の結果が導き出されました。体罰は、未就学児の親が最も使用しない3つのテクニックのうちのひとつだと発覚したのです。最も一般的なしつけ法として、子どものふるまいの制御、子どもと話す、気晴らし、模範があります。

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  • Gershoff, E. T. (2010). More harm than good: A summary of scientific research on the intended and unintended effects of corporal punishment on children. Law and Contemporary Problems. https://doi.org/10.1525/sp.2007.54.1.23.