心に安全スペースを作るためにベストな方法とは?

01 10月, 2020
心の中の安全スペースの作り方を知りたいと思いませんか?この記事を読み進めてその方法を学んでいきましょう!

刺激の溢れるこの世界において、心の内側に安全スペースを作り出すことは簡単なことではありません。しかし実のところ、これはそれほど労力を要さない、かなりやり甲斐のあるタスクだと言えます。なぜかと言うと、自分自身と改めて繋がり合える場所を持つことで、学びを続けながら成長していけるようになるからです。

では、心に安全スペースを作るとは正確にはどういうことなのでしょうか?安全スペースとは、いわば日々の出来事が渦巻きのように自分を飲み込み、途方に暮れてしまうような時に、駆け込めるような場所のことなのです。これは自分だけのプライベートな空間です。また、望んだ分だけヴァルネラビリティを身に付けることのできる可能性に満ちた場所でもあります。

安全スペースに対する考え方はその人によって変わります。それは誰もが異なる欲求を抱いているためです。しかし安全スペースを組み立てる柱を設置する際には、全員に共通する土台が必要となります。

心の中にこの避難所を作るためには、自らの思考を批判することなく静観できるようにならねばなりません。つまり、脳内の思考に対して反応しようとせず、ただそのまま漂わせておく必要があるということです。これは、それ以外に打つ手が何もない状況の時には特に大切になります。

お分かりの通り、これはある意味で瞑想の実践に似ています。ここから先は心のシェルターの作り方と、その過程が私たちにもたらすメリットについて見ていきましょう。

“静寂とは、大いなる強さの源である”

-老子-

心 安全スペース

心の内側の安全スペースを作るには

このスペースは、ただ脱出するための場所というよりかはその反対のことを行うための場所であるべきです。自己と結びつくために、そして同時に日々の不要な刺激から離れるためにこの空間を活用しましょう。ある種、嵐が襲ってきた時に向かうべき強固な地盤のようなものです。ここで言う嵐とは、私たちを震え上がらせたり身動きを取れなくさせ、ストレスを与えてくるあらゆる状況のことを指します。

では、一体どのタイミングで心のシェルターを組み立て始めれば良いのでしょう?自分が学んできたことに対して疑いの目を持ち始めた時がその時です。つまり、その時間を利用して表面的にではなく深いところにまで思索が及んだタイミングで始めてください。では、そのやり方は?何からスタートすれば良いのでしょうか?実は、これを成し遂げるためのカギとなるアイディアが三つ存在します。

一日に数分間は、何もしなくて良いという許可を自分に与えよう

一日のうちほんの数分間は、シンプルに何もせずに過ごしてください。ここでのコツは、例えば病院の診療待ちの時間など、何らかの待機時間を活用することです。そのような時間ができたら、すぐに携帯で音楽をかけようとしたりその他の気をそらせるようなものに手を出すのはやめましょう。代わりにこの時間を、何も考えずにただその場に存在しているだけの時間としてください。これは、心を泳がせ、毎日のせわしなさの中でちょっとした安らぎを見い出すということを意味します。

目標は、暇つぶしの道具になるような刺激を探すのを止める、ということです。実践と練習を重ねることで、一日の中のその他の瞬間においてもこの方法を活用できるようになります。朝目覚めたらすぐに、数分間瞑想を行ってみましょう。そして帰宅時にはソファに横たわって瞳を閉じ、リラックスしてみてください。

空っぽの自分になることを許してあげよう

心のシェルター作りに役立つもう一つの小さなアクションは、「こうであって欲しい」、「これをして欲しい」などという自分に対する期待を遠ざけてみることです。また、自らの持つ他人への期待も手放しましょう。なぜなら、私たちが行うべきなのは自身の本質とつながり合うことだからです。エゴや思考、そして自分を過去に縛りつけるようなもの全てを放棄してください。

物事はみな、私たちの内側にある安全スペースの中の「今、ここ」で始まっては終わって行きます。したがって、過去や未来にばかり気を取られるのを止めることが私たちの目標となるのです。

このような生き方をすれば、折に触れて私たちをイライラさせるような制約や期待に邪魔されずに現在を楽しめるようになります。これは、外の世界で起こっていることに立ち向かえるようになるために、まさにその瞬間に自分の内側で起こっていることと繋がり合うということなのです。こうすることで、出鼻を挫かれそうな状況からも優雅に浮上できるようになるでしょう。

平和な安全スペースを思い描こう

安全スペースを作るためのもう一つのテクニックは、平和と安全をもたらしてくれるような場所を思い描いてみることです。それはビーチでも構いませんし、砂漠の真ん中にあるオアシスや熱帯林でも構いません。

ここでの目標は、落ち着いてじっくりと考え事をする必要があるときに、頭の中のその平和な場所にいる自分自身を視覚化できるようになることです。

障害はつきもの

心の安全スペースを作り始めると、何らかの障害に遭遇する可能性があります。それは抵抗や恐怖、不確実性、不安、痛みなどです。しかしそのプロセスについてはそれほど心配する必要はありません。あまり気にせずに安全スペース作りを進め、プレッシャーや要求に惑わされることなくゆっくりと形作って行きましょう。

また、沈黙したまま落ち着こうとした際に抵抗や恐怖が生まれてしまうのは正常なことです。なぜなら、普段の私たちは思考や行動を止めることに慣れていないからです。

それでも、途方に暮れてしまうのはやめてください。これはゆっくりと進めて行くべきプロセスであることを思い出しましょう。したがって、これらの習慣を毎日実践して日々のルーティーンに取り入れて行き、最終的に心に安全スペースを作り上げれば良いのです。そうすると大きな恩恵が得られるはずですよ。

心 安全スペース 方法

心に安全スペースを作るメリット

この密かなプライベート空間からはどんなことが期待できるのでしょうか?心に安全スペースを持つことの一番のメリットは、変化の真っ只中にいる時、そして人生における複雑な状況や危機的状況に陥った時に必要となる強みを引き出せるようになることです。

また、心に避難所を作っておけば誰からもジャッジされることのない場所がもたらされます。つまり、ただ呼吸をして自分自身とだけ繋がり合える場所を持てるということです。

特に時間をかけて安全スペースを作り上げ、それを強固にできている時には、突然の変化に対処できるようになるという恩恵も受けられます。心の安全スペースとは、自分が経験したあらゆることを、批判を行うことのない観察者としての観点から理解させてくれるツールなのです。

しかし注意していただきたいのは、心の安全スペースは全ての痛みや苦しみを取り除いてくれる魔法のメカニズムではないという点です。これは、あらゆるシチュエーションに落ち着いた心で向き合ったり、目の前が真っ暗になってしまった時に駆け込んだりできるような場所なのです。

最後になりますが、心に安全スペースを作ることが、私たちが探し求めている全てのものや必要としているあらゆるものは、実はすでに自分の内側に存在しているのだという事実を理解するための初めの一歩となるでしょう。