好奇心旺盛な子犬:自省についての美しい物語

2019年5月30日
世の中に対して優しく接している人は親切心を受け取ります。そして、世の中に対し攻撃的に接する人は攻撃を受け取ります。この物語は、自省の大切さを教えてくれているのです。

好奇心旺盛な子犬の物語は、自省についての物語です。物語は、はるか遠くにある森の中で始まります。深い森の中にある廃屋となった家。何年も人が住んでいる気配のない家です。子犬はその家に気付きますが、その家を怖がります。「嫌なものでも見つけてしまったら・・・」と考えて怖くなり、その家には近寄りませんでした。

ですが、気にはなっていました。翌日、子犬はその家の少し近くまで戻ってきましたが、中に入る勇気はありませんでした。太陽が照りつけ始め、気温は耐え難いほどに上がっていきます。子犬には暑い日差しから身を隠す場所が必要でした。

少し戸惑った後、子犬は家に入る決心をしました。家の中は全くもってがらんとしていました。「こんにちは!」と子犬は言いましたが、誰も返事をしません。部屋の片隅に階段を見つけた子犬は、近づいてみることにしました。そこには誰もいる気配がありません。子犬はよくよく気をつけながらも階段を上り始めました。そして、この後、この好奇心旺盛な子犬の物語は衝撃の展開を見せるのです・・・

「私達は享受するものによって生計を立てているが、与えるものによっても生計を立てている。」

―ジョン・マクスウェル―

意外な出会い

子犬が階段を上ると、大きなリビングに突き当たりました。驚いたことに、そこには自分と同じような子犬が何百匹といたのです!そして、皆、自分のことを待っていたようでした。

好奇心旺盛な子犬

好奇心旺盛なこの子犬はとても嬉しくなりました。他の犬達はとてもフレンドリーに見えます。その様子から自信を持った子犬は小さな足を上げて、挨拶をしました。皆、すぐさま、子犬に挨拶を返しました。子犬は親しげに吠え、他も同じように続きました。「なんて素敵な場所なんだ!」と子犬は思いました。「戻って来れそうな時にはいつでも戻ってこよう!」

日々が過ぎ、今度は別の犬がこの家にやってきました。この犬は前の子犬とは違って、もっと怖がりでした。この犬も前の子犬と同じ手順をたどりました。この犬はその家を見つけても、近くには行きたいと思いませんでした。あまりに怖かったので、近寄りすらしなかったのです

同じ場所、異なる出会い

二番目の犬は、この辺りにはたくさんいい場所があることを発見しました。彼はその場所へ戻ることにしましたが、廃屋からは常に距離を取っていました。しかし、ある日、豪雨が降り、仕方なく、廃屋に入らなければいけなくなってしまいました。

美しい自省の物語

最初の犬のように、彼も穴を掘って、家に入りました。中に入ると、彼は全てをとても注意深く見まわしました。奥には階段が見えますが、近づきませんでした。そして時が過ぎ、寒くなってきました。二階に行けば、少しは暖かいかもしれないと二番目の犬は思いました。そこで、勇気を出して、階段を上りました。

階段の上に着くと、最初の犬が見たのと同じ広間が見えました。辺りを嗅ぐと、この場所には誰も住んでいないように思えました。ところが、彼も自分と同じような犬が何百匹といるのを見つけたのです。彼がすぐさま攻撃の姿勢を取ると、他の犬達も同じ姿勢を取りました彼が激しく吠えると、他の犬達も激しく吠えたのです!彼はありったけの力で廃屋を飛び出し、「二度と戻るものか」とつぶやきました。「なんてひどい場所なんだ!」と彼は思いました。

あまりに急に飛び出していってしまったので、彼は床にあった古い看板を見落としてしまいました。看板にはこう書いてありました。「鏡の家」。最初の犬も二番目の犬も、自分が見たものが鏡に映った自分の姿だということには気づいていなかったのです。

この物語の教訓:自省

この好奇心旺盛な犬の物語は、私達がよく見落としてしまう真実を教えてくれています。私達が他人の中に見ているものは、基本的に、自分の鏡映しなのです。基本的に、私達が相手に与えているものを相手から受け取っているのです。世の中に対して優しく接している人は親切心を受け取ります。そして、世の中に対し攻撃的に接する人は攻撃を受け取ります。この物語は、自省の大切さを教えてくれているのです。

人間は、遺伝的に多大な社交性に恵まれて生まれてきます。私達は団体の中で生きるように生まれてきました。それは私達の生物学的かつ文化的成り立ちの一部です。私達は自分勝手なこともあるかもしれませんが、属すべき団体はいつだって誰にでもあります。

その団体に属す他のメンバーが参考とするのに重要になります。彼らは、「鏡の家」のように振る舞います。彼らの中に見るものは、この好奇心旺盛な子犬の話のように、私達自身の中に見るものと大きく関係しているのです。

自省の大切さ

世間は辛いところだと感じたら、その世間に疑問を抱くのではなく、私達自身に疑問を抱いてみましょう。間違っているのは世間なのだろうか?あるいは、あまり前向きでないのは私達の方ではないだろうか?この好奇心な子犬の物語は、今が前向きに自省する時なのかどうかを考えさせてくれるのです。