更年期が女性の気分にもたらす影響とは?

更年期は女性たちの気分にどう影響するのでしょう?イライラしやすくなりがち、というのは本当なのでしょうか?本日の記事でその答えを見つけてください!
更年期が女性の気分にもたらす影響とは?

最後の更新: 16 1月, 2021

更年期(月経閉止期)とは、女性の卵巣がエストロゲンとプロゲステロンを生成しなくなるために、月経が停止した期間を指します。更年期は普通45〜50歳頃から始まり、症状は多様で、身体症状もあれば情動性症状も見られます。スペイン更年期研究学会によれば、女性の75%が更年期の間にそういった症状を発現させるそうです。本日は、更年期が女性の気分にどう影響するのかについてお話ししていきます。

子どもを産めなくなるこの段階に達すると、多くの女性が身体や気持ちの面での変化を感じ始めます。それは、女性を新たな現実へと誘う重要な移行期間なのです。

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更年期と気分との関係性

更年期は、身体症状として発現するだけではありません。情動の面にも多大な影響が及ぼされるのです。これからご覧いただく通り、多くの症状が気分と関連しています。中でも特に知られているのが気分に波が出る、イライラしやすくなる、といったものです。

また、更年期は女性の性的欲求にも関連するため、これが気分に影響します。次は、直接的にあるいは間接的に気分やウェルビーイングに作用する、更年期のもたらす様々な変化についてお話ししていきましょう。

気分の浮き沈み

アメリカ国立老化研究所によれば、更年期に付随する潜在的作用の一つに、気分の変動があるそうです。これは突然あるいは次第に起こりますが、閉経後すぐあるいは中盤で現れる傾向があります。

気分の変動には、泣いている状態から突然笑い出したり、なぜだかわからないまま怒り出したり、はっきりした理由もないのに悲しくなったりすることなどが当てはまります。これらは全て更年期への反応として一般的ですが、抵抗しようとしても症状は悪化するだけです。

その意味では、この新たな現実を自分自身についてもっと学ぶための好機として受け入れることが、望ましいアプローチだと言えるでしょう。人生とは結局変化の連続であり、その変化を思慮深く歓迎することができれば、この移り変わりを楽しむ道が見つかるはずです。

イライラ

アメリカ国立老化研究所によると、更年期が気分に及ぼすもう一つの作用が、イライラを生じさせることです。

更年期の真っ只中にいる女性たちは、あらゆることに煩わされたりイライラさせられたりすることがよくあります。概して、どんな外部要因(コメントやジェスチャーなど)に対してもこれまでより敏感になってしまうのです。

情緒不安定

閉経によるホルモン変化は、生殖能力の喪失も伴って、情緒の不安定性に繋がる場合があります。

この不安定性の度合いは、その人の置かれている状況やコーピングスタイルによって左右されます。例えばちょうどこの時期に成人済みの子どもが家を出て自立する(空の巣症候群)と、情緒がますます不安定になる恐れがあるのです。

更年期が気分に与える間接的な影響

ここまでで、更年期による重大な気分関連の症状をいくつか見てきました。では、間接的に気分へもたらされる変化についてはどうでしょう?以下が、特に重要な症状です。

集中力の低下

アメリカ国立衛生研究所によれば、更年期によるもう一つの症状として集中力の低下があるそうです。認知症状であり情動性症状ではありませんが、これにより気分にも確実に影響が出ます。どういうことかと言うと、集中できないという事実により、怒りや悲しみ、あるいは混乱を感じてしまう可能性があるのです。もちろん、女性一人一人によってその発現の仕方は様々です。

更年期が女性たちの気分にもたらす影響とは?

セクシュアリティの変化

更年期になると、リビドー(性的欲求)が減退する傾向があります。スペイン更年期研究学会によれば、これが起こるのは男性ホルモン(アンドロゲン)が最大で50%減少し、そのせいで女性の心理的ウェルビーイングにネガティブな衝撃が加えられるためだそうです。また、これは恋愛関係にも影響を与え、不安障害やうつ病を引き起こす恐れがあります。更年期関連の不安障害やうつ病を患う確率は人によって異なります。

また、アメリカ国立衛生研究所は膣の乾燥も更年期の症状の一つだと指摘しており、これにより女性の性生活や気分にも影響が出るのは明らかです。ですが、膣の乾燥に対処するためのジェルや潤滑剤は処方薬も市販薬もたくさん販売されています。

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