公文式とは
「本は子供を育ててくれる。」は、公文式創始者の公文公の言葉です。世界中で400万人もの会員がいる、この公文式についてみてみましょう。
歴史を振り返ってみると、わたしたちはさらに効率的で自然な方法を追い求め、様々な教育法を試してきました。公文式はたくさんの親に信頼されている教授法のひとつです。なぜでしょうか?
公文式とは?
公文式は、個々の生徒の能力と可能性を見極め、能力の発達段階にもっとも適した教育を行うことを理念として掲げています。 子供の能力に基づく、個別で個々のプロセスです。
このプロセスは、子供の安心感を高めることを目指しています。その為に、公文式では刺激と遊びを通じて子供たちに自分たちでの力で知の追求をする機会を与えます。
公文公とはだれか?
公文公は自分の息子の教育に悩む数学の教師でした。自身の息子、毅の結果が思わしくないテストを見つけたとき、息子の興味を引き立たせ、より良い結果を引き出すための教材をつくりました。公文は、負担になりすぎず自主性を持たせるために、息子が自分で勉強するようになるようなストラテジーを生み出しました。
しかし、公文は息子と同じ問題を抱えた生徒が他にもいることに気づきました。そこで、助けを得ることなく解決することができ、かつ難しい問題に挑戦する機会を子供に与える教材を開発することを決意しました。そこには、自主性のある子供を作り出したいという思いがありました。
公文の息子の毅が成果を見せ始めると、面白いことに公文の近所の人が自分たちの子供に彼のメソッドを試してほしいと頼みました。1958年には、日本の大阪に最初のオフィスを立ち上げています。こんにち、世界中の400万人以上の人が公文のメソッドで学習しています。
「個々の可能性を広げることは、社会や国の可能性を広げることだ。」
-公文 公-
公文式メソッドの4本柱
公文式の問題を子どもたちが解くためには、年齢や学年に関係なく、勉強への自信と興味が促進されなければいけません。そのメソッドは、4つの基本的な柱のもとに成り立っています。
個人別・学力別学習
公文式では、学年レベルは公文式の限界でも目標でもありません。子ども一人一人が探求し、個々の能力に応じて能力を最大限いかすことを目標にしています。常に安心感と自己管理能力をもって、ベストに向かい、純粋な学習の喜びのために生徒は少しずつ努力する必要があります。
自学自習で進む
公文メソッドは、子供たち自身が自分の努力で学習する能力を重んじています。どんな子供でも、努力で問題を解決することができます。自分自身を教育し、自分の力で答えを導くことができます。
段階的に少しずつ進む教材
このメソッドのもう一つの柱は、段階的に一つ一つをクリアしていくようにデザインされた教材です。教材は、個々の学びのリズムに合わせて難易度が難しくなるようにデザインされています。こどもの理解力と楽しみに応じた教材です。
観察者としての指導者
指導者は、公文メソッドの中でも重要な役割を果たします。個々の児童の学習能力及び人格の観察者の役割をしています。指導者は、生徒の能力に応じて教材を順応させます。また、進み続け自分の能力をいかすように応援しながら、子供たちの学習の成果を助けます。
「もっともっとたくさんの子供が、公文式で自分で学習できることになってほしい。そうすれば、勉強は他の人にさせられる苦痛ではなくなって、自分で成果を出せる遊びのようになる。」
-公文公-
公文式についてどう思いますが?子供の能力と学習能力を最大限いかすいい方法だと思いますか?自然に段階的に学ぶことが一番いいという点において、同意している人はすでにたくさんいます。この方法論が、効果的と証明された方法論のひとつであることは間違いありません。