まだ立ち直れないなら無理しなくてもいい

2018年7月10日 in 心理学 0 シェア済み
まだ立ち直れないなら無理しなくてもいい

今日全部をどうにかしなければと心配する必要はありません。まだ立ち直れないなら無理をせず、時間をかけてください。また、心が壊れてしまった影響は他人に及ぶこともあるのを覚えておきましょう。近づいてきた誰かの心を傷つけてしまうかもしれないので、しっかり回復しましょう。痛みを感じて、その心の傷を抱きしめてあげてください。これを続けることで少しずつですが体は軽くなり、心は強くなっていくでしょう。

アルバート・エリスは、私達が失望、喪失、トラウマなどを経験した時に機械的に行う毎日の行動の中で、どれだけ自分を責めているかを説明しました。もう一つ私達がやってしまうのは、上手くやっていけない自分に対する「軽蔑」です。毎朝起きられないことや、状況や結果に立ち向かえないことなどで自己嫌悪してしまうのです。

「健康になれるまで必要なだけ休んでください。これは誰も到着の日を知らない旅のようなものです。しかし、一つだけ確かなこともあります。それはあなたが幸福感や平和、そして安心と呼ばれる目的地に必ず到着するということです。」
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心が癒えていないのに動きだすのは、足を捻挫しているのに走るようなものです。痛みや思っているほど速く動けないことに怒りを覚えてしまいます。そして、足を怪我していて、実際には治療と休息が必要だという事実を無視してしまうのです。あなたは少しの間歩くことが出来ないことを理解する必要があります。

金魚と女

時間をかけてもいいがその時間を上手く使おう

人の言うことを気にせずに、あなたが必要な分時間をかけてみましょう。全ての人がそれぞれ毎日働くリズムやパターン、計画、目覚め、そして周りからのサポートを得ます。その理解は基礎であり、これを理解していなかったことが、嫌でも今まであなたを治癒のプロセスから遠ざけていたのです。

「心理科学の視野(Perspectives on Psychological Science)」では、人間は自然に耐性がついていくという考え方がポピュラーになってきていると言います。人はよく時間が解決してくれると言う時があります。脳があなたのストレスやネガティブな状況を克服できるように、少しずつ強くなっていくよう働きかけているという理屈です。

しかし、それは間違いです。時間だけでは何も癒してくれません。また、私達の心が勝手に耐性がつくように操作してくれているわけでもありません。これに関して研究者の間では、これは心理的受動性に当てはまると言われており、決してやってこない癒しを砂漠の中で待ち続けるようなものというのです。

赤いドレスと黒い雲

信じてはいけない心の治癒に関する考え方

人気の心理学やスピリチュアルな考えは、ある間違った考えを私達の中に植え付けています。それは実際の研究結果とはほとんど関係なく、このような考え方を信じてしまうと最終的には自分を追い込んでしまうことになります。ですので、これから紹介するような噂や迷信には気をつけなければいけません。

  • 時間が全てを解決するは間違い:あなたがその時間の中で行うことがあなたを癒してくれます。
  • 全ての痛みは3か月しか続かないは間違い:その人が対処するのに必要な時間は人によって変わります。
  • 強い人なら何でも上手く対処出来るは間違い:強い人とは一体何を意味するのでしょう?誰かを「強い」と決めつけてしまうのは危険で、彼らはプレッシャーを感じてしまいます。
  • 全ての人は耐性を持っているは間違い:耐性はあなたと共に成長し、研ぎ澄まされ、パーソナライズされていきます。また、あなたのニーズや性格を基に出来ているので、勝手に目覚めてくれるようなものではありません。これは毎日学び、実践するべきもので、必要な時に都合よく出ててくるものではありません。

休む時間を設けて癒しましょう

早く傷が癒えないことに自分達は怒りを感じてしまうと上記で述べました。自分の思うような速さで走れない、または他の人と同じように出来ないという不満は、常に良い気分でいなければいけないという社会のプレッシャーから来る考えです。私達が住むこの世界では、私達はいつも機能的で、純粋、そして幸せであるべきと言われているのです。

しかし、人生はインスタグラムのフィルターではありません。タップするだけで自分の心の状態を簡単に変えることは出来ません。人生は時間と努力、そして全てのことを意図した集中が必要です。その為に、これから2つのシンプルな戦略を紹介したいと思います。

  • 冬眠する時間を設ける:これは眠り続け、孤立し続けることではありません。それは動物が冬眠するという心理的プロセスを利用するという意味で、力を蓄えることです。もし体が動かせない、または心が疲れているなら休んでください。他の人ではなく自分を優先させて、自分のニーズを見るようにしましょう。

蝶々と女

  • 癒す時間を設ける:誰かが言った期間ではなく、あなたが必要な期間休んでください。治癒までのプロセスは出発日や到着日のある旅と一緒ではありません。快適さの無いハイキングのようなもので、急いだり、景色を楽しむようなことはせずに、自分だけに焦点を当てるプロセスです。

最後に、この癒しのプロセスの間はサポートに対して「NO」と言わないようにしましょう。これは重要なことで、旅をするには良い仲間が必要です。あなたを導いて、物事を簡単にしてくれるような良い専門家を選び、サポートしてもらいましょう。専門家は自由に走れていた頃のあなたを思い出させ、再び歩くことが出来るように助けてくれます。

あなたなら達成出来ます。そして、これを達成させるには時間がかかりますがゴールに到着することは出来るのです。

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