難しい人間関係:自分のストーリーを再認識する

2019年11月3日
障害、弱さ、悲しみなど、難しい恋愛関係は、適した対処方法を知っていれば乗り越えることができます。今回は、文学的観点からどのようにすれば自分のストーリーのヒーロになれるのかをご紹介します。

人間は社会的な生き物です。ですから、他人に共感できないと健康的な生活を送ることができません。人は幼少時期から社会的なグループに属するようになり、それは時間を経て変化、成長します。そのようなグループに属することで、他の関係に繋がり、時には難しい関係に繋がることもあるでしょう。

友達、家族、または恋人との関係が難しいと感じている人もいるでしょう。相手が自分の人生の障害になっていると考えることは簡単です。しかし、その代わりに、その相手が人生に課題を与えてくれていると捉えると、人生はもっと生産性のあるものになります。

人生は長い挑戦であるということは誰も変えることができません。前進するにつれて、困難な時期や、状況、そして人間関係と直面することになります。他の人と、自分の背負っているもの、人格、気性、おかれた状況、夢などを関連づけようとするのは、まるで目標の高い心理科学的実験をしているようなものです。だれとでも仲良くしようと試みても、常にそうなるとは限りません。

難しい人間関係 自分のストーリー

ビビッとくる、それとも火種?

恋愛関係であったり、または、仕事、精神的な関係であっても、なにかビビッと感じることがあるでしょう。そのような繋がりは、生きている、愛されている、尊敬されているなどの感情にさせてくれます。しかし、その感覚が、火種になることもあります。

難しい人間関係をどうすることもできないと感じることもあるでしょう。張り詰めた状況が続くと、防御的な態度や、言い合いに繋がってしまいます

難しい人間関係を乗り越える方法

小説や映画では、個性の強い主人公が、話の流れに沿って変化していく様子が描かれているものもあります。ハプニングが起き、敵の出現により衝突が起こることもあります。このような敵対する登場人物は、主人公の考え方に挑戦的なことがほとんどです。そして、主人公が自分のスキルや他の人からの助けを駆使して、困難を乗り越えなければならない状況に追いやります。

人生は、それとなんら変わりありません。自分の人生の主人公を演じれはいいのです。そうすれば、あなたの敵が見えてくるでしょう。どのような課題を敵は提示していますか?どのようにすれば、その障害を乗り越えて、よりよい人間になれるのでしょうか?

難しい関係の被害者になるのか、またはヒーローになるのか

難しい人間関係に対処する方法にはいつも2つの方法があります。自分をかわいそうだと思い被害者を演じるか、あるいは自分を強くしてくれる解決法を探そうとするかの二択です。これは敵に対峙するということではありません。そうではなくて、自分の行動を分析し何が自分をこの状況に導いたのかを理解しようとすることなのです。

難しい人間関係に対処する際、不安は役に立ちません。ヒーローとしての道を歩み始めるには、感謝と自尊心を持つことから始めなければなりません。「あなたが私にそんな風な話し方で話し続けるなら、一緒にはいられない」といったようなシンプルな発言をすることで、力強く勇敢な態度を示すことができます。あなたの敵は最も痛い所をついてくるため、あなたより力を持っていることが多いのです。

自分の反応の仕方を理解すること

心理的な発達の中で大切なのは、理解すること、回復すること、そして傷ついた感情への反応を変えることです。多くのセラピストが、人は無意識のうちに自分の親の長所と短所を持った人に惹かれる傾向にあるとしています。

これには理由があります。これは無意識に心の内に秘められた欲求によるもので、親との間で未解決の問題を解消したいという思いが現れているのです。批判的で厳しい親からの愛情と尊敬を得るのに苦労した人も多いのではないでしょうか?

難しい人間関係が、あなたのこれまでの人生にいた、力を持った人物像との関係の繰り返しだとすれば、あなたの敵は、もしかするとあなたに満足していなかった、強い親を表しているのかもしれません。

セラピストは個人の発達を助けるために、味方/敵ゲームを使うことがよくあります。このカスタマイズされた方法では、自分の性格とあなたの敵について理解します。しかし本や映画と違って、あなたの敵は悪魔でもなければ真の悪人ではありません。彼らもまたあなたとまったく同じような人で、自分の恐怖や希望、感情、習得してきた行動パターンを持っているのです。他に人と同じように繊細で弱い人なのです。

忍耐を鍛える先生

もし、あなたが難しい人間関係において、ヒーローになることを決断したのなら、あなたの敵を反面教師だと考えるようにしましょう。そうすると忍耐、勇気、優しさ、柔軟性などを学ぶ手助けをしてくれていると考えることができます

実際、このような難しい人間関係と通して、自分の性格や感情的な健康を改善することができます。このような面を改善しようと努力すると、あなたの中で眠っていた力に気づくことができるでしょう。また、忘れていた助けや人脈にも再発見できるでしょう。

難しい人間関係

パワフルな質問

パーソナルコーチは、あらゆるパワフルな質問を取り入れます。難しい人間関係の中にいるとしたら、自分のためになる質問してみましょう。そうすることで、あなたの判断できる範囲を知ることができます。

もし、自分の人生について本を書くとしたら、その中に現れる登場人物をよく考慮してみましょう。あなたの敵は誰なのか、またその敵があなたに課す課題とは何なのかもよく考えてみましょう。また、あなたがどうしてその登場人物を選んだのかも、自分に問うことも大切です。敵は、何らかの形で、主人公が成長するのを助けてくれる役割があることがほとんどです。

もう一つの質問は、どのような能力、または美点が難しい人間関係を乗り越えるのに必要なのか、という質問です。自己主張、回復力、勇気、同情、忍耐力、自己認識などは、パーソナルコーチがよく取り上げる美徳です。

自分のストーリーの作者になる気持ちがあるなら、一度腰を下ろしてみて、物語を書き直してみることが必要かもしれません。あなたの人生の状況をよく観察してみて、難しい関係を第三者の立場からの観点でみてみましょう。そうすることで、何が起こっているのか理解することができ、どのように問題を解決したらよいかのヒントを得られるかもしれません。

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  • Harding, D. J., Dobson, C. C., Wyse, J. J., & Morenoff, J. D. (2017). Narrative change, narrative stability, and structural constraint: The case of prisoner reentry narratives. American journal of cultural sociology, 5(1), 261–304. doi:10.1057/s41290-016-0004-8
  • Schneiderman, Kim (2019) How to Reframe Your Narrative About Difficult Relationships. Imagine your nemesis as the personal trainer of your emotional muscle workout. Psychology Today