泣くことで得られる7つの大きな効能

· 2019年4月23日

誰かが泣いているのを見ると、最悪の事態を想像してしまいますよね。でも、実は泣くことは郷愁、悲しみ、嘆き、痛みや怒りを表現するだけでなく、幸福や喜びを表現するものでもあるのです。数多くの研究が、泣くことによる身体的・精神的健康への効能を支持するような証拠を示しています。

涙が、その時に感じていること、たいていネガティブな感情を表現するのに使われることはすでにご存知の通りです。泣くことは自然で健康的ですし、人々が考えているよりももっと正常なことなのです。涙を流さなければ今以上に強くはなりませんし、感情面も安定しません。実は、泣くことで得られる効能はたくさんあります。ここではその中でも大きな効能をいくつかご紹介します。

全ての涙が同じように作られているわけではない

人間は3種類の涙を作り出します。それぞれがその機能・起点によって異なる構成をしています。

  • 基本的な涙は主にタンパク質でできており、まばたきする度に瞳の潤いを保ってくれます。
  • 反射的な涙は煙や風など特定の外部要因への反応として分泌されます。目を刺激から守ってくれるのです。
  • 感情の涙あるいは精神的な涙は感情への反応として分泌されるもので、「泣いている」と表現されるときの涙がこれです。神経調節要素(プロラクチン副腎皮質刺激ホルモンエンケファリン)が含まれており、天然の痛み止めとして機能してくれます。
泣くことで得られる7つの大きな効能

泣くことは落ち着くこと

泣くことで自分を落ち着かせ、モヤを晴らすことができます。そしてさらに自分を変化させてくれて、もっと深いところに眠る精神的な苦痛への対処にも役立ちます。泣くことは良いことなのです。

なぜでしょうか?それは泣くことにより、身体のリラックス効果や休息を維持あるいは促進してくれる副交感神経系(PNS)が活性化するからです。副交感神経系が活性化すると身体の反応を引き起こし、これがストレスに働きかけたり代謝の制限に影響を与えたりするのです。

涙は鎮痛剤であり、気分を高めるものであり、睡眠も高めてくれる

2014年に行われたある研究により、感情的な涙が、人々の気分を向上させるために必要とする二つの物質を放出することが明らかになりました。その物質とは、オキシトシンとエンドルフィンです。これらのホルモンが喜びの感覚を生み出し、ウェルビーイングを促進してくれるので身体的にも感情的にも嫌な気分が軽減されます。

泣いた後、私たちは笑ったり笑顔になったりすることがあります。少し前までティッシュを乱用していたのに、今は笑っているということがどうして可能なのでしょうか?それはオキシトシンとエンドルフィンが気分を良くしてくれるからなのです。また、その落ち着かせてくれて、気分を高めてくれて、痛みを和らげてくれる効果は、睡眠の質を高め眠りにつきやすくしてくれるという点でも助けになってくれます。

涙はバクテリアからあなたを守ってくれる

涙に含まれるリゾチームという酵素がここで重要な役割を果たしてくれます。リゾチームはバクテリアの細胞の壁を作り変えて壊してくれるので、殺菌効果もあるのです。したがって、身体レベルでは、泣くことは目を安全で清潔に保つためのとても有効で自然な手段なのです。実は、研究によるとこれには炭疽などの物質から身体を守ってくれる効果もあり、抗生物質に耐性がついてきたバクテリアにも打ち勝てるそうです。

泣くことでストレス解消になる

これが泣くことの一番の効果です、そう思いませんか?ストレスへの反応として涙を流す時、その涙はそもそもストレスを引き起こしたのと同じ化学物質を放出します。逆説的ですが、これは本当のことなのです。

例えば、泣いているときは体内のマンガン量が減ります。マンガンは不安や苛立ちや攻撃性と行った心の状態と密接な関連性のあるミネラルです。また、泣くことによりアドレナリンやノルアドレナリンの量も減少しますこれらはストレスフルな状況や危険な状況下で多く分泌される物質です。

泣く女性

泣くことは共感を求める嘆願である

普通、他の人が泣いているのを見たら、彼らに共感して肩を貸して泣かせてあげたくなりますよね。彼らには助けが必要だろう、あるいは何か嫌なことが起こったんだろうなどと推察するでしょう。傷ついているかショックを受けていると捉えますよね。何れにせよ、泣くことで他人を引きつけることができるのです。

泣くことは、周囲の人から慰めやサポートを得るための手段なのです。その理由は愛着行動にあります。この観点から見ると、泣くことは助けを求めたり対人関係の恩恵を求める手段であると言えます。

泣くことでもっと自分自身について知ることができる

マイケル・トリンブルといった作家たちは、「泣くことの科学」が存在すると主張しています。これが一部の人々が他の人よりも泣きやすい理由を説明してくれるかもしれません。アド・ヴィンゲルホーツなどの他の専門家は、人の泣く回数は二つの人格的な気質次第であると述べています。その気質とは、共感と神経症的傾向です。

どちらの場合でも、自分自身をもっと知ることができるのは泣くことによる最大の効能の一つです。泣くことが弱さの象徴とみなされることもありますが、現実にはこれは感情的に強いという印なのです。涙は私たちについて多くのことを語ってくれます。涙は私たちに自分の弱さや他人をいつどれくらい必要としているのかや、私たちに影響を与えているものは何なのかについての見識を与えてくれるのです。

これで泣くことによる効能をお分りいただけたと思います。涙を堪えることにより、感情の浄化が早急に必要な状態に陥ってしまいます。ですので自分を表現することに恐れや恥を感じる必要などありません。さらけ出してしまってください!