眠れる森の美女が王子を待つべきではない理由

2018年6月18日 in 心理学 0 シェア済み

昔々、恋愛関係という深い眠りについた眠れる森の美女がいました。この眠りから覚めるためには、かけられた魔法を解いてくれる王子様のキスが必要でした。王子様は彼女の「救世主」です。眠りから解放し、目覚めさせてくれる救世主です。しかし、現実には王子様など現れなかったらどうでしょう?眠れる森の美女この救済の期待が叶わなかったら?愛と自立の間の繊細な関係はどうなってしまうのでしょうか?

今日の多くの恋愛関係は同じパターンを辿ります。お姫様は決して現れない王子に固執して、王子が現れないからといってただの人生の傍観者になってしまいます。

これらのお姫様は、その役割を埋めてくれる誰かを必要としています。自分を幸せにしてくれ、生き生きさせてくれる役です。その「誰か」を見つけることもありますが、また失います。そうすると鬱になって、何も楽しめないし愛する者がそばにいなければ何の意味もなさない夢に落ちたように感じます。

わたしは選んでいない。彼らがわたしを選ぶ。自分のことは愛してもいないし、自分の価値もわからないし、幸せでもないの。他の人にその責任を取らせて、彼らがいなくなったらわたしは空っぽになるの。
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愛と自立

この世界にはたくさんの眠れる森の美女がいます。発言権がないまま、本当にキスを受けたいかもわからずに「王子」からのキスを受ける女性です。しかし、一度キスを受ければ、その救世主に依存します。王子は自分のライフラインになり、もちろん彼には報酬が必要ですよね?王子を手放すのはいい考えではありません。別の王子が来てくれる保証はないからです。

自分の「救世主の王子」に永遠に感謝し続ける受け身の恋愛関係に自分をうずめてしまいます。完全に王子に我が身を捧げ、依存して自分の幸せを彼らに託します。だって王子様の人生は完璧!愛は永遠!でも、すぐに何かが違うと気づきます。王子様が以前と同じように自分のことを見てくれなくなり、ちょっと飽きられているように感じます。幸せが破壊され、残されたのは痛みを伴う残酷な現実です。

水中キス

愛が苦しみに変わる

この時、愛は苦しみに変わります。これ以上愛するのが難しくなります。眠れる森の美女は努力して、すべてを与え、 自分自身を卑下します。しかし、もう変わってしまいました。お姫様は王子はそもそも私のことを欲していたのかといぶかしがるようになります。キスしたかっただけかもしれません。お姫様はそれにあわせてしまっただけかもしれません。お姫様は何を間違えたのかと悩みます。もっと難しくしたらよかっただろうか、1回目に王子がキスしても寝たふりをつづけたほうがよかっただろうか。

一緒にいると完全になった気持にさせてくれる完璧な王子や救済者の王子に抱く思い込みは、恋愛関係を破滅的な奴隷制へ導く感情的依存を生み出します。愛と自立は手に手を取って存在すべきです。お互いに戦ってはいけません。
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眠れる森の美女は、アイデンティティーを失います。はじめから王子に依存しっぱなしでした。王子がお姫様と別れれば、お姫様は何もなくなります。感情的な依存の罠にはまってしまったのです愛はもう幸せとは同義語ではありません。骨折りと苦しみです。王子様が自分から離れるところを想像するたびに自分が死んでいくような思いです。フェアではないかもしれませんが、もしかしてお姫様にはこれが必要なのかもしれません。眠り姫は眠りから目覚めなければいけません。今度は自分の力でです。

眠れる森の美女が王子様なしに目覚める方法

小さいころから聞かされるプリンセスのストーリーによって、幸せになるには誰かの力が必要だと考えるようになります。その誰かなしでは、自分は完全ではないと感じます。現在では、それは感情的依存であるということがわかっています。相手の人がいなければ自分は誰でもない、という状態です。幸せ、健康、楽しみは、相手とその人が感じることに依存します。これはフェアではないですよね?相手の人は決して同じように苦しむことはないのです。

眠り姫は、キスして目覚めさせてくれる王子を待つのには飽き飽きしました。自尊心があまりなく、自分自身で人生に立ち向かう能力がなくて、愛と自立を切り離して考えられないことをあらわにしているだけです。

待ち続け従うことをやめて目を開いてみたら、何が起こるでしょうか?お姫様は自分の強さに気づくはずです。王子様は救世主ではなく、希望を彼らに押し付けなくていいということに気づきます。王子が悪くてもよくても、どっちにしろその責任の重さに怖気づいていなくなってしまいます。

糸車

バラ色のメガネ

救世主になってくれると思い込み、自分のところに最初にやってきた人にすべてを捧げるのをやめるときです。すべてが完璧という風に考えるのをやめるときです。期待するように物事がいかなくなったときに苦しむだけです。バラ色に色が入ったサングラスをかけて、見たいように物事を見てしまうことがよくあります。現実を見るのが怖くて、サングラスを外すことができません。愛と自立を別々に見ることを恐れています。

自分のもとを去る人に感謝しなさい。あなたに自分らしさを返してくれたのだから。

-アレハンドロ・ホドロフスキー-

もし王子が現れなかったら、眠れる森の美女は目覚めることなく死んでしまうかもしれません。悲しいことですが、実際に良く起こっていることです。思い描いた完璧な恋愛が訪れなかったら、悲しくなって自分をかわいそうだと思います。誰も愛してくれない、自分には価値がないと思います。目覚めてください!あなたに価値がないことなんてありません。価値ある人になるために他の人は必要ありません。愛と依存を一緒にしてはいけません。

眠り姫は、受け身でいつかカエルに変わってしまうかもしれない王子に目覚めさせてもらうのを待つのをやめるべきです。お姫様には王子様を自分で選ぶ権利があります。王子様を待たなくてもいいのです。お姫様自身も自分を尊重し、自分の価値を認めることができます。そして、自分に一番いいものを選ぶことができます。

誰かと手をつないでいるからと言って、人生がよりよくなるとは限りません。あなたの人生はすでにそのままで完全で満たされています。眠れる森の美女さん、これに気づいてください。そして自分で目を覚ましてください。お姫様は誰かを必要とすることをやめたとき、本当に愛することができるようになり、自分はありのままで美しいと信じられるようになりました。そして、もちろんお姫様は末永く幸せに暮らしましたとさ!

ロマンチックな関係の感情的依存

森の女性

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