妬みが見せる5つの顔
妬みは感情ではありません。健康的ではない欲望です。妬みを抱かず生きた人は一人もいないでしょう。妬みが強くなりコントロールできなくなると、問題が生じます。妬みにはいくつかの顔があり、どれも害を及ぼすものです。
嫉妬深い人と向き合うことは大変です。妬みには様々な形があり、気付きにくいものもあります。何か良い物であるように見せかけるものさえあります。
「妬みはただ自分の心を蝕む」
-西洋の諺-
妬みを見出しどう対処するかは、人生で大きな課題になるもののひとつです。まず、妬みがどのように見えるか認識することからはじめましょう。数ある妬みの顔のいくつかを次に紹介します。
1.皮肉
妬みの別の顔に、皮肉があります。反対の意味を込めて言葉を発します。二つの意味があるのです。言葉そのままの意味と、裏に込められた別の意味です。
よくあるのが、攻撃的とフレンドリーの組み合わせです。例えば、「綺麗なドレスだね。そんなに太らなかったらもっと良かったのに」や「間違いは多かったけど、よくやったよ」と言います。このような場合、妬みからきた攻撃的な部分が頭に残ります。
2.直接的
フィルターをかけずに、物事を直接的に言います。正直なのですが、多くの場合、ただ無礼だと取られます。まるで自分に権限があるかのように、気をつかわず冷たく批判します。
例えば「馬鹿だね」や「歯並び悪いね」と言う人達です。誰も聞いていないのに意見を言います。その状況に役立つかや新たな情報であるかは気にしません。
3.優しい残酷さ
「優しい残酷さ」は、フレンドリーな人に見られます。社交的で、人のために何かをする人です。それが、あなたの計画を駄目にしたり、目の前に障害物を置くことになります。そして、そんなつもりはなかったと言い、自分を守ります。
例えば、何か頼み事をしたとします。何でもするよと言っておきながら「忘れる」のです。後で、あなたを傷つける気はなかったと謝ります。また、あなたの生活に関わる大きな決断をするような場合に、あなたの意見を聞かないというのも一つの例です。
4.お節介
よく見られるもので、大きな傷を与えます。「力になりたいんだ」が口癖です。人の問題が大好きで、お節介な人です。
いつも、何かを企んでいます。話を聞き、うわさを作り、混乱させます。人の生活に入り込み、お節介なアドバイスをします。そこに隠れているのが、妬みであり、とても単純です。
5.人と比べ、トップに立つ
自己中心的な人です。いつも人と比べ、自分が「トップに立つ」方法を探しています。常に誰よりも上でありたいのです。
人の服、車、パートナー、仕事など全てをチェックします。そして、それらを低評価するような一言を発します。例えば、「恋人との関係が良くないって聞いたよ。大変だね。私のほうは関係も全部うまくいっているんだけど。」などと言います。
これらの妬みの顔には、不安が隠れています。何かを身にまとわずに、物事を見ることができないのです。人の成功や幸せが、自分の不幸せさや虚無感を引き立たせるためです。彼らは苦しんでいます。その傷を理解しつつ、手を差し伸べましょう。