思いやりは心を開き幸せにしてくれる

· 2018年6月25日

思いやりとは、別の人の苦しみを理解し、それを軽減しようとする私たちの能力です。慈悲の概念は他人の苦しみを終える助けをするよう促すことから、共感よりもシンプルでありながら強力です。

一方、自己憐憫は、特に私たちが計画した通りに物事が進まないときなどに、私たち自身に同情の態度を示します。思いやりを育む方法を学ぶことは、私たちが悪用したり、その考えに溺れたりしない限り、私たちの日々の生活を満足のいくものにし、私たちが幸せになる能力です。

心理学者であり研究者のポール・ギルバートは、慈悲を中心とした治療法を確立しました。彼は、何かを真に感じるのとかわいそうに思うのは同じではないと言います。むしろ、私たちの助けを借りることで自分の苦しみを和らげることができるように、他人を助けるエネルギーを私たちに与えるモチベーションです。

思いやりの成分

思いやりや同情という言葉は、文字通り「共に苦しむ」または「共感感情に対処する」という意味です。他人の苦しみを感じるときに私たちが感じることであり、またそれを減らそうとする衝動的な欲求を引き起こします。この感情はさまざまな要素に分かれています。

  • 認知的要素。注意や他者の苦しみの評価、そしてそれに直面したときに行動する能力の認識。
  • 行動要素。関与する人の妥協や、そしてその苦しみを取り除く助けとなる行動を実現する確固たる決意。
  • 感情的要素。本能に従い行動し、私たちに個人的な満足感を与える動機付けをする。私たちの心理的幸福のレベルは、部分的に、他人との関係の種類にも依存しています。
ハートをあげる

思いやりが心を開く

この感情は、相手の立場になって考えるため、私たちの心がつながります。それは感情の扉を開け、私たちが私たちの周りの人の経験を生きているように感じることができます。私たちは何が傷つけたのか、何が苦しいのかを感じます。

思いやりは、私たちの足元を見るのを止め、私たちの周りで何が起こっているのかを見るのを助けます。それは、私たちがこの世界で一人ではなく、他の人たちもまた重要であることを思い出させてくれます。さらに、それがもたらすサポートが本物であれば、それは私たちに内なる大きな平和の感覚をもたらしてくれます。

思いやりの感情は私たちを他の人に近づけ、謙虚さと親近感と共に、他者を助けるために最善を尽くす機会をもたらします。私たちがケアを必要とする人に気づく度に、私たちは心を広げ、誠実な助けを提供します。

思いやりの恐れ

なぜこんなにも多くの機会があるというのに、私たちは思いやりを持たないのでしょうか?私たちが思いやりのある行動をとる機会を自らに与えないのは、目を向けている場所が間違っているからです。社会神経科学によれば、私たちの自然な衝動は「助けること」です。では、どうして私たちは時々助けないのでしょう?

思いやりを感じることは、さまざまな理由から行動することを恐れることに繋がります。ここでいくつかの例を見て見ましょう。

  • 私たちは、他人の苦しみを和らげることを手伝うことで、他人が私たちを拒否するような弱い立場に自分たちが追いやられると心配します。
  • 他人の苦しみを観察することで、私たちは感じたくなかった悲しみを感じるようになるかもしれません。
  • 同情は、私たちの幼少時代の心の傷を再現させ、他の人の苦しみと結びつくのを妨げてしまいます。
  • 私たちは、一度それと結びついてしまったら、他人の苦しみを乗り越えることができなくなると心配しています。
  • 私たちは、「より重要」と思う他のものに意識を集中したいと思ってます。

人間が抱える基本的な問題は、思いやりの欠如です。この問題が発生している限り、他の問題は解決しません。それが解決すれば、より幸せな日が期待できるでしょう

ダライ・ラマ

自己受容、ありのまま自分自身を受け入れる能力

自己受容は、内なる苦しみに気づき、その意味を理解し、それを受け入れ、自分自身を愛情を持って扱うことができるようになることで構築されます。それは、物事が計画どおりに行かないときに、自分自身に対する愛情のある態度を育てる方法です。

あなたが世の中で見たいと思う変化、その変化にあなたがまずなりなさい。

ガンジー

タンポポと女性

同情は、私たちの内面を外へと引き出す変化する力として社会を捉えます。自己批判と自己判断で自身を満たす代わりに、自己受容は、私たちの中で愛情ある大人、つまり私たちを気遣い、毎日私たちを守る人を育て、慈悲深くなることを可能にします。苦しみは、私たちから遠ざかるのではなく、私たちを同情に結びつけます。

思いやりを育む4つのステップ

もし私たちが他の人の苦しみを理解して思いやりを実践するなら、苦しみを見る方法を訓練する必要があります。必要なのは、私たちが一人ではないことに気づき、いつも助けを必要とする人がいることを理解することです。それを無視してはいけません。これは、私たちが苦しみに触れると、私たちの感情に飲み込まれるように感じる可能性があることを意味します。これが私たちの第二の課題です。私たちが思いやりを持って行動するときに生まれる感情を管理する方法を学びます。

苦しみを感じる

自分自身の苦しみや、他の人の苦しみに気づくことは、思いやりを感じるための第一歩です。これを行うためには、私たちの心を扉を開いて、感情に触れることができなるようにしなければなりません。例えば、私たちが通りにいて、誰かが苦しんでいるのを見たら、あたかも私たちの問題ではないかのように通り過ぎるのではなく、苦しみを完全に感じるために、立ち止まらなければなりません。

他人の苦しみを評価する

これらのスキルを自己判断せずに練習することが重要です。そうでなければ、思いやりを感じることはできません。私たちが苦しみを感じるという以前のステップを完了していない場合には、これは実現できません。例えば、その人がその苦しみを受けて当然だと思うなら、同情は表れないでしょう。

感情を完全に感じる

自身の中にある感情の扉を開けることは、自分自身が感情を完全に感じることを可能にし、それに伴う他の感情も一緒に感じることを意味します。たとえそれが私たちに苦しみや不快感を与えたとしてもです。私たちが思いやりによって感じるようになれば、心から親切な気持ちになれるでしょう。

たとえば、私たちにインパクトを与えるニュースを見たときに、思うままに泣いてその感情を塞がないようにすべきです。このようにして、私たちは思いやりを感じることができます。

行動する

他人の苦しみを感じ、それがどれほど大きいかを判断し、フィルターを通さずにそれを感じたら、次は行動しなければなりません。私たちはこの感情を内面だけにとどめることはできません。たとえば、友人や家族の苦しみを和らげるために行動を起こすことができます。彼らが今必要とする感情的なサポートをしてください。

思いやりのプラスの面

私たちが思いやりを感じるとき、社会や自分自身に多くのプラスの面があります。ダライ・ラマによれば、思いやりの力は次のことを可能にします:

  • 共感、倫理、および個人の発展に焦点を当てた教育の奨励
  • 社会により公平な新しい経済システムを作る
  • 私たちは「彼ら」と「私たち」という隔たりのない、または上下の間に分かれない単一の人間であることの認識
  • 暴力の代わりに対話とコミュニケーションを開発する
  • すべての分野において、より透明性を高め、社会的不平等を減らす
  • 偏見や不道徳的行動、さらに文化的相違を終わらせる
黄色い蝶が舞う中のカップルのハグ

私たちの生活の中に思いやりを取り込むと、大きな変化に気づくでしょう。愛する人が苦しんでいるのを想像し、それが私たちの体にどのような影響を及ぼすかを観察することができます。その人に優しさと思いやりの気持ちを送ったとき、どれほど違う感情を抱くか確認してみてください。それから、嫌いな人ににできるだけ良い感情を送ったときはどう感じるでしょう。

自覚やマインドフルネスは、私たちが他の人に伝えることができるこの思いやりを発展させるのに役立ちます。思いやりを育むためには、まるで心の個別相談室のような精神的な空間を作り出さなければなりません。そこで、他者の苦しみを感知して行動を起こすことができます。これが始め方です。それぞれがより公正で寛大な世界を築くために私たちの役割を果たしましょう。

社会の変化は、自分自身をよりよく扱うことを含め、お互いをより良く扱うことから始まります。みんなに共感と思いやりを持ちましょう。今日始めない言い訳は要りません。私たちが思いやりを感じるとすぐに、日々の生活の中でより大きな幸せを感じられるようになります。