最悪な一時を最悪な一日にしないと決めた

最悪な一時を最悪な一日にしないと決めた

最後の更新: 04 4月, 2018

最悪な瞬間、口論、あるいは不運な批評は、ただ過ぎさる雲となるだけ。だから今日私は、それらはもう私の一日を台無しになんてしたりしないと決めました。なぜなら、最悪な時というのは最悪な人生と同義語ではないし、私は幸せに値する存在だからです。

最悪な時がまた別の最悪な時とつながって、どういうわけか負の嵐となってしまったりするこうした時期を、一度はあなたも経験したことがあるでしょう。そうした時、ストレスや不安がまるで第二の肌のように私達にくっついてきます。

然るべき形で対処されなかった最悪な時は、哀しみや怒り、あるいは不満へと変わることがあります。対峙されなかった負の感情は、吐き出す必要がある煙突の黒い煙のようなものです。吐き出さなければ、その結果は予想がつきません。

心の底では、そして、ふと考えてみれば、どれだけ些細な不運であれ、最悪な瞬間を一度も味わうことなく一日を終えられる日なんて数えるほどしかない、ということに気づきます。

口論、誤解、失望、望んでいなかった予期せぬ出会い、失敗、無礼な仕草、こき下ろし、ちょっとした悪い報せ、何かが壊れる、何かが無くなる、頭に浮かぶ記憶・・・

既に述べたように、こうしたことは非常によくあることです。ということは、この中にはほぼ何の重要性もないもの、逆にもっと深刻なことなどがあるわけです。そして、これらの両方にきちんとした静寂と感情的知性をもって直面しなければいけないのです。

最悪な時は最悪な人生というわけではない

木の上で読書する女性

私達はみな、一日を通して複雑な状況を経験します。しかし、朝に「いつもより少し悪い」ことに直面して酷く気分を害する人がいます。少しひどいばかりに、多大な怒りと不公平感から募る憤りが日中までには溜まってしまい、本当に「最悪な人生」だと感じながら頭痛を抱えて寝るまでになってしまうのです。そんな人をあなたは知っていますか?

人生とは、良い時も悪い時もあるということを受け入れることを知ることです。日々、悪い時を受け止める覚悟ができていなければ、良い時がみな私達から逃げてしまいます。なぜなら、そうした負の感情に囚われたままでいてしまうからです。手放すことを学びましょう。

あなたの身の周りにも、口論に直面した時、その口論を終わらせて前へ進むことができないタイプの人がいるでしょう。怒り、激怒、「私が正しい」、「あなたが私の一日を台無しにした」、「そのことについて考えるのを止められない」といったことが、そうした人の頭の中をぐるぐるめぐり続けます。

定期的に感じる怒りは、悪い時への対処法を知らないことで、あらゆる面でその程度を増大させます。それは雪だるまのように大きくなり、現実を拒否し続ける人、あるいは少なくとも現実に向き合うことを拒否する人を反映するものとなります。

もし何かがそうした人達の気に障ると、もし何か予期しないことが起こると、彼らはいつも外側へ向かって怒りで反応し自分の声を荒げ、仕草が荒くなります。最悪な一瞬を最悪な一日にしてしまう人は常に防衛的に生きており、世界を自分の敵として見ているのです。

世界は敵ではありません。自分には理解できないことや自分ではコントロールできないことに怒る人がいます。例えば、パートナーとの口論は普通のことですが、適切な対処法を持たず、一言一言を侮辱として捉える人がいます。そうした人達は、共感することができず、他人の視点を理解できないのです。

人生はほぼ毎日悪い瞬間をもたらします。「いつも悪いことが私に起こる」といったような思考で反応するのではなく、できるだけ早く、衝突を解決し、受け入れる方法を理解する方が良いでしょう・・・そして、その日を再びあなたのものにする方が良いでしょう。

人型の雲

心配することを止めると、人生が楽しくなり始める

そう言うのは簡単ですが・・・どうすればいいのでしょうか?物事について心配するのをパッと止めるにはどうすればいいのでしょうか?生活の中で適度なバランスを保つようにし、自分の健康と幸せという本当に大切なものを最優先させることです。

あらゆる物事はいつ変わってしまうか分かりません。そうした時を真に楽しむことができるように、良い態度を身に付けること、心を希望で満たすこと、そして、自身が冷酷にならないようにすることが必要不可欠です。

自分で自身を幸せにしなければいけません。これが、日々のそうした悪い時をどのように対処すべきかを念頭に置いておく価値がある理由なのです。

  • 悪いことは起こるのだということ、失敗は解決できること、批評があなたの存在を定義するわけではないこと、あなたを不幸にする人にはあなたの注目は値せず、あなたの顔を伝う涙でさえももったいない、ということを理解しましょう
  • まず負の感情を理解し、そうした感情につながることで、あらゆる負の感情を停止させましょう。口論は声を荒げるだけで終わったりしません。口論はまた別の機会に取っておき、そのことから頭を離し、冷静に頭を冷やす必要があるでしょう。
  • 成すがままにしておけば、日々のそうした悪い時の後には素晴らしい日が続くかもしれません。再起されるマイナス思考にノーと言いましょう。自分の人生は本当に最悪だと思わせる天罰思考をコントロールしましょう。非常に深刻な結果を招くあらゆる心の雑音を回避しましょう。
  • 負の影響となる噂から自分を切り離しましょう。自分の時間を取り、新たな希望、新たな短期目標をもって、自分の負の感情を乗り越えましょう。

熟考したり、平穏の時を持ったり、自身について悩んだりすることに時を捧げることは、未来に投資することなのです。

女性と金魚

画像提供:ムン・ジョン・ヒョク


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