最小努力の法則とは?

· 2019年4月15日

最小努力の法則とは、誰もが常識的に知っている事実に関することだと言えます。この法則は、何かを成し遂げる方法がいくつかある場合、一番少ない努力で成せる方法が一番良いというものです。なぜなら、少量の努力で、効率よく同じ結果が得られるためです。

努力は、客観的、主観的両方の意味で、取り組んでいることにより価値を与えます。例えば、貴重な石は、その希少さから価値が上がり、それを探し出すためには多大な努力が必要になります。何か大きな障害を乗り越えて成し遂げられた目標には、それに見合った価値が伴うものです。ですから、理論的には、努力には、ポジティブで称賛に値する価値があると言えます。

しかし、大きな努力が必ずしも優れた結果を招くとは限りません。足したり引いたりす計算は、手を使って手動でできます。でもコンピューターを使えば、短い時間で、失敗も少なく同じ結果を得ることができます。このように、費やした努力の量が、結果と比例しないケースもあります。この場合、手での計算は、エネルギーを無駄に費やしているだけです。

最小限の努力の法則は、困難な挑戦を無視したり、簡単なことだけを選ぶための言い訳ではありません。この法則の焦点は、同じ結果を最小限の努力で導く方法を見つけることです。もう少し詳しく見ていきましょう。

「私の幸せは、幸福を求めて努力することではなく、努力することに幸福を探し出すことである。」

アンドレ・ジット

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1.試練と最小努力の法則

最小努力の法則とは、コントロールしようとする気持ちを放棄し、全てを流れに任せることです。無責任でリラックスしすぎた考えだと感じる人もいるかもしれませんが、実際そうではありません。一番シンプルな方法を見出すことが目的で、気楽で無責任になることとは別物です。

ここでの課題は、何か障害に直面した時に、新しい姿勢で受け入れることにあります。なかなか難しいことですが、日常生活の中にもこういった場面は多々あるでしょう。どれだけ努力しても、思っているような結果が得られないこともあるでしょう。やらなければいけないことの多さにうんざりし、目標達成のやる気を見出せない場合もあります。

仕事のことばかりを考えているような日々では、ストレスがたまり、物事がうまくいかなくなってしまいます。そうすると、働き続けることへの反発と、働かなければいけない義務感との間で途方にくれることとなってしまいます。こうなると、この苦悩に多大な感情的なエネルギーを費やすることとなり、気力が奪われ、最良の結果が得られなくなってしまいます。

この状態はまさに、終わりのない葛藤に足を踏み入れる一歩手前の状態です。得られる結果は努力と比例するものではないのです。仕事の責任を重視ししようとして、疲れ果ててしまうことはよくあることです。それでも、役割はきちんと果たさなければなりません。このような時に最小努力の法則が役立ちます。効率の良さは、どれだけの努力を費やしたかに比例するものではなく、目標達成への行動を導くインスピレーションと明確さに左右されるのです

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2.インスピレーションと能率性

最小努力の法則では、簡単なことは基本的に良いことだとされています。また、なんでもほどほどがベストで、「可もなく不可もなく」で十分だという考え方です。言い換えれば、努力の少ない一番シンプルな方法が最良であるということです。同じように、完璧主義でない方が、良い結果を得られる可能性を秘めている場合もあります

物事を実行する際には、色々な方法がありますが、私たちは時々そのことを忘れてしまっています。時には、自分の方法自体が明確でない場合もあります。おそらく、他の人がやっているのを見て、それを真似しているか、誰かの指示を受けてそれに従っている場合がほとんどでしょう。ということは、私たちは目標達成のためにベストな方法は何か、考えるのをやめてしまったのでしょうか?

最小努力の法則では、物事が手に負えず途方にくれたり、障害にぶち当たったり、何を続けることに疲れ果ててしまったら、継続しないことが鍵です。あなたの体と心があなたにストップをかけているからです。機械的に仕事をこなしているだけの状態になり、その代償があなたに襲ってくることになります。立ち止まり、何もせず、休憩することで、頭をリセットすることができます。

リセットできたら、あなたにエネルギーを与えてくれることを何かしてみましょう。やりがいや、自分に対して報いのある何かをすることで、新しい観点が生まれてくることでしょう。その後、改めて自分の責任や義務とどう付き合っていくかを考えてみましょう。責任や義務を成し遂げる、シンプルな方法はないでしょうか?取り除けそうな、何か不必要なステップはありませんか?同じこと達成する、5つの異なる方法を考えてみましょう。そして、それぞれの良し悪しを考え、評価してみましょう。クリエイティブに色々と考えて、インスピレーションが湧いてきたら、より良く、その上簡単な方法が浮かんでくるはずです。

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3.流れにのって考えられる方法を見つけ出しましょう

柔軟な頭でいると、より効率よく物事を進めることができ、エネルギーも温存することができますよね。でも以外に知らないのが、どのように柔軟に考えることができるのかです。最小努力の法則では、5つの条件が揃って初めてこの柔軟性を手に入れることができます。その条件とは、

  • 不平不満を言わないようにし、他人を責めることをやめる
  • 理由なしに置かれている状況を変えようとしない。受け入れて、理解しようとする。
  • 自分の問題を、他人のことのように観察してみる。
  • オープンマインドで、新しい選択、進む道を考えてみる。
  • モチベーションが湧く新しい答えと解決方法を見出す努力をする。

頑固に状況を受け入れることに反発すると、流動性を止めてしまうこととなります。不平不満を言う、誰かを責める、現実を否定するなど、すべて反発している証拠です。考え方の変化に反発するあなた自身を乗り越えれば、柔軟な頭になるための大切な一歩を踏み出せることでしょう。創造性を生かした考え方で、インスピレーションが湧いてくるはずです。

4.一番大切なこと:自分を楽しむこと

やっていることを心から楽しんでいる時は、結果もおのずとよくなります。これは明確なことです。私たちは、何か興味があったり、注意を引くものに時間やエネルギーを費やすものです。この楽しみこそが、何かに没頭する鍵なのです。何事もうまくいっていれば、時間も忘れて、努力も惜しみません。このような時、私たちは流れにうまくのっているのです。

では、私たちの義務もこのように、本当に楽しむ方法があるのでしょうか?どのようなアクティビティでもゲームのように考えることができます。例えば500のつまらないデータをデータベースに入力するような、退屈で機械的なことをしなければならないとしましょう。そんな時、自分自身と競争してみるのもよいでしょう。時間を測って、以前よりも早く終わらせれるようにするのも一つの手段です。

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科学的に、退屈な作業をする際は、20分間作業し、休憩するサイクルを繰り返すのがよいとされています。ぜひ試してみてください。きっと間違いや失敗の数が減るはずです。

最後に:柔軟でいよう

最小努力の法則で、最大の結果を得るためには、知恵が必要です。生活の中で、どの作業も出来るだけ早くこなそうとしていませんか。それなりの結果が付いてくるルーティーンになっている作業だと、他にもっと効果的な方法がないか考えてみたりすることはないでしょう。

時間やエネルギーをたくさん必要とする日課や、仕事のルーティーンは、柔軟な考えを妨げてしまいます。行動だけでなく、考え方までも制約してしまうのです。そうすると気づかないうちに、頭が硬くなってしまい身動きがとれなくなってしまいます。このような時、最小努力の法則が、もっと良い結果をもたらしてくれる効果的な方法を見つける手助けになるのです。

この法則の大切なところは、創造性と楽しみに焦点を置いているところです。自分の幸せを考えたり、もっと想像力を膨らませるような習慣を生活に取り入れてみるのもいいでしょう。自分にとって楽しむことのできる簡単な道を選ぶことで、よりよい自分に近づけ、最良の結果を得られることができるでしょう。