セックスへの興味を失う女性

· 2018年9月24日

女性がセックスに興味を示さないからといって、冷たくしているとは限りません。性的欲望の減退には様々な潜在的な理由があります。もしかして、ただ単にそういう気分ではないかもしれないし、性機能不全になっている可能性もあります。

女性が性的欲望を失うことはどんなときにもあり得ます。女性の性衝動は男性より変動する傾向にあるからです。この問題に言及した研究がいくつか存在します。フィンランドのトゥルク大学の研究によれば、女性の性的欲望の変動は主にパートナーに関係した要因によると言います。

 

女性の性欲減退の理由のひとつには、不感症があります。これについて、精神障害の診断と統計マニュアル(DSM-5)が症状を説明しています。

女性が性欲を失ったら、心理的な障害なのか?

不感症の女性は、全く性欲を感じません。しかし、1人1人の女性の個々の状況を考えておかなくてはいけません。

パートナーとセックスしたいと思う回数が減るという変動だけでは、この病気として診断するには不十分です。もしかして、単にそこまでセックスをしたくないだけかもしれません。これだけではその女性が病気とは言えません。

拒否
女性の不感症を診断する基準

DSM-5では、この病気を診断するための基準を提唱しています。女性の性欲が低くても、これらの基準に合わない場合は心理的な病気ではありません。それではその基準を見てみましょう。

 

A. 性的興味や性的興奮の不在あるいは減退。少なくとも以下のひとつに当てはまる。

  • 性行為へ興味がない、あるいは興味が減退。
  • 性的な想像や思考の不在、あるいは減少。
  • 性行為を求めることが減る、あるいはない。パートナーが性行為を求めるのを頻繁に避ける。
  • パートナーとの性行為中、ほとんど(75~100%)興奮を覚えない、性的な快感を得ない。
  • 性的な誘いに反応して興奮したり快感を得ることが減少、あるいは皆無。(口語、文字、視覚など)
  • ほとんどすべての性行為(75~100%)において、性器・非性器の感覚が著しく減退あるいは皆無。

B. パートAの症状が最短6か月間みられる。

C. パートAの症状が深刻な苦悩を生み出している。

D. 不感症は、その他の非性的精神障害が理由ではない。交際における深刻な変化(性差別など)や他のストレスが原因でもない。薬、化学物質、他の医療行為の理由によるものでもない。

女性の数だけ性欲低下の理由がある

女性の数だけ異なる症状があります。女性それぞれが異なる方法で性を表現したり、興奮を覚えたりするのと同じです。理由が全く同じだという女性はいません。例えば、不感症と言っても性行為自体への興味の減退を意味するという女性がいます。性的思考の不在や性行為を求めることに控えめになっている人もいます。主な症状が、性的に興奮しないという人もいるかもしれません。性的な刺激に性欲で答えられない人もいます。それは、性的興奮の肉体的サインがないということを示します。

悩む女性
交際の問題が不感問題を引き起こすこともある

女性の性機能不全は、オーガズムを得ることが難しいことと結び付けて考えられます。性行為中の痛み、まれな性行為、パートナーとの間における性欲のアンバランスなども挙げられます。

専門家は、交際問題やムード障害とこの病気を関連付けています。セックスへの期待は状況を改善してはくれません。社会が性への興味や興奮度に関して非現実的な期待を持っていることも良くありません。ひどいセックスのテクニックや情報不足も問題です。

これらの要因はジェンダーの役割という信仰と共に覚えておくべき重要な環境です。巷に溢れている情報や過去の性教育も、セックスに関する誤った考えや間違った期待を抱かせます。

女性の性欲減退を引き起こす他の理由

すでにお話ししたように、すべての問題を病気として扱うべきではありません。性欲減退の原因は、何らかの薬が原因かもしれません。ピルや抗うつ薬は女性の性欲に影響します。

問題の根は、パートナーとの間に起こったこと以上のものかもしれません。医学的治療の副作用とは別のものかもしれません。 この問題は特に閉経前の女性と関連付けられていますが、性機能障害はどの年齢の女性にも起こりかねます。

オクラホマ大学健康科学センターによれば、アメリカでは、およそ3分の1の女性が性機能障害に苦しんでいます。メイヨー・クリニックでは、40%の女性が人生のどこかでこのような症状を経験していると示しています。

このような状況の中で不安になっているなら、性機能障害専門の心理療法士をたずねてみてください。専門家だけがどう対処すればいいかを理解しています。自分に適切なレベルの性欲を回復し、人生の質を上げる助けになってくれるはずです。