スローライフ:のびのびと生きること

スローライフ:のびのびと生きること

最後の更新: 01 2月, 2018

スローライフは、若い世代によって始められた文化の一つです。以前、私達のゴールは全てを早く済ませることでした。このゴールにより多くの恩恵があった一方、多くの人間が破滅の端に立たされた事も事実です。

このスローライフには強さを持つという理念があります。今いる場所から違う国に数時間で行けるという事はとても素晴らしいことですが、愛し合う時間や食事の時間が数分しかないというのは良い考えではないと思い始めたのです。

「目標を一度も見落とさない最も遅い人間は、目標を失う最も急いでる人間よりも速い。」

-ゴットホルト・エフライム・レッシング-

光の速さで何かを経験することは、本当の経験とは違うものです。また、常に速さを求めるということは、多くのストレスと緊張を表します。結局のところ、それは人生でなくなってしまいます。激しいペースで生きると、反対に人生は短くなってしまうのです。

スローライフは人生の様々な側面におけるゆっくりさに重きを置いています。この社会現象は、特定のグループが引き起こしたものではありませんが、その動きにはいくつかの原点が存在します。その共通点として、この終わりのない世界でアクセルを踏み続けることへの拒絶がありました。

スローライフとスローフード

スローライフの最初の道は食と共に生まれました。それは1986年にマクドナルドがローマでオープンした時に起こったのです。

当時ローマの料理人達はとても怒っていました。世界で最も古い食の伝統を持つ地域は、ファストフードの突然の競争に直面出来なかったのです。

ベリーと蜂蜜

イタリアのように料理や食に長い歴史や文化を持っている国は、食べ物を速さや手軽さで捉えてはいませんでした。彼らにとってそれは、全くの真逆の考えだったのです。

良いチーズやワインは時間がかかるものですし、美味しい料理は何時間、又は何日もかけて仕上げることもあるのです。

そして、1989年に世界中の有名シェフ達がスローフードマニフェストという、ファストフードの拒絶への合意をパリで結んだのです。

これは、伝統的で素晴らしい食の保護活動と呼ばれ、そうしてスローライフの最初の一歩が築かれたのです。

スローファッションの流行

ファッションはスローライフの活動を広める第2の原点になりました。少し矛盾しているようにも聞こえます。なぜなら、ファッションには本来短期的なコンセプトを含んでおり、ファストファッションは現在でも強力なパワーを持っているからです。

しかし、このスローファッションには、環境に責任を持ち、社会的に持続可能なものにするという概念があり、その考えは徐々に人々に広まっています。

湖の上で踊る女性

このムーブメントは2013年にバングラディッシュの繊維工場で起こった事故をきっかけに多くの人を急激に巻き込み始めました。この事故は人々にファッション業界がどれほどの貧しい労働者の上で成り立っているものか、そしてどれだけ環境に対して有害であったかを明らかにしたのです。

スローファッションは安い服の購入を辞めるように呼びかけています。安い服は6ヵ月以上もたないと言われており、再度安い服を買ってしまうというサイクルが行われてしまうからです。

この活動では、普段より少し高めで品質の良いものを購入することを勧めています。このことから分かるように、スローライフは捨てる文化への拒絶も含んでいるのです。

食やファッションから内部へ

スローライフは、食から始まり、ファッションへと続いていきました。そして、さらに建築や旅行といった分野にも広がってきました。そして、「スローシティー」という考えも広がりつつあるのです。

このスローシティーというのは、居住者が5万人以下で、徒歩や自転車で生活が成り立つようインフラが整備されている街の事を指します。

また、スローエデュケーション(スロー教育)というのも現れました。学校が学生の学習ペースを尊重を勧める考えで、幼児や10代の生徒がより柔軟になれるよう、学校のスケジュールを作成する活動などがあります。

重要なポイントとして、これら全ては生活のサイクルに調整するというものがあります。学校はやる気や興味を引き出し、学びをガイドする場所で、誰かを強制させるものではないという事なのです。

海岸の男の子とスノードーム

スローライフは未来と向き合う為の革命的な方法です。私達が生産という鎖の中にただ存在するものでないという事はより明らかになっています。

私達は人間で、人生の意味を探しています。スローライフのコンセプトは疑うことなく私達を成長させてくれるもので、このめまぐるしい世界に希望を与えてくれるものでしょう。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。