側弯症を防ぐ4つのエクササイズ
側弯症とは、思春期前の成長期によく見られる脊柱の側弯です。これは、成長が突然起こった場合によく見られます。脊柱のどの部分にも起こりえ、最も影響を受けやすい部分は胸部の高さの辺りと背中の下部です。
側弯症を防止するためにデザインされたエクササイズが存在します。矯正装置と手術と併用しておこなうことが可能です。きちんと実施すれば、脊柱、胸郭、肩、骨盤をきちんとまっすぐ直すことができます。 これによって正しい姿勢を作ることができます。症状が深刻な場合は、医師に相談してください。
側弯症について
側弯症は、子どもによく見られます。多くのケースでは治療は必要なく、成長する過程で治ります。しかし、曲率や発症した年齢によっては、理学療法や整形外科の治療が必要になります。
側弯症の患者で手術が必要になる人はあまりいません。最も深刻なケースの場合のみです。複雑化すると、慢性的な痛み、呼吸障害、運動機能低下などが起こります。
特定のエクササイズをすることは、整形外科や手術の代わりにはならないため注意が必要です。介入治療として考えられており、単独で行われたり、他のタイプの治療と一緒に行われます。
側弯症を防ぐためのエクササイズのメリット
エクササイズが手術の代わりにならないなら、なぜ行うのでしょうか?名前から示唆されているように、側弯症向けのエクササイズの基本的な機能は、さらに複雑化することの回避です。その為、以下のようなメリットがあります。
- 手術や矯正器具の必要性を減らす
- 曲がりを安定させ減らす
- 病気の進行をとめる
- 脳と筋肉の関係を改善
- 脊柱変形を軽減
側弯症を防ぐ4つのエクササイズ
側弯症を防ぐのに最適なエクササイズ4つをご紹介します。頻繁に行えば、症状が軽減されると感じるようになるかもしれません。
1 – プランク
このエクササイズを行う方法はいろいろあり、中心部分と腹筋を固めてくれます。初心者には、腕とつま先で体を支える方法をおすすめします。
下を向いた状態で、お腹と脚が床につかないように腕とつま先で体を支えます。 腹筋に力を入れて、この体勢をゆっくり息をしながら1分間保ってください。最後に1分休みます。このステップを3回繰り返してください。
体は完全にまっすぐで、床と平行になっているようにしてください。ひざを曲げたり。背中が沈まないように心がけましょう。
2 – バード・ドッグ
これも側弯症を防ぐエクササイズのひとつです。お腹を支えるために、エクササイズボールが必要です。ボールの上に寝転がり、つま先で体を支えましょう。
次に、左足と右手を挙げます。3秒間保っておろしてください。それから左手と右足を挙げます。3秒間保って、まっすぐのポジションに戻します。各方面10回ずつ行ってください。
体をボールで安定させ、落ちてケガをしないようにしましょう。背中をまっすぐにしながら、中心の筋肉を鍛える運動です。
3 – 三頭筋リフト
三頭筋リフトは、体をサポートする筋肉に働きます。このエクササイズにはフリーウェイトが最適ですが、腕の強さが足りないなら、トレーニング機を使っても構いません。
エクササイズボールの上に座って、足を肩幅に開きます。右手でウェイトをもって頭の上まで持ち上げます。それから、左手で右手を持ちます。ここで右の肘を曲げて、前腕部を背中の後ろに持っていきます。次に、息を吐きながら右手を元の位置に戻していきます。このエクササイズを10回繰り返して、反対の手に変えましょう。
正しく呼吸し続けることがかなり重要です。肘を曲げるときは息をしっかり吸い、まっすぐに伸ばすときは息を吐き出すことを忘れないでください。
4 – 木のポーズ
このヨガのポーズは、側弯症を防ぎ治療するのに最適です。足を肩幅に開いて立ったら、右足で片足立ちし、左足首を両手で持ちます。
それから、左足の裏を右の股の筋肉のあたりに当てます。手のひらを合わせて頭の上に腕をあげ、右足でバランスを取ってください。このポーズを30秒~1分間ほど保って、両脚5回ずつ行ってください。
4つのエクササイズは最も深刻な症状を回避するのに役立ちます。しかし、もし痛みがひどくなっていると感じたら、すぐに医者の診断を受けてください。問題を治療するための最適な処置をしてくれるはずです。