運動感覚性コミュニケーション:なぜとても大切なの?

· 2018年9月2日

運動感覚性コミュニケーションとは、人間が使う様々な「言語」の中の一つです。一般的には、ボデイーランゲージと呼ばれているものです。それには、あらゆる体の動きが含まれます。運動感覚性コミュニケーションは非常に強力で、その人の人格や感情について様々な情報を与えてくれます。普段は、自分たちがどのように行動でメッセージを伝えているのか意識していませんが、それは紛れもなくコミュニケーションの一つなのです。

「そしてわかったんです、すべての感覚、視覚が最も表面的で、聴覚が最も傲慢で、嗅覚が最も官能的で、味覚が最も迷信的で気まぐれで、触覚が最も深遠で哲学的だということが」

この言語での「言葉」とは、ジェスチャー、姿勢、目線、そして体の動きのことです。声のトーンや体の接触なども含めることができるでしょう。言葉を使わないコミュニケーションについては非常にたくさんのことが言われてきているので、今回は他人との触れ合いに焦点を当てたいと思います。

運動感覚性コミュニケーションと接触

体の触れ合いでのコミュニケーション

触れることは、運動感覚性コミュニケーションの中では最も大切な要素の一つです。すべての人間は接触という行動をします。本人は気づいていなくてもです。これは実際、ほとんど注目されない形でのコミュニケーションです。

新しいテクノロジーは私たちをつないでくれますが、それはデバイスを通してのみです。反対に、他人との身体的な接触はどんどん少なくなっています。私たちはバーチャルなコミュニケーションをし、肌と肌の触れ合いはほとんどしません。

接触を伴う運動感覚性コミュニケーションの主な形は、挨拶、キス、ハグ、優しいふれあい、息を吹きかけることなどです。このカテゴリーの中に拍手を入れる人もいますが、これは実のところ聴覚や視覚の分野により属します。

接触のコミュニケーションの重要性

接触を通しての運動感覚性コミュニケーションは、他の人間とつながるための最も原始的な方法の一つです。そのため、これは最も偽りがなく必要不可欠なものの一つでもあるのです。私たちが経験する最初の接触は母乳を吸うことです。これは食事の方法であるだけでなく、赤ちゃんは愛着を感じ始めます。同じことがお母さんが赤ちゃんの柔らかな肌を撫でてあげる時にも起こります。

肌と肌の触れ合いの重要性

このタイプの接触のコミュニケーションはとても大切なので、多くの哺乳類、特に猿がこれを行います。猿は毛づくろいをし、抱き合い、お互いを触るということを頻繁に行います。

人間はこのタイプの運動感覚性コミュニケーションをより必要とします。触れられていない子どもは、生まれて最初の数か月を生き残るのにとても大変な思いをし、後に心の問題を抱えることになる可能性が高くなります。歳をとるにつれて必要性は減りますが、一生を通して必要としていることに変わりはありません。しかし私たちは深い悲しみを負った時や病気の時など、特にこういったコミュニケーションが必要となる場合があります。

触れることの意味

誰かとあいさつするときに手を差し出したとき、接触の運動感覚性コミュニケーションが起こります。あなたが握手をする強さやどうお互いの手をどう握るかが、その関係性について物語っています。それは時には中立的なもので、時にはより親密なものです。

文化も私たちがどうお互いに触れるかに影響を及ぼします。ある場所では、人々は感情の距離を維持しがちなので、接触は最低限になります。またある場所ではハグや背中を叩くこと、そして身体的な接触全般がとてもよくあることだというところもあります。どんな場合でも、どんな文化でも、誰もが自分なりの触れ方を持っています。

接触の方法はそれぞれ

運動感覚性コミュニケーションは関係性を強めることも弱めることもあります。お互いに触れ合うカップルはより長く続いつきあいをする可能性があります。また同僚と身体的な接触をすることの多い人々は、よりハッピーで病気になりにくいのです。今日の社会は触れることに反対ですが、そのことを意識することが、身体的な接触が生き続けるようにするための最初の一歩なのです。