若者と体のイメージ問題

03 12月, 2019
体のイメージ問題は、現代社会の美的基準と自分の体に対する知覚の不一致から生じます。ここでは、その原因と若者に与える影響を分析します。

今日は外見の心理的・主観的感覚、体のイメージに関する問題についてお話しします。この感覚は、実際の外見と近いこともありますが、真実とかけ離れていることもあります。自分の体に対する態度、感情、行動から体のイメージ問題が生じます。

多くの人が、自分の体にどこか不満をもっています。それを変えようと自暴自棄な行動をする必要性を感じない限り、それは異常ではありません。例えば、不満のある体の一部を変えるために手術を受けるなどは疑問の残ることです。

このような状態は、体のイメージ問題、体の不満として取り上げられます。それを変えようと、身体的、精神的リスクを顧みず害のある行動をとろうとするのであれば、体のイメージ問題を抱えていると言えます。

 

体のイメージ問題のはじまりと原因

西洋文化において体のイメージ問題は非常に多くなっています。その原因を探るため、専門家や研究員は過去20年、研究を続けています。調査は主に次の2つに分類されます。

心理的要因が社会的要因と関係しているのは明らかです。両者には深い関係があります。

若者 体のイメージ

 

若者がもつ体の不満

知覚的、情緒的、行動的側面が体のイメージを作ります。私達は今、見た目を非常に重要視する社会に生きています。西洋文化では、女性には細さ、男性には筋肉が求められます。

メディアは常に美しさのイメージをばらまいています。最近、業界は美や「理想的な体」を崇拝することで利益を得ています。

「健康からは得られない美のスタンダートを文化が作り、女の子は摂食障害を起こす。不自然な細さが魅力的になり、女の子は痩せるために不自然なことをする」

-メアリー・パイファー-

体のイメージ問題に年齢は関係ありませんが、これは、10代の子どもに大きな危害を与えます思春期は変化の時です。ティーンエージャーは本当の自分を知ろうし、変化に敏感になります。そのため、他の年齢と比べ、社会やメディアが与えるメッセージが大きく影響します。

さらに、体のイメージ問題は思春期前にも現れると指摘する研究もあります。これは非常に警戒すべきことで、子どもにこのようなことが起こらぬよう社会は対策をする必要があります。

体のイメージ 問題

 

ネガティブな体のイメージが与える影響

「理想の体」を手に入れようとし、体の不満が健康を害する行動につながることがあります。例えば、体重を減らすため特定の食べ物を制限したり、断食したり、過度の運動をしたりします。

思春期前にこのような行動をとると、体は疲労を抱え、骨損傷、胃腸障害、栄養失調を起こす可能性があります。深刻なケースでは、成長を止めたり、思春期の遅れ、摂食障害を起こします。このような障害は多くの場合、体のイメージ問題が元にあります。

摂食障害は男性より女性に多い病気です。しかし、ここ数年男性にも摂食障害の症状が増えてきています。痩せすぎ、太りすぎ、筋肉がないと感じ、不満になることが多いようです。一方で女性は、体重への不満が多いようです。

これらを避けるため、学校など様々な施設で効果的だと証明されているアプローチもあります。また、体の見た目に関し、メディアが送るメッセージに批判的になることが推奨されています。これにより、10代を含む子ども、そして大人も、健康習慣をつけるために何が健康で何が不健康であるかに意識を向けるようになるはずです

「金や銀ではなく、健康が本当の富である」

-マハトマ・ガンジー-

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