私たちの魂を温めてくれる記憶

· 2018年2月12日

突然、私たちの魂を温めてくれるような、思いやりのある、そして笑顔を私たちにくれるような記憶が誰にでもあるでしょう。 そのような記憶ほど、困難だと感じる瞬間を私たちの思い出に変えて、今日のこの瞬間に少しでも幸せを感じさせてくれるものはありません。

写真では撮ることができない、多くのすばらしい瞬間が思い出になると言われています。 電子メディアは、匂い、肌の快感、キスの味、夜明けの新鮮な風などを呼び起こしてはくれないからです。

素晴らしい瞬間の後に、忘れられない記憶、私たちを笑わせるもの、魂をひきつけるもの、そしてそこにいたすべてが心の中にまだ残っていると感じさせてくれる何かが生まれます。

私たちが記憶についてわかっておかなければならない1つの側面は、心の中は底なしではないということです。心はデータ、画像、経験を保存し、ロックされた状態に保つことができる無限の容量の空間ではありません。 実際、記憶は、新しい色合いをもたらし、変換し、消去することができるキャンバスのようなものなのです。

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記憶と意識のロック

有名な哲学者、心理学者、ヘンリー・ジェームズの兄弟であるウィリアム・ジェイムスにとって、記憶と意識は鍵とロックをかけることができるようなものです。 例を挙げてみましょう。歌や曲を聞くと、私たちの記憶は過去にその曲を聴いていた瞬間に瞬時に移動します。 タイムマシーンは必要ありません。 それは、不随意的な記憶であり、日々の中で気づかないうちに起こっているものなのです。

私たちはそのぼんやりとした記憶の中に数秒間停止します。その瞬間は、私たちに肯定的または否定的な影響を与えることができます。すぐに、私たちの意識は私たちを解き放ち、私たちを現実に戻します。 これはその記憶が現実と完全に切り離されているからではなく、この瞬間の一回限りの記憶の旅は、私たち自身の意識に組み込まれるのです。

神経科学が説明しているように、記憶は永遠の旅人であり、私たちの広大な心に招待され、過去を評価し、現在に行動し、将来を計画することに役に立っています。 これはすべて私たち一人ひとりを特徴付ける花のようで、混沌とした独特な意識の”すべて”に組み込まれているのです。

時計

肯定的な思い出を創造するために、現在を作ることの必要性

ポジティブな経験は、幸せな思い出を作り出す」 これは私たちが皆知っていることです。しかし、幸せで楽しい、素敵な経験を生み出すことに必ずしも私たちの力だけでは及ばないこともわかっています。 時には運がなく、失望、方向転換、傷つくことを経験する、灰色をした日さえあります。

「思い出がある人にとっては思い出すことは簡単であり、心がある人にとっては忘れるのは難しい」

―ガブリエル・ガルシア・マルケス 

記憶は常に事実を忠実に反映しているわけではありません。 私たち一人ひとりが同じようにみても違うように解釈して知覚し、それが人間の記憶の魔法と謎が存在する場所なので、2人の人が同じ現実を経験したとしても違うように記憶しているでしょう。 脳はカメラでも複写機でもなく、素晴らしい通訳なのです。

これは私たちのすばらしい武器のようになります。 その理由を説明しましょう。

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記憶と感情

私たちは、私たち自身の現実の建築家であり、記憶と感情を利用して、より大きな自信と強さで道を進むことができます。 そのために、以下の戦略を検討してみてください。

・傷を癒してくれる記憶。 例を挙げてみましょう。あなたが今恋人と別れたとします。 悲しみに直面するための1つの方法は、ネガティブなまたはトラウマになるような記憶ばかりに集中しないことです。 そういう記憶に集中すると、私たちは前進することができず、苦しみに捕らわれたままになります。 受け入れましょう。そうすることで、私たちは人生の一部を終わらせることができます。そしてネガティブな記憶よりも良い記憶により価値を見出しましょう。 それだけで、私たちは人生を「生きる価値のあるもの」と見なすことができます。

うつ病に苦しんでいるときの私たちの記憶は、剣のように鋭いものになる可能性があります。 雑誌「Frontiers in Psychology」に掲載された興味深い研究によれば、うつ病患者に過去の幸せな瞬間を思い出してもらうことは、非生産的である可能性があるそうです。 このような場合、うつ病の人々は記憶や肯定的な経験を楽しむことができない心の状態にあるため、脳はその「報酬」を活性化できないのです。

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だから、私たちが暗闇の中にいる時、私たちが 「記憶」に戻る前に、考え方を変えて現在を創り改善すること、 私たちの現実を改善することができる新しい感情を創造することが重要です。 時々、変化とは、重要なスパーク、すなわち肯定的で希望的な感情を必要とするだけなのです。