よりはっきり見るためには、暗闇が必要?

よりはっきり見るためには、暗闇が必要?

最後の更新: 02 3月, 2019

想像してみてください。あなたがとても明るい場所を歩いていると、誰かに話しかけられました。その場所はあまりに明るいため、前が見えず、それが誰かは分かりません。あなたは手で目を少し覆って影を作るでしょう。一瞬の暗闇が必要だったのです

そうすると、それが友達か、それとも道を尋ねる知らない人かが分かります。誰か分かれば、親しみを込めた挨拶をしたり、または優しく道を教えることが出来るでしょう。

 

よりはっきり見ることで、より賢い選択をする

光だけの世界を想像してみてください。暗闇を知らなければ、どのように光を理解し、ありがたく思うことができるでしょう。光と影の対比が、知識を深めます。私達は二元性の世界にいるのです―上と下、寒と暖、善と悪…。

暗闇の人

痛みにより、喜びのありがたさを理解します。混沌とした世界が、平和への感謝を増幅させます。憎しみが、愛への理解を深めます。このように、人生の困難が、必要な自己知識を創造する強力な道具になるのです。

ニュアンスを理解すると、より賢い選択ができます。暗闇は反省のチャンスです。外を見るのではなく、内側に目を向けます。人生は頭から心への旅です。

人生の困難が心を開かせ、その旅を進めることにより、私達はその困難をよりよく評価し、理解できるようになります。簡単に言うと、暗闇は自分を知るチャンスで、内にあるものと近づくことができるようになるのです。

 

音楽の話

想像してみてください。今までにないとても美しい音楽がある場所にあなたは生まれてきました。楽しく華やかな音楽です。あなたは人生を通してその音楽を聞いてきました。音楽がないことはなく、生涯を通じて音楽を聞いてきたでしょう。

ある日、気がつきます。あなたはいつも音楽を耳にしていたにもかかわらず、一度も耳を傾けたことがなかったのです。それが当然だと思い、価値を認めたことがなかったのです。ずっと聞いてきたものです。そして、音楽の価値を認めることができるようになりたいと考えます。

より大きな成果を得るために、挑戦的な方法でこれを行うことにしました。音楽のない場所へ行き、それを再現することにより、深い理解が得られると考えました。

それができるのは、頭の中の音楽の記憶が弱くなった時のみです。思い出そうとする経験と、家で聞こえていた特別な交響曲を作り直そうとすることで、その偉大さに対する完全なる知識を得ることが出来るのです。

新たな場所にいきます。新たな音楽を聞きます。素晴らしい曲があり、また、不協和音で耳の痛い音楽もあります。この不快な音があなたの中で希望を大きくし、ついに、解決法を見出します。自分の音楽を作ることです。そして創造には、必ず暗闇が必要なのです。

音楽

 

気づき

すぐに、自分の曲を書き始めます。初め、新たな場所の騒々しい音楽が邪魔になります。しかし、時とともに外界の音から離れて心のメロディーに耳を傾け始めることで、音楽の創造はより美しいものになります。

遂に、傑作ができあがりました。それを終えた時、あることに気づきました。あなたの書いた傑作は、あなたが家で聞く音楽と同じでした。この気づきにより、ひらめきました。自分がその音楽なのです。あなたが外から聞いたものではなく、音楽はあなた自身であり、あなたが音楽なのです

新たな場所で自分を「創造する」ことにより、コンフォートゾーンを出なければ気づくことができなかった自分を知ることができます。暗闇、完全な新しさを経験しなければ、あなたを囲む素晴らしい音楽に感謝することもできません。

人生の困難が存在するのは、本当の自分に気づく前に、自分でないものを経験するためです。暗闇の瞬間や不和な音を探索した後で、自分の家の交響曲を作り直すとも言えるでしょう。よりはっきり見るためには、暗闇が必要です。光に感謝し、より良い方向性を選ぶために、暗闇が必要なのです。

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