罪悪感を緩和する方法

· 2017年11月1日

私たちは、一定の行動規範が課される文化的環境で生きています。私たちの行いには、報酬や罰が伴うと教えられています。「受け入れられる行い」のルールから反した過ちや物事を行った場合、罪悪感に苛まれます。「期待された」ことをするのをやめたときも、同じように罪悪感に苛まれます。この罪悪感こそが、私たちの問題の原因です。

このようなタイプのルールは様々なところで見つけることができます。家庭内、仕事場、学校、日常生活などです。私たちは決断をするとき、正しいことと間違ったことを区別するために常に行動規範を考えなくてはいけません。社会的な存在である限り、モラルのコンパスを使って生きなくてはいけません。

 

「徳や罪、美しいものや醜いもので人生が成り立っていることに、罪の意識は持っていない。」
-ベニート・ペレス・ガルドス-

時々、物事は行き過ぎてしまうことがあります。例えば、カトリックのような宗教では、「原罪」を負って生まれてきます。この罪は、洗礼のサクラメントによってのみ消すことができます。 私たちがこの世に生まれる前から、私たちは罪深いとされてしまうのです。しかも、そもそもその評決が下された理由はわかっていません。

 

理想的なのは、この恐怖に私たちがマヒしてしまわないことです。間違いを認識し、間違いを省み、学ぶのは大切なことです。しかし、一生罪悪感を背負って生きていくのは健全ではありません。 そのような方法で、人として成長し、目標を達成できる人はいません。人の一生をコントロールしてしまうような強い罪の意識は非常に危険です。

 

自分を非難し過ぎたり、他人にあなたを批判させたりしない

わたしたちは常に社会的受容に気を付けて過ごしています。多くの場合、他の人がどう思うかを考えなければ一歩踏み出すこともできません。私たちの存在はそれだけで宝であるはずなのに、冷たく希望のない場所に変わってしまいました。自分たちを隔離し、どんな意見も発することを恐れるようになってしまいました。最終的には、できるだけ目立たないようになるなら何でもするようになります。

バードネストヘアの女性

誰かや自分自身を落胆させたとき、状況はさらに悪化します。誰が正しいかに関わらず、はじめに私たちがすべきことは罪をかぶることです。こうすることで、私たちは時に残酷に容赦なく自分自身を非難します。そのため、自分自身への信頼感、自尊心は大きな打撃を受けます。

さらに、他人がわたしたちの行動がふさわしくないと言ってくることもあります。かれらは、不公平で身勝手で不均衡な制裁を下します。必然的に、私たちだけが傷つくことになります。私たちが他人を尊重するように、自分自身も尊重される価値があることを覚えておいてください。共存社会の中では、そのような尊厳が保証されているべきです。

セカンドチャンスを与えられる権利がない人はいません。間違いを受け入れることは、あなたを精神的に豊かにしてくれる高貴な行いです。わたしたちはみな平等です。罪悪感が人生の障害にならないようにするためには、自分を許さなくてはいけません。また、他人を許し、彼らにはあなたに権力を行使する権利がないということを理解しなくてはいけません。

 

罪悪感を過去に残し、今を歩き始める

過去を忘れる人は過ちを繰り返す」をいうフレーズを多くの人は理解していません。このフレーズは、スペイン人の詩人のジョージ・サンタヤーナ(ホルヘ・アグスティン・ニコラス・ルイス)の言葉から来ています。多くの人はこのフレーズを過去に留まる動機として見ています。確かに、同じ過ちを繰り返さないために、歴史を忘れずにいることは大事です。しかし、起こってすらないかもしれないことの重荷を背負ったままでは成長することはできません。

私たちが最もおかしている過ちは、過去にとらわれることかもしれません。それは終身刑を受けた囚人のように生きているのと一緒です。何も、誰も、その肉体的・精神的な麻痺からは救い出してくれません。将来的には、人間が失望だけの存在になるまで、罪悪感がわたしたちの行動すべてを決めてしまうようになるかもしれません。

虹色傘

人間は、空間と時間において常に変わり続けています。わたしたちの命は宇宙の歩んできた年月に比べたら短いものです。わたしたちは時間の経過を、秒、分、時間によってはかります。さらに、日、夜と単位が大きくなります。それから、週、月、年の周期で経過をはかります。カール・セーガンが述べたように、無限の時間の中で地球は薄い青い点にすぎないのです。

建設的に過去を見てみると、罪の意識も消えていきます。わたしたちはそこから抜け出すことができます。それが成熟するための唯一の方法なのです。逆に、もし過去が私たちを端に追いやり、今もなおその呪縛で縛るのであれば、前にはすすめません。自分の運命は自分で作り上げます。なぜなら、未来はあなた自身の手の中にあるからです。