愛ではなく失望することに疲れた心

· 2018年1月10日

わたしたちはみな少し壊れています。壊れた部分を持ちながら、不可能なパズルをつなぎ合わせようとしています。そのパズルとはこころです。いつももう一度愛を与えたいと思っています。愛し、愛されたいのです。でも、失望によってすでにかなり疲弊してしまっています…

誰かほかの人に何かしてあげたいとき、どこかで相手が自分を失望させるだろう、と構えておくべきだ、というひとがいます。どうしてか、愛情、愛、ケアには、痛みというものが付き物であるかのようにです。しかし、これは事実というわけではありません。

 

自分が知りたいと思うひとと関わるのをやめました。多分、自分に何も与えてくれない人に期待しすぎたんだと思います。 多分、「ワーク&サービス」の契約を期待する人に愛情を与えすぎるというミスを犯したんです。いずれにせよ、たくさんの失望でもう疲弊しているんです…

わたしたちの感情的・社会的脳は、強固な絆の安全性を欲しています。安全性は、わたしたちの生き残りを保証してくれます。このため、わたしたちは失望すると痛みを感じます。わたしたちの中の何かが壊れ、折れます。 強固な絆は消え、空虚さだけが残ります。

何かや誰かに高すぎる期待を募らせてしまうことはあるでしょう。これは事実です。しかし、傷つかないという何らかの保証を必要とします。愛情を与えることを選んだ相手が、わたしたちを失望させたり、絆を壊したりしないという保証です。

どれだけ人があなたに伝えようとも、毎日の人間関係の中で失望を「ふつう」のこととして受け入れる準備ができている人はいません。
裸の女性

悲しみや痛みにも関わらず愛を与える

失望は不適切な行動によって起こるわけではない、と言われるのに聞き慣れています。失望は、特定のものやひとに対して持つ誤った期待によって起こります。そうすると、この聞きなれたフレーズがあまり意味をなさないケースも出てきます。特に、その行動が極めて残忍で、予期できず、痛みを伴う場合です。

 

誰かと良い友人関係を持っているとき、見えないところで非難されるとは夢にも思いません。年を取り、自分の子供たちに見捨てられることを予期できる人はいません。愛し愛されていると思っていた時、パートナーから虐待されたり辱められたりすることは考えても見ません。

失望には、本当で、正真正銘で、深く、むき出しものがあります。このような決定的な経験をした後に愛を与えることは、ほとんど不可能なミッションです。時間が必要です。時間の針を縫い付けて、傷を治す必要があります。あなたの脳が本当の傷として認識する「壊れた破片」を治す必要があります。ハートを繕う女性

米国科学アカデミー紀要によって発表された、感情心理学者のイーサン・クロス氏監修の研究によると、拒絶、裏切り、深い失望は、脳によって殴打、やけど、トラウマ的な物理的衝撃として認識されます。

このようなケースで活性化される脳のエリアは島皮質です。島皮質は痛みと直接関係しています。これらすべてが、脳にとって失望は安全性を与えてくれる絆を断ち切るものであることが証明できます。この絆は何かや誰かに抱いていた信頼を表します。しかし今は消えてしまいました。このような経験のあとにもう一度愛情を与えることは簡単ではありません。しかし、愛情を与えることは傷を癒すいい薬になります。

愛情を与えることや自分を愛することを嫌いにならないで

あなたを冒さない失望があります。それは簡単に受け入れることができます。バラのとげに我慢できたり、接着剤とたくさんの愛でなおした壊れたマグカップを毎日使うことが気にならないなどです。お気に入りだから、我慢できるんです。わたしたちは、治癒し、許し、前へ進みます。こころを石にかえさせてはいけません。もしそうしたら、石のこころは落胆、脆弱性、失敗の井戸に落ちてもう戻ってきません。

本物の愛は傷つけません。こころからの友情は裏切りません。本当に愛する人は一度くらいはあなたを失望させるかもしれませんが、二度と同じことを繰り返しません。だから、自分の人生の複雑な瞬間を乗り越えるための簡単な対処法を振り返ってみてください。

髪の毛が舞う女性

失望はわたしたちを苦しませるほかに、脆弱に感じさせます。無防備に感じると、愛を与えるのではなく受け取る必要があります。誠実さ、強さ、自尊心でもってもう一度自分を再構築し肯定するために、特に自分からの愛が必要です。 これは、時間によってのみ可能で、自分自身の内で正しく処理される必要があります。

時間に加え、3つの基本的感情を処理する必要があります。怒り、悲観主義、無気力です。失望は、わたしたちの根を断ち切り、すべてが変わってしまったかのように感じさせます。このような不幸せの三銃士をすぐさま心から排除してください。

自分に起こったことはあなたに値しないと受け入れてください。しかし、一生苦しむ必要はないということも受け入れないといけません。怒りをえさにしないでください。苦しみを永遠の薬として自分に処方するのはやめてください。その副作用は破滅的なものです。

かわりに、絶対に必要なことを覚えていておいてください。自分を選ぶことを覚えていておいてください。何よりも先に自分を選びましょう。恐怖、不確実性、怒りよりもです。希望を持つことを選び、人生で本当に価値のあるものを育てていきましょう。つまり、愛を与えることです。過去の失望があったとしても、素晴らしい人はまだたくさん存在します。