愛情を切望している人の7つの特徴

2019年4月22日

愛情や感情的な親密性が欠けた状態で成長すると、人は愛を切望するようになります。誰かの腕に抱かれて常に愛情あふれた言葉をかけてもらいたいと感じる人、もしくは他人からの愛を感じたことがない人です。

愛情を受けず育ったひとは、自らの傷が癒えるのを待ちながら人生を歩んでいきます問題は、自分の傷を癒すために他者を求めてしまっていることです。自分の傷というのは、自己愛や自己承認によってのみ癒されるものです。

このような人は、これを人からの愛情や承認と混同することが良くあります。もちろん、外からの愛を欲すること自体に問題はありませんが、自らの愛情を欠いた人がそれをしてしまうと大きな問題につながりかねません。なぜなら、自分に欠けている愛情や自己愛を他人で埋めようとするからです。

「宗教や瞑想なしで生きることはできる。しかし、愛情なくして生きることはできない。」

-ダライ・ラマ-

愛情を必要以上に求めている人は、自分が寂しくなるような状況をよく作り出します。これは立派な精神問題であり、医療的な助けが必要です。

愛情を必要以上に求めている人の7つの特徴は以下の通りです。

愛情を必要以上に求めている人の7つの特徴

1.愛情に対する強迫観念

愛情を切望している人は、愛を非常に重要視します。愛情以外に大切なものはないとまで考えているかもしれません。そのため、誰かから愛情を示されることで心の中に火がともります。

このような人々は、自然と愛情が生まれたり消えていくのを見守ることを困難に感じます。そのため、愛情を受けることに考えただけで不安になります。彼らは、誰かから愛されると期待と恐怖心の両方を感じ、愛情に固執することが良くあります。

泣く女性

2.他人をコントロールしようとする

愛情を切望している人は、愛情を与えてくれる人を独占しようとしたりコントロールしようとすることが良くあります。彼らは、必ずしも相手の人生をコントロールしようとしているわけではありません。むしろ、自分が傷つくことを恐れてこのような行為に走ってしまうのです。

彼らは、自分を愛してくれる人を束縛しておけば失わないと無意識に思っています。(心の傷が原因の)見捨てられることや裏切らることへの恐怖が、このような束縛願望を駆り立てます。しかし、多くの場合は、それにより関係が破綻してしまいます。

3.多くを求める

真摯な愛情を受けないで育つと、その後の人生で愛を信じることが出来なくなってしまいます。そのため、絶え間なく愛情を表現するよう求めるようになります。パートナーや感情的につながりがある人に対して、とても要求が多くなり得ます。

例えば、次のようなことを言ったりします。「そばにいてほしかったのに、あなたはいてくれなかった」、「なにか特別なことをしてくれると思っていたのに、してくれなかった」などです。彼らは、愛は絶対的で無条件なものだと考えます。しかし、母親でさえ、そんなことをするのは不可能です。

4.愛情を乞う

愛情を切望している人は、多くを求める一方で、様々なことを見逃してしまいます。彼らにとって愛する人を失わないことが最優先事項なのです。そのため、自分にとって必要なことや自分自身の健康をないがしろにしてしまいます。

そして、他人に距離を取られそうになると、なんとしてでもそれを食い止めようとします。彼らは自分自身が無価値な人間だと感じていて、他人の愛が自分に価値を与えると考えます。そのため、必要と感じれば暴力を我慢することすらあります。

カップル

5.多くを犠牲にする

このような人は、必要以上に愛情をドラマチックかつ悲劇的なものにしようとします。彼らは自分を愛してくれる人に陶酔しており、そのために全てをなげうってしまいます。

確かに、愛するということに犠牲はつきものですし、そのことは否定しません。しかし、彼らの犠牲は極端なのです。あたかもその人がすべての優先権や権利を持っているかのようにふるまい、自分が全てを捧げなくてはいけないと思っています。

6.他人を信頼しない

愛情を切望している人は、どれだけ努力をしようとも他人を信頼することはできません。常に疑念を抱いており、それが他者との関係に亀裂を生みます。彼らは自分が見捨てられ、傷つくのではないかと思い込んでいるのです。

彼らの不信感はあまりに強く、良いことでも悪いことのように思ってしまいます。そして、何に対しても不純な動機、隠された計画、陰謀を見つけ出そうとします。これらすべてが、傷つくことへの大きな恐怖心から生まれているのです。

7.受け入れられないことも受け入れる

暴力は、どのような形であれ、許されることではありません。しかし、愛情の欠如はしばしば、感情的絆がある人からうける暴力を容認してしまうサイクルに人々を陥れます。

彼らは、意見の違いや衝突と、虐待との違いが分かりません。なんでもないことに対して怒ってしまう一方で、身体及び精神的な暴力も受けいれてしまうのです。

これはとても矛盾した状況です。愛情を切望している人は、自らの心のギャップを埋めるために他者を必要としているのです。しかし、彼には自己愛が欠けているため、繰り返し傷つき続けます。だからこそ、専門家の助けを求めることが大切なのです。

Loredo-Abdalá, A., Trejo-Hernández, J., & Bustos-Valenzuela, V. (1999). Maltrato al menor: Consideraciones clínicas sobre maltrato físico, agresión sexual y deprivación emocional. Gac Med Mex, 135, 611-20.