あいさつの仕方で分かること

12 1月, 2020
あいさつの仕方から何が分かるでしょう? マルチェロ・セベリオ教授がこの質問に答えます。

社会的接触についての面白面のく代表的なもののひとつに、様々なあいさつの仕方があります。これは、文化的属性に関係します

しかし特定の文化、家族、社会的集団を越え、個人の性格や周囲の人と作る繋がりがあいさつには表れるのです。

あいさつ 仕方

 

国別あいさつの仕方

初めて会う時も以前からよく互いを知っている2人が会う時も関係を表現するスタイルがあります。

  • フランスでは、お互いを知っており関係性がある時、両頬に3回キスをします。
  • スペインでは、男性同士は握手かハグをし、女性同士か女性と男性では、頬に2回キスをすることが長い間慣習になっています。
  • イタリアでは、男女とも握手をします。しかし長い間会っていなかった場合はハグをします。
  • チリでは、男性同士の場合握手をし、男性と女性では一般的に頬に1回キスをします。ボリビアやペルーも同じです。
  • アルゼンチンでは、初めて会う人でも、お互いに頬に1回キスをします。
  • モロッコでは、女性は目と足首以外全身が隠されています。男性よりも後ろを歩き、当然、愛着の表現もありません。
  • 中国などの東アジアの国々では、男性と女性が離れて歩きます。男性が約1m前を歩き、身体的接触のないお辞儀をあいさつとします。

 

性別によるあいさつの仕方

興味深いのは、女性はあいさつに関し、少なくとも男性と比べるとお互いにあまり抑制的ではないということです。女性は、特に1960年代まで男性との接触を避ける傾向がありました。60年代に、男性女性のステレオタイプが薄れ、ビクトリア朝の性的執着は崩壊し、女性は異性を誘ったりすることに関して男性より主導権を握るようになりました。

例えば、歴史的にみると、女性は互いへのキスをあいさつとしただけではありません。道で手を握ったり、腕を組んだりするようになりました。男性が同じことをするのはおかしく、これは女性的な行動だとされてきました

さらに性的区別として、男性は、合理的で感情の距離があると考えられ、一方で女性は、より繊細で愛情深いとされてます。しかし現代社会では、それに対する考えが大きく変わってきています。

このような先入観すべてが区別を生み、身体的に愛情を示さなくなっているのです。言い換えると、こういった文脈から押し付けられるルールのせいで、愛情表現がいくらか柔軟になっているということです。文脈により、接触が禁止されたものになったり刺激されたりするのです。

 

家族のタイプ

家族を作る時、親が受け入れられるであろう行動やルールを作り、子どもと初めて接する時からそれを適用します。このように関係的、情緒的ルールが作られ、それは家族ごとに異なります。このルールは、たいてい社会的ステレオタイプに左右されます。

  • 感情的接触がとても限られている家族もいます。キス、ハグ、愛撫、アイコンタクトを避けるのです。愛情表現は服、旅行、お金、花、プレゼントなど物をあげることで示します。
  • 言葉により愛情を示す家族もいます。プレゼントは渡さず、キスやハグ、触れることはなくても、お互いに愛していることを伝えます。
  • 行動で愛情を示す家族もいます。こういった家族ではお互いのために何かをします。支え合い、相手が何を必要としているか分かっており、幸せや健康を気遣います
  • 身体的接触に関し、全く制限がない家族もいます。いつもハグをし、愛情を示します。
あいさつ 仕方

 

家族におけるもっとも健康的な愛情の表現は、いくつかの表現法を組み合わせたもので、家族に合った感謝のメカニズムを見つけることが大切なのは明らかです。

それでも、新しい家族が使うことの多い表現スタイルは必ずあります。自分が育った家庭と同じまたはその反対を適応することが多いものです。一般的にその間はあまりありません。人は、ステレオタイプを識別し、家族外の関係でそれを使い、繰り返す傾向があります。

 

あいさつの仕方

目を向けてみると、あいさつの仕方から、感情や愛着に関しあなたがどのように行動するかが分かります。体の動きやすさ(また、厳格さ)が、周りの人に対する感情について多くのことを語っているのです

初めて会う時

ハグをせず、手を振りあいさつをする人がいます。例えば男性であれば、より形式的に自己紹介し、社会的笑顔を作り、「お会いできて光栄です」というお決まりの言葉を使います。

公式な場

より極端なケースの場合、握手を交わし、軍隊のような腕の動きをします。当然、男性に対しては特に握手をし、女性に対しては頬にキスをして挨拶をします

握手

握手の強さにはとても興味深い意味があります。中程度の握手は、そのあいさつが特に必要ではないことを意味します。より公式な場での男性は、数回握手をし、相手の指を強く握ります。その痛みからこのあいさつはすぐに思い出しやすいものになります。実際、多くの人が、強さや粗雑な動きにより愛情を表現します。

さらに、アイコンタクトを伴う握手があります。これは、社会的、個人的自信の表現です。やわらかく、離しやすい握手をする人がいます。恥ずかしがりやで、社会的接触が苦手で、深い関係を作りたくないため表面的に知り合いたいのです。この種の握手は、特にアイコンタクトがない場合、この意味であることが多くなります。

緊張により、また初めて会うことに焦りを感じ、手に汗をかいているのがわかるということもよくあります。

握手とハグの間

相手の手を自信を持って握り、さらにもう一方の手をそえる人もいます。これは握手とハグの間です。このような人が身体的接触に関しよりオープンなことは明らかで、性格は、支配的だったり侵襲的かもしれません

あいさつ 仕方

初めて会う時に見られるこのような一面は、関係補完を示します。勝負や動きの一種で、相手とどのような関係を築くことができるかを予想するために使うことができるのです。

社会的接触に関しては決まったパターンはありませんが、この一般化により、相手がどのような性格の持ち主かを想像することができるでしょう。