「アラジンファクター」とアサーティブネス

05 8月, 2020
「アラジンファクー」と呼ばれるものをご存知ですか? アラジンファクターがどの程度自分に影響するか、またメリットを得るための方法をご存知ですか?この記事でお話ししていきます。

「アラジンファクター」とは、多くの願いが叶わないのはそれを頼まないからだという理論です。何かを人にお願いした時、相手がそれに答えてくれる可能性を私達は低くみています。頼んだ願いは叶うという「アラジンファクター」は軽視されているのです。

研究により、もらったアンケートに答える、寄付をする、あるいは、単に話を聞くことに人が応じるとは思っていないと示されています。

見知らぬ人の助けが必要になったことはありませんか? 携帯を借りないといけなくなったことはありませんか? 道を尋ねたり、その他のお願いをしたことはありますか? そんな時、遠慮したり、最悪の事態を想像したかと思います。私たちがこのように感じてしまうのは当然のことなのでしょうか?

新しい研究によると、誰かに何かをお願いする時、あまり期待しなかったり、最悪の状態を恐れたりすることが分かっています。ヴァネッサ・ボーンズは、これに関する研究をまとめ、いつもより人に影響を与えるのに役立つ力に関して語っています。

アラジンファクター

アラジンファクターの例1:携帯電話を借りる

緊急の用で誰かの携帯を借りる必要ができたとします。もっと具体的な状況を設定しましょう。 あなたは、バスに乗っている間ずっと好きなユーチューバーの以前の動画を見ていました。気づいたら充電がなくなっていたのですが、迎えに来てもらうよう友達に電話をしなければなりません。こんな時、アラジンファクターはあなたの味方になるでしょうか? この理論によると、必要なのは、誰かにお願いをすることのみです。

携帯電話を貸してくれる人にたどり着くまで、何人の人に聞いたらいいと思いますか?

ある研究で、研究員が似たような質問をしました。まず、実験参加者は、3人の人から携帯を借りるまでに何人に声をかける必要があるか予想します。参加者の予想は平均10人でした。

そして自分達の予想が当たっているかを確かめるため、実際外へ出て3人の人から携帯電話を借りることにチャレンジしました。

興味深いことに、3人から携帯を借りるのに実際声をかけた人数はおよそ6人でした。つまり、人がどの程度進んで助けてくれるかに関し、軽く見過ぎていたのです。

アラジンファクターの例2:恥ずかしい頼み事の場合

思っているより簡単に人は携帯を貸してくれることが分かりました。では、この親切心はどの程度あるのでしょうか? では、何か道徳的に問題となるようなことを頼まれた場合はどうでしょう

別の研究で、ボーンズと研究員は、図書館の本に落書きをするという、より深刻と思われる例で実験を行いました。

実験参加者は、図書館の本に「Pickle」という言葉を書いてもらうよう誰かに頼みます。もっと詳しく言うと、これは誰かに対する悪ふざけで、自分の字ではなく他の人に書いてもらう必要があると相手に説明します。

携帯電話の研究同様、実験参加者は、3人に図書館の本に落書きをしてもらうのに、何人の人に声をかける必要があるか予想してもらいました。参加者の平均的な予想は、3人が見つかるまでに11人の人に声をかけるというものでした

そして実際に、本に書き込みをしてもらう人を探します。頼まれた人の反応は、「本に落書き?」「本当に?」「いい本なのに」などです。

しかし、予想とは違い、3人に落書きをしてもらうのに声をかけた人数は平均して5人だったのです

頼み事をすることへの誤解

人が自分を助けてくれる可能性を私達は甘く見ていることが分かりました。では、なぜ私達の予想はこんなにも外れているのでしょうか? その理由のひとつは、誰かに「ノー」とは言いづらいということを私達が忘れがちであることにあるようです

環境保全に取り組む署名を求められた時、断るのに抵抗を感じるでしょう。また、断った場合、相手を非難しているように感じ、また、相手の価値に反対していると伝えるようでもあります。

「単に、ノーと言うことの不快さを避けるために、多くの人がやりたくないことにも同意する」とボーンズは言います。

しかしこの場合であっても、私達はあまり考えずに行う傾向があるようです。そして、断ることへの不快感を考えないほど予想は外れます。

アラジンファクター

相手に願いを予想させず、自分で形作る

この研究(同じ名前の本)は、願いを叶えたければ、やるしかないと示しているようです。ここで紹介したのは逸話のような例ですが、日常生活においては私達の目標は異なり、また道中で複数の否定的な反応を受けることもあるでしょう。これを予期するのも人生です。商業や営利目的の場合、人が常に「ノー」というのを予測していることは明らかです。

このような否定の場合を越え、相手に自分が何を必要としているか説明させることなく、「ノー」と言うことができない人も必ずいます

コミュニケーション能力は、日常において自分が何に興味があるかを理解するのに役立つだけでなく、アサーティブネスの実践にもつながります。そしてこういった意味では、願いを叶えてもらうためには「ジーニーの魔法のランプ」がたくさんの疑問を抱かないようにすることが大切です。