誤った考えを持っている人を正すこと

19 4月, 2020
誤った考えを持っている人がいて、それに気づかせたい場合、丁寧かつアサーティブにこれを行う必要があります。道徳的優位性を利用して話そうとしてはいけません。間違っていたのは自分だということに気づくかもしれないからです。

誤った考えを持っている人を正す時の適切(かつ、丁寧)な方法を学んでおくと良いでしょう。世の中にはフェイクニュースが溢れており、それを真実だと捉えがちになっています。そこで、私達が闘うべき複雑な相手は、「自分が正しい」という世界中の多くの人が抱える病気です

まず、誰だって間違うことがあると考える必要があります。これは真実であり、謙虚な姿勢を備えておかなければなりません。しかし、人は間違うことがあると認めることができないのであれば、相手に誤解を認めさせることは難しいでしょう。それでは、ケンカにならないように人をうまく正すにはどうしたら良いでしょう? 緊張を走らせたり、大きくなりやすい負の感情を生まずに、相手の考えが間違っていることに気づかせる方法はあるのでしょうか?

これは機転の利かせ方によると言うこともできますが、実際、知識の量や間違いを正す能力だけでは足りません。それを賢く行うことが重要です。自分が間違っている可能性に気づくための準備も必要だからです。

会話の基礎をきちんと築くことが重要で、丁寧でアサーティブなコミュニケーションが大切になります。このようなコミュニケーションをとることができれば、考えがうまく伝わり、適切なトーンで話すことができます。

間違い 正す

 

誤った考えを持っている人を正す方法

誰もが自分が正しいと信じたいものです。自分の正しさを守ろうとすることは、全世界を困らせているウイルスです。船の帆やマッチの炎のように、ほとんどの人が自分のアイデアにしがみついています。そして、多くの人が間違い=弱さだと考えています。人にあなたは間違っていると言われることや、失敗を快く受けとめる人はあまりいません。

あなたも「間違った」考えを持っている人を正したいと思ったことがあるでしょう? 特に近しい人との間ではよくあることです。例えば何かが起こり、皆が同じ経験をした後、ほとんどの人が同じような記憶をもっているのに、ある人だけ「誤った記憶」を持っていることがあります。

パートナー、父親、あるいは、親友が、状況や日付を間違って記憶しているのかもしれません。そしてあなたはその人が言っているようなことは起こらなかったと伝えようとします。しかし、これはうまく行わなければケンカになります。

職場での例をあげてみましょう。同僚が言った、あるいはしたことは正しくなかったと伝えなければいけなかったことはありませんか?

誰もがどこかでこのような経験をしたことがあるでしょう。そして、もっとうまく対応できていればなあと思ったのではないでしょうか。それでは、上手な対応法を見ていきましょう。

 

ミスを強調せず、ポジティブなところから始める

誤った考えを持っている人を正そうとする時、「あなたの言うことは間違っている」「それは、違う」「やり方が違う」などという言葉で始めるのは避けましょう。このようなフレーズを使うと、相手はあなたが口を開くとすぐに防衛体制に入ります。

それよりも、説得力を用いて親密に話し合い、できる限りポジティブに接することがお勧めです。例えば、「そう、そこに行って、古いホステルに泊まったね。間違いない。だけど、弟はまだ働いてたから一緒に旅行には行ってない」などと言うと良いでしょう。

「親の前で自分のミスを認めることは特に難しい。それは、当然親より自分の方が多くを知っているからだ」

-ショーン・コヴィー-

誤った考えを持っている人を正す時、声のトーンに気を付ける

人の誤った考えや方法を正す時、ほぼ本能的に、権威的、皮肉的、対立的なトーンを使いがちになります。しかしこれはできるだけ避けなけらばなりません。

声のトーンは、論議の内容と同様に重要です。コミュニケーションは、賢く、共感するように、落ち着いて行わなければなりません。

データを使い、主張の支えにする

誤った考えを持っている人を正す時、初めに自分が正しいと主張すべきではありません。根拠のない真実にはそれを支える十分なデータがないため、何の意味もありません。煙のようにすぐに窓から出て行ってしまいます。

自分の意見を押し付けようとせずにあなたが正しいことを示すには、確かな議論を行う必要があります。そのためには、断定的に、詳しい客観的情報を用いましょう。さらに適切な回答をするためには、共感するように傾聴することも欠かせません

誤った考え 正す

 

相手が納得するとは限らないと頭にいれておく

何かに対して相手が間違っていることを、必ずしも相手が認めるとは限りません。そこで、誤った考えを持っている人を正す時、あなたの視点から物事を見ようとしない人もいるということを頭に入れておくことが重要です。これが起こりやすい例を挙げると、創造論を主張する人、カルト信者、医薬品の使用に反対する人など複雑なケースがあります。

理解不可能な人がいるというのが現実です。このようなことが日々生じるのは、私達が日常的に、価値観や宗教と日々向き合っているためです。お分かりのように、狂信やイデオロギーに関しては議論が難しくなります。社会的通念により自分を保護する人の誤りを指摘することは容易ではなく、苛立ちを覚えるものでもあります。

こういった状況や、誤った記憶などもう少しシンプルなものに対応するためにできる唯一のことは、受け入れることです。これは相手が自分の立場を守ろうとする時も同様です。このような状況で、人は自分の観点を守ろうとする世界に生きているということを頭に入れておくと良いでしょう。

できるだけ、賢く落ち着いた話し合いを心がけましょう。上手にアサーティブネスを守りたいのであれば、これしかありません。また、状況が変わらないと感じるのであれば、そっとしておきましょう。少なくとも感情面では無傷でその場を去るためにはこれが一番です。