ブラックシープの寓話と正直さの価値

2018年5月24日 in 0 シェア済み
羊

ブラックシープの寓話はイタロ・カルヴィーノによって書かれた話です。彼の他の多くの作品のように、この話はイマジネーションで溢れています。深く考えさせられるようなメッセージが込められた作品です。

ブラックシープの寓話は、地球上の人里離れた場所の話です。全員が泥棒の街です。 全員が夜に出歩き、懐中電灯と盗みのための道具を手にして出かけます。これで近所の家を狙います。

次の日、全員家に戻ります。自分の家が盗みに入られたことに気づきます。別に異常なようには感じられません。自分たちだって他人からものを盗むことを我慢できないような人たちだとわかっているからです。驚くべきことに、遠くにある町は完全な平和と調和が保たれています。これは連鎖の問題です。みんなが盗みを働くため、だれも失うものがないのです。

同じように、商業においてはすべてが詐欺で売買されます。物を買う側も売る側もお互いをだましています。同じように、政府ですら住民をだます方法を知っていて、住民も常に政府をだまします。ここに住んでいる人はこの環境で幸せです。

「人生の秘密は誠実さと公正な取引です。それを見せかけられるとしたら、偽物です。」

–グルーチョ・マルクス

ブラックシープの寓話と誠実な男

この寓話では、そんな日常を壊すような場面があります。誠実な男性がすべてを変えるのです。突然街に現れ、夜盗みを働くのではなく在宅していました。本を読みながら、パイプを吸っていました。

盗人が彼の家にやってきましたが、家の明かりを見て近づかないことにしました。街の住人はお腹を空かせ始めました。盗みを働くことができないなら、その連鎖は切れてしまいます。だから、みんなで誠実な男に話し、考え直すよう説得することにしました。彼の姿勢がみんなに被害を与えていたからです。彼が盗みを働きたくないなら、それでも構いません。だた、少なくとも他の人に彼の家からものを盗むのを許すようにしなくてはいけません。

男性

誠実な男性は状況を理解しました。街の人との話し合いのあと、彼は毎夜家を空けて川に行くことにしました。盗みをしやすいように家を空けておきました。しかし、誠実な男は泥棒にはなりたくなかったため、彼の家は1週間もしないうちに空っぽになりました。

均衡の乱れ

この寓話によれば、誠実な男のふるまいは街の均衡を崩していきました。彼が盗みを拒否したために、住人の一人は泥棒被害にあいませんでした。そうして、必要以上に物が集まっていく人たちが増えていきました。

同時に、誠実な男の家に盗みに入ろうとした人は、家がすでに空っぽなことに気づきました。だから、次の日別の家に盗みに入るまで食事をとることができませんでした。こういう風に、裕福なものと貧しいものが現れるようになります。ものを集めすぎるものもいれば、常に足りないものもいました。 

すぐに、たくさんの財産を得たものは盗まれたくないと思うようになりました。しかし、盗みをやめることはしたくありません。そうしたら貧しくなるからです。だから、何も持たないものにお金を払うことにしました。このようにして契約が交わされ、給料やボーナスができます。すべてをわかりやすくするためです。

ブラックシープの寓話の終わり

多くの人はこの変化に困惑しました。どうしたらいいかわかりませんでした。自分の立場を思い出させるために、刑務所や警察ができました。これもたくさんの財産を得たものが自分の持ち物が危険にさらされていると感じなくて済むための措置です。

それにもかかわらず、盗難は収まりませんでした。みんな盗み続けました。しかし、今はゲームのルールが異なります。自分では仕事をせずに、お金を払って他人に盗みをさせる人がいます。 しかし、お金持ちから盗むことはできません。そうすれば投獄されるからです。炎

なぜこんなにも変わってしまったのか誰も理解できませんでした。しかし、彼らは順応しなくてはいけません。生きていかなければならないからです。誠実な男はどうなったか?簡単です。彼は飢え死にしました。彼だけが盗みをすることを拒否しました。誰も彼を理解できませんでした。 これがブラックシープの寓話のエンディングです。現実世界につながる部分があるのは、ただの偶然とは言えないところがあります。

あなたへおすすめ