舞台負け(あがり症)と、失敗することへの恐怖

今回の記事では、舞台負け(あがり症)や失敗することへの恐怖心、そしてこれらの誰もが経験する問題への対抗策についてお話ししていきます。
舞台負け(あがり症)と、失敗することへの恐怖

最後の更新: 16 1月, 2021

ほとんどの人が、一度や二度は「舞台負け(あがり症)」や失敗することへの恐怖に陥った経験を持っているはずです。これらの感覚が、他人からの批判に晒されるような状況で湧いてくるのはごく自然なことだと言えるでしょう。舞台負けと失敗への恐怖心は通常一緒にやってきます。なぜなら、他人から評価されていると感じることが、何らかの形で不安を引き起こすきっかけとなってしまうからです。

そのような恐怖心自体は正常なものである一方、これらが完全で満ち足りた人生の実現を妨げる要因になってしまうかどうかは、その恐怖の度合いによって決まってきます。生活に支障をきたすほどのあがり症に苦しんでいるような人は、貴重なチャンスや経験を見過ごしてしまう可能性があるのです。そのことを踏まえた上で、本日の記事ではこの舞台負けあるいはあがり症および失敗することへの恐怖心が引き起こすよくある症状についてお話し、オススメの対応策についても紹介します。

舞台負け あがり症 失敗することへの恐怖

舞台負け(あがり症)とは?

あがり症が問題となるのは、それがその人の生き方に影響し始め、私生活や職業面の可能性を制限している時です。これを放置していると、多大なダメージを受ける恐れがあります。

舞台負けしたせいで何かを辞めたり、あるいは先延ばしにしてしまった経験はありますか?そういった恐怖心を回避しようとしたり、コントロールしようとすることが、多くの場合この問題の本当の根本原因です。不愉快な感情と、その苦痛をもたらす症状とを自分自身で結びつけてしまっているのです。その症状には以下のようなものがあります。

  • 手足の震え。
  • 口内の乾燥。
  • 過度の発汗。
  • 喉に何かがつかえているような感覚。
  • 胸部や腹部の圧迫感。
  • 心拍数増加。
  • めまい。
  • 夢の中にいるかのような感覚。
  • 状況をコントロールできないことへの恐怖。
  • 失敗することへの恐怖、他人から批判されることへの恐怖。

あがり症と失敗への恐怖心

他人の意見に影響を受けてしまうことは、ある程度までなら自然で健全なことだと言えます。しかし、あがり症に苦しむ人の場合、他者が下す判定をあまりにも重視し過ぎているため、それがその人のパフォーマンスに影響したり、あるいは完全に身動きを取れなくさせる原因になってしまいかねないのです。興味深いことに、その人自身の持つ基準が高すぎることが、この種の恐怖心を生み出す根本原因になっている場合が多いのです。

時には、失敗するかもしれないという予測が、本来は正常だったはずの感情を取り除くあるいは回避するための一連の行動が起きるきっかけとなる場合もあります。そういった感情は、遠ざけようとすればするほど、かえってその存在感が増してしまうのです。事実、そうなると、避けようとしている感情の方が、元々の緊張を生み出していた対象よりもその人の注意をより強く引き始めます。

あがり症および失敗への恐怖に対処するには

舞台負けは人間誰しもが経験するものであるということを認識しましょう。日常的に人前で話す機会がある人々でさえ、ある程度の緊張はするものなのです

比較的成功している人々を見ると、私たちは簡単に「あの人たちは私のような恐怖心や不安は感じないんだろうな」などと思い込んでしまいます。しかし、成功と失敗の間にある唯一の違いは、あがり症の症状を乗り越えられるか、反対にそれによって身動きが取れなくなってしまうかという点のみなのです。

あがり症や失敗への恐怖を経験してしまうのは、今行おうとしていることがその人にとって非常に大切なことだからなのかもしれません。どの程度までなら症状が出ても問題ないと言えるのでしょうか?症状と自分自身との距離を置くためにどんな対策を取ることができるのでしょう?

舞台負け(あがり症)と、失敗することへの恐怖

恐怖心と向き合う上での推奨事項

  • リハーサルあるのみ!これから人前で行おうとしている何か(ダンス、楽器演奏、スピーチ、学位の試問など)を練習する自分の様子を撮影しましょう。自分自身の姿を見て、声を聞くことは、恐怖の対象に慣れるためのある種の曝露療法となります。そしてカメラが回っている間、故意にミスをし、それを自分がどれだけ早く、そして上手くリカバーできるか試してみるのも良いでしょう。
  • 自分自身を高めましょう。人前に出ること以外で、日常的にあがり症と似たような反応を引き起こすものはありますか?普段の自分の反応はどんなものですか?それらの症状のせいで、「自分にはできないことがあるのだ」という気分にさせられますか?その状況を変えるための小さな一歩として、あなたにできることは何ですか?
  • 新たに何かを発見しようと目論む科学者になったつもりで、自分の症状を観察しましょう。マインドフルネスのテクニックは、経験している症状と自分との間の架け橋になってくれるため、自分自身をより深く知るのに役立ちます。また、「今、ここ」に在ることを意識すると、恐怖心から離れやすくなり、症状に状況を支配されてしまう可能性を減らすことができます。

あがり症や失敗への恐怖心は、かなり不愉快な感覚を呼び起こします。事実、そのせいで身動きが取れなくなってしまうような人も存在していて、恐怖心やそれに伴う症状が、まるで乗り越えるのが不可能な障害のように思えてくることがあるのです。しかし、思考を抑え込んだり恐怖の対象を避けるなどの誤った戦略でそれに応じようとすると、恐怖心はさらに強まってしまうだけです。先ほどお伝えしたような対策をいくつかやってみて、新しい自分に生まれ変わることができるか試してみましょう!

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