どの花よりも美しい正直さ

· 2017年12月10日

正直な人とは、率直で偽りがなく、首尾一貫した思考と行動の間で生まれた幸福感を楽しむことができる人です。正直な人には虚偽という考えは存在せず。真実を語る明瞭な心を持っています。また謙遜の心が、正直な人の意識という船を動かす風や原動力となります。

その反面、感情的そして心理的な確実性というシナリオの中で生きることを選択する人は、その代償を払うことになります。まず彼らが必要とするのは、証拠です。真実を語る習慣のない人や嘘く心を持つ人には、正直さによる率直さは多くの副作用をもたらします。

「他人の気分を害することを恐れる人は正直になることはできない。」トマス・ペイン

二つ目の代償は、あまり知られていませんが、私たちの精神状態です。正直になるためには、自分の限界を理解し、弱みを隠している自分の内面に目を向けて自分と向き合う必要があります。誰でも欠点や心の闇、そして他人に触れて欲しくない部分がありますが、正直な人はこの事実に気づいています。

また、この心理的側面には重要な社会的価値観があることを忘れてはいけません。これは個人的な成長に欠かせない貴重な手段であり、私たちの健康を社会の中の一個人として活性化する原動力となります。 小さな変化の結果として大きな変化が起こることを考えれば、この価値を私たち個人が実践することに価値があります。

水中の女性と妖精

 

正直な人は内的な世界を探索する人である

ご存知の通り宇宙飛行士は宇宙の限界を探求し、この小さく青い星である地球の外に広がる世界を発見しようと好奇心を持って行動します。宇宙飛行士は非常に勇敢で、自分の感情の領域や心理面と同じように深く複雑な自分の内面にもしっかりと目を向ける勇敢さと力を備えています。

偽善的な行為を行うよりも、自分の正直さで人々を不快にすることを望む。

正直な人々は、絶望や恐怖に支配されていた個人的な心の闇の多くを払拭した人であるため、他の人よりもさらに幸せです。彼らは自己判断する能力を身につけ、自分の欠陥を罰することなく容認し、毎日少しずつ自分自身を改善するように指令を出す自分の内なる心の声にに耳を傾けます

自分自身に正直でない場合、隣人に正直になることはできません。 自分の家を綺麗に整理整頓しない人に他人を批判することはできません。 多くの研究が示しているように、正直さを実践する人が、より健康になり真の幸福を享受するための重要な鍵は、まぎれもなく自己知識の実践と言えます。

鳥かごに頭を捕らわれた少女

自分自身に正直であるということは、現在の瞬間に私たちがどう感じているかを表現するスピリチュアルな「戦士」であるべきことを意味しています。この「戦士」は自分の無力さと無防備な領域、そして陰の部分をさらすと同時に、より完全で強固なビジョンを持つように自分自身を導きます。 その結果、私たちは真実の中を歩きながらも謙遜の心を持ち続けることができます。

 

正直な花の話

ペドロ・アロンソ作「光と知恵の物語」は、正直さについての素晴らしい教えを提供する独創的で美しいおとぎ話です。

物語は紀元前250年頃の古代中国で始まります。 主人公は北部の若い王子です。彼が天皇になるためには誰かと結婚しなければいけないことが法律に定められていたので、結婚相手にふさわしい女性の中から最高の女性を選ぶために、独自の素晴らしいちょっとしたテストを思いつきました。

「伝統は正直さほど豊かではない。」〜ウィリアム・シェイクスピア

裁判所は、王子と結婚したいすべての女性を宮殿に集めました。 その中には密かに王子を愛する女性がいましたが、彼女は自分はお金持ちでもなければ美しさや優雅さも兼ね備えていないこと知っていました。彼女の母親は王子と結婚するなどという夢のようなことを考えさせないようにしましたが、彼女は勇気を出して毅然とした態度でこの場に現れました。

すべての若い女性が宮殿に集まった時、王子はそれぞれの手のひらに種を入れました。 彼は6ヶ月後に再び彼女たちを再び召喚し、 彼に最も美しい花を持ってきた女性が自分の妻になるだろうと話しました。

正直さと花

 

先ほどの女性は喜んで家に帰りました。彼女は庭仕事が得意で彼女が触った植物はすべて美しい花をつけるという力がありました。しかし何週間、そして何ヶ月が経過しても、何も発芽しませんでした。彼女の母親は王子のことは忘れなさいと言いましたが、彼女は、手ぶらでも王子のところに姿を表すと心に決めていました。それがただ、愛する人の姿を最後にもう一度見るためだったとしても。

6ヵ月が過ぎ、若い女性が宮殿に集まったとき、女性たちは皆、美しく、完璧で立派な花を手に持っていました。 王子がそれぞれの花を観賞しながら評価しているのを見て「どうやって育てたの?」と彼女は心の中で叫びました。すると 突然、王子は彼女の元にやってきて、優しく彼女の手を取りました。

手と光

 

「私はこの女性と結婚する!」王子は高らかにそして幸せそうに言いました。この女性は驚きのあまり言葉が出ませんでした。他の女性がその理由を尋ねたとき、王子は自分の言葉に確固たる信念を持っていました。

「私が提供した種は全て発芽しないものだったのだ。この女性だけが最も美しい花、つまり「正直さ」を私に持って来たのだ。」

この美しいおとぎ話からわかることは、正直さとは、誠実さ、勇敢さ、そして人間的な成熟からくる行動です。毎日の生活の中で努力して身につけるべき内面の美しさです。

イメージ提供元:Anne Julie Aubry