一人っ子であるということ:メリットとデメリット

2019年3月25日

一人っ子の性格に関する迷信はごまんと存在します。ある意味事実であるものもいくつかありますが、他は嘘です。近年、経済的事情や子供を育てる時間が十分にないという理由で、子供を一人しか持たないと決めるカップルがどんどん増えています。

もちろん、一人っ子でいることは、兄弟と一緒に育つのとは違います。どんなタイプの家族で育つかは、私達の性格に少なからずとも影響します。一人っ子でいることは全くもっていいということでもなければ、悪いということでもありません。兄弟を持つことで必ずしも社会的でフレンドリーな人になるわけではなく、また兄弟がいないことで耐え難い暴君へと化すわけでもありません。

「子供に与えられる最大の贈り物は、責任という根と自立という翼である。」

―デニス・ウェイトリー―

育ちや親が子供に示す模範的態度が、最も重要で根幹を成すものとなります。しかしながら、通常、一人っ子は確かにある特定の性格特性を発達させていきます。そして、一人っ子であることには、兄弟と育つのと全く同じように、メリットもデメリットもあります。それらについて深く掘り下げてみましょう。

一人っ子の親

一人っ子の親は子供が複数いる親とは取る行動が違うのではないか、と多くの人が思っています。答えはイエスです。ですが、最も大切なことは何人子供がいるかではなくて、親がその子たちを欲して産んだかどうかです

仲良し家族

親になるのに一番いい方法が何だか分からないと思いつつも、子供が欲しいと心から望んだ一人っ子の親は、子供を育てることになった時に他の親に比べて不安を多く抱えがちになります。そうした親は、子育ての秘訣やヒントを得ようと多くの本やマニュアルに頼ったりすることもあるでしょう。ですが、そうした親は思い通りに事が運ばなかった時に罪悪感を感じやすくもなります。子供はそうした緊張を全て感じ取るため、親のそうした態度で少し気を張り詰めてしまう子になってしまうかもしれません。

中には、意識的に子供を持つことを目標に定めつつも、心の奥底では本当は子供は欲しくないと思っている親がいます。このような場合、そうした親は大抵自分の子供の子育てを両親やナニー、デイケアなど他の人へと明け渡してしまいます。そうなると、そのような環境で生まれた一人っ子は寂しさを感じ、大人になってから他人と本当の絆を築くことが困難になります

最後に、親にはなりたくなかったのに結果として一人っ子を授かってしまった人が、その状況を正しく処理して子供を普通に教育することができたりすることもあります。

小さな大人

テキサス大学のトニ・ファルボ博士は一人っ子の研究を行ってきました。彼女の観察によると、一人っ子は大人と多くの時間を過ごすことが分かっています。こうした状況は、このような一人っ子が自分より年上の人と過ごすことが心地よいと感じるようになり、早くから他人よりも成熟した振る舞いをすることにつながります。

勉強する子供

その結果、一人っ子は大人や親でさえも自分と同等の存在としてみなしがちになります。実際、年上の人でさえも共感できるところのある人だと見たりします。こうした状況は、一人っ子を自分に厳しく当たる性格にしてしまうことがあります。一緒に時間を過ごしている大人と同じくらい成熟した存在になりたいと思い、自分で何でもできる存在になりたいと思い、若くして大きなことを成し遂げたいと思うようになります。

その一方で、ファルボ博士は、一人っ子はそうでない子供に比べ、自尊心が高く、自信もあることを指摘しています。一人っ子にとって、そうでない子に比べて、教師や権威を持つ存在の期待を理解することは容易いことなので、すぐに同じ年の子供達のリーダーになります。

チームワークと友達

一人っ子は、チームワークになると困難を感じがちですこれは、物事を自分のやり方でまとめ、一人で決断をすることに慣れているためです。ですが、難しさを感じるのは通常初めだけです。普通は、まもなくその環境に適応して、グループに馴染みます。

また、一人っ子は兄弟を持って育った人に比べて友達の数が少ないことを示すデータもあります。本当に意義のある関係を持てる友人を数人持つことが好きなのです。事実、そうした友人達とは兄弟間で築くような絆と似たような絆を築くことが多いです。

自分の部屋で過ごす少女

科学が確立してきたことは、一人っ子は兄弟を持つ子とたいして変わらないということです。育ちに何か問題があった場合にのみ、違うふるまいをするような子供になりがちというだけなのです。