放棄の恐怖を乗り越える

· 2019年1月8日

放棄の恐怖を乗り越えて自足を達成することは簡単ではありません。しかし、自分にどれだけ価値があるかに気づけさえすれば可能です。自分は素晴らしくて、価値があって、強くて、誰かに依存しなくても大丈夫だと自分を納得させなくてはいけません。自分が受けるに値する愛を与えてあげることができたとき、すべてが変わります。

幼少期の放棄

とても幼い時に見捨てられた経験がある人もいるでしょう。これはかなり辛い経験です。しかし、これは親がいないまま成長するだけの話ではありません。時として、最も顕著な痛みというのは、感情的な放棄によって引き起こされます。感情的な支援を与えなかったり、安定した愛情に基づく強固な基礎を与えなかったりする親のことです。

幼少期の放棄の経験は爪痕を残すものです。この慢性的かつ継続的な喪失は、恥、無力感、不安へ導きます。この離別によって、自分は愛されていなかった、孤独が唯一の安心、誰も信用できない、というような思いを掻き立てるようになります。

ネグレクトや放棄によって、現実と思考がゆがめられます。愛する人が自分を捨ててしまうかもしれないと怖がることは無理もありません (特に、そのような経験を過去にしている場合はなおさらです)。病的になってしまうのは、常に離別に不安になって、執ようにそのことを考える場合です。しかし希望の兆しは、その放棄の恐怖は乗り越えることができるということです。

「恐怖は最も忠実な仲間だ。一度も裏切られたことがない。」

-ウディ・アレン-

悲しい女性
放棄の恐怖は牢獄

放棄の恐怖は、人間関係を台無しにしてしまう閉鎖的で呼吸ができないような場所のようです。しかし、自分の経験していることで自分を苦しめてはいけません。恐怖の根を理解する方法を身につけることで、その恐怖をよりよく制御できます。まず意識すべきことは、放棄の恐怖は非常に原始的で人間らしいということです。

これはどういった意味でしょうか?種として、幼いころから支援をしてくれる保護者がいることほど、成長と生き残りにとって重要なことはありません。親でも他の人でもかまいませんが、暖かくて愛情のある、安心感を与えてくれる保護者が必要です。もし幼いころからこのような支援を受けていないと、脳はかなりの空虚感を感じます。気分障害を発症しやすくなってしまうのです。

『Journal of Youth and Adolescence (「青年、少年期に関するジャーナル」の意味)』は、面白い研究を2011年に発表しました。アリゾナ州立大学の研究者たちは、親の死を経験したした人も放棄の恐怖を見せることを発見しています。これは原始的な恐怖です。簡単にどうにかできるものではありません。

しかし、その対処方法を学び、開いた傷を治すと、すべてが変わります。自分自身の感情の牢獄から抜け出して、より幸せな充実した人生を生きることができるようになります。

電球
放棄の恐怖の乗り越え方

トラウマ的な放棄の経験があると、自分には価値がないと思い始めるかもしれません。これによって、自尊心が低くなります。それにとどまらず、もう一度同じようなことが起こるかもしれないと怯えます。そうすることで、不安症や人間関係の維持の困難を引き起こします。必要以上に愛情に飢えた有害な状況に自分の身を置いてしまいます。愛されていて認められていると確認したいという固執によって、自立を失います。

執ようなニーズに基づく愛は、苦しみを生み出すだけです。誰もそのような状況で生きるべきではありません。そのため、離別の恐怖を乗り越えることが重要です。それを実践するために使える方法を見ていきましょう。

放棄の恐怖を乗り越えるための感情的な自足

 

  • 恐怖をそのまま受け入れる。恐怖を感じるのはいたって普通のこと。恐怖はすべての人間に内在している。病的な場合は、過去の経験からその激しさが増しただけ。ただし、恐怖は自然であるものの、人生のコントロールを奪われてはいけない。
  • 離別の恐怖を乗り越えたいなら、自分に100%責任を持つ。誰も自分を救うことは出来ない。自分のパートナーには、あなたに対する責任もないし、唯一の感情的なサポートになるべきでもない。自己愛こそ、本当に回復させてくれる唯一の愛。無条件に自分を愛する。
  • 自分への話し方を変える。自分を過小評価し誰も愛してくれないと思うことは絶対NG。また捨てられると思わない。自分やパートナーに、自分や相手の悪い事ばかりを考えさせない。「もう僕に興味ないからこんなことしたんだ」や「彼は本気でわたしを愛していない」と考えるような穴にはまってしまったら、それを認識して止めるようにする。落ち着いた精神は、より幸せな精神をもたらす。信頼を構築することに注力すれば、より強固な意味のある関係が生まれる。
  • 感情的な自足に努力する。これは、観察者になって自分のニーズを特定する必要がある時間のかかるプロセス。自分だけが感情の空虚感を癒せる唯一の存在。自分自身の責任で、誰かに押し付けない。 羽

回復は時間のかかるプロセス

このプロセスは簡単ではないということを覚えておいてください。放棄によって深く長期にわたる影響が残ります。それを乗り越えることは、自分ひとりではやり遂げられないかもしれない長く辛い道のりです。

放棄の恐怖が、充足して安定した関係を築く邪魔になっていると感じたら、迷わず専門家の助けを得ましょう。あなたには、自己充足的で恐怖なく生きる価値があります。