不安定な愛着ー3つの分類

· 2018年9月5日

不安定な愛着しか形成できない人がいます。恐怖によって結ばれた関係が不安定な愛着です。依存や拒絶などが入り混じった感情で、気が進まないながらも関係を続けます。

不安定な愛着は、幼少期に形成されると多くの心理学者は言います。子どもの頃信頼していた人との関係の発展だと見られています。この頃に作り上げたものを基礎として、大人になり関係を築きます。

 

「自分探しが人生ではない。自分を創造することだ。」

-ジョージ・バーナード・ショー-

 

安定した愛着を発達させてきた子どもは、正常な結びつきを学んでいます。言い換えると、人にポジティブな期待をし、温かい心の持ち主だと信じます。一方で、不安定な愛着を学んだ人は、反対のことを期待します。人は自分を傷つけ去っていくものだと考えます。このタイプの愛着には3つの分類:無秩序/無方向型、不安抵抗型、不安回避型があります。

不安定な愛着の3つの分類

無秩序/無方向型愛着

無秩序型愛着は、虐待を受けた子どもによく見られます。苦しい時、助けを得られず一人で耐え、世話をすべきはずの人から身体的罰を受けてきました。子どもに対し、保護者が心と相反する態度をとることもよくみられます。子どもは、守ってくれるべき人に何を期待してよいか分からなくなります。優しい時もあれば、突然攻撃的になったり、無視したり、理由は分かりません。

子どもの頃このような経験をした人は、自分が大人になり同じような行動を繰り返す傾向があります。自らが行う行動とそれを指示している思考との間で、上手く対応できないのです。従属的だったものが攻撃的に変わったり、親密な関係から距離を置くなど人を惑わせます。自分でも何が起こっているか理解できていません。

特定の人、または周りの人との関係で不安を感じる時、人は変わった反応をすることがよくあります―感情を消し、ロボットのように行動するのです。しかし、これは不安に対処する解決法にはなりません。

うつむく男の子

不安抵抗型愛着

不安抵抗型愛着の特徴は、人間関係の中で矛盾が生じることです。他のタイプの不安定な愛着と同じように、矛盾した態度をとる親からきています。子どもを理解していない親です。

このタイプの子どもが成長した時、親密な関係や愛着に対するニーズを強く感じます。人との関係が極端です。依存し、人に認めてもらいたいと言う気持ちや拒絶にとても敏感です

誰かと関係を築く時、その関係が悪い方向に進むとしか考えられません。人との間に生じる問題ばかりに目が行き、ポジティブな面を見られません。これが不安となり、それを逃れる、避けるために薬物や自傷などの行為に走るのです。

横を向く女性

不安回避型愛着

不安回避型愛着で最も難しい特性が、親しい関係を築き心の傷を負うことです。自主性に問題があるようです。個人として独立していますが、親しい人ができると、異常な不安に襲われます。

自分の気持ちが分からなくなります。何かに興味があるとしても、反対の態度を示してしまいます。反対に、誰かやある物事に興味がないのに、その思いと反対の行動をしてしまいます。そうしたくてしているのではなく、ただ自分の気持ちが認識できないのです。

雨と女の子

不安回避型愛着の人は、心の距離がある保護者に育てられた人に多く見られます。大人の助けを必要としている時に得られなかったのです。距離を保つことで子どもの責任感を育てる、という考えを持つ親が多いようです。実際は、これにより人を信じられない大人になってしまいます。誰も自分を支えてはくれないと思うようになります。

これらの不安定な愛着は、特に気持ちの面で人生を制限することになります。自分の行動や原因と結果に目を向けることで、人間関係の築き方を変えることは可能です。愛着における問題を克服し、より心豊かな日々を過ごしましょう。