二人で協力して家事をする

· 2017年11月22日

「私のパートナーは家事を手伝ってくれるの。」こうしたセリフはよく耳にしますが、嘆かわしいことに、この使い古された表現には性差による区別が示唆されていることがわかります。これはもう一度考え直す必要があります。家庭において誰も「手伝う」べきではありません。なぜなら、存在すべきなのは共同の責任であり、チームワークだからです。

私達の社会では、考え方が変わり、男女平等に関するあらゆる進歩にも関わらず、男性支配的なあり方という根源が未だ存在します。男性が稼ぎを入れ、女性が家事と子育てを管理するという考えが未だに見られるのです。

今日、「家事や子育ての責任は特に女性の責任である」と考えることは古風であり、もはや現代とは関連のない過去の痕跡か、あるいは少なくともそうであるべきものとなっています。

私達は、パートナーはそれぞれ一つの世界であり、各自の都合によって責任を分担するのは各家庭のメンバーであるということを念頭に置く必要があります。仕事などの要因は疑いなくこうした取り決めを決定づけるものであり、平等に、同意の上で、尊重される形で管理されなければいけません。

さあ、この事について深く考えていきましょう。

キッチン

(少しは)時代は変わった

時代は変わりました。今、私達は1人1人違うのです。私達はより勇気のある人間となり、祖父母の代よりも更に多くの課題を抱えています。少なくとも、これが私達が信じたい事であり、そのために奮闘しています。しかし、依然として渡るべき大きな橋が存在します。給料差や雇用機会の均等などの事象は未だに性別という烙印を抱えています。女性が挑み続けなければいけない複雑な闘いなのです。

とはいえ、家庭、家事、そして子育てについての責任を考慮すると、平等という意味では著しい進歩を遂げています。1人1人がそれぞれ違う体験をすることは明らかであり、全ての国、都市、家庭で、このトピックについて独自の現実が存在し、それによって各人が異なった意見を抱くことも明らかです。

事実、ロイターという会社は挑発的なタイトルがつけられた興味深い調査を数年前に発表しました。それは「夫は週に7時間分の余計な家事を生み出している」というものです。この主張をもって、ロイターは家事という分野において不平等は明らかな現実であるということを明確にしました。しかし、これは1976年に取得されたデータとは程遠いものであり、そのデータではその差は週に26時間と記されていました。

主婦と夫

2、30年前、女性は主婦としての役目を完全に負わされるようになっていた一方で、今は民間から公共まで、以前は独占的に夫たちによって占められていた分野でその境を越えてきています。とは言え、分野を同じくすることは必ずしも雇用機会の均等や平等な権利を意味するとは限りません。

時に、多くの女性は両分野において責任を担っています。自分の仕事人生に加え、家での責任や子育ての責任まで担っているのです。

家事において男性の役割が全うされ、女性と平等であるというのが本当だとしても、「扶養家族」を持つとなると事情は変わるでしょう。最近では、お年寄りや障碍を持った子供の世話をすることはほぼ独占的に女性の仕事とみなされています。

家事と毎日の取り決め事

家事は誰が相続するものでもありません。事実、家事は全くもって交代可能なのです。アイロンがけはお母さんだけがする仕事ではありません。あるいは、冷蔵庫の修理がお父さんに取っておきの仕事というわけでもありません。経済的な意味であれ、世話やメンテナンスなどの家事をするという意味であれ、家庭を維持させることは性別が何であれ、同じ屋根の下に住む人みんながする仕事なのです。

これらについて興味深い部分は、こうしたやりとりの段階で「夫が家で手伝ってくれるの」や「彼女の皿洗いを手伝っているんだ」というような言葉が繰り返されているのを耳にしていることです。作業一つ一つがピンクや青といったように性別化されているのです。

子供の世話をする父親

毎日の取り決め事や物事を平等に分担することは、日々の家事習慣に調和をもたらしてくれます。取り決め事は単純に平等性や性別による決まり事を理由に作られるべきではありません。論理性と常識をもって作られるべきです。

もしパートナーが一日中働いていて自分は無職だったり、または子供を育てるのに自由に家にいることを選んだ場合には、夕食を作ったり、洗濯物をしたりすることを相手に要求することはできません。同じように、子育てもただ一人の仕事ではありません。お母さんは「スーパーママ」になる義務を背負ってはいないのです。子供というのは、子供を持つと決めた人両人の責任です。更に言えば、例えば、台所は誰の縄張りでもないということを見せたりして、子供にとって模範とならなければいけません。

ベッドをキレイに整えたり、犬の世話をしたり、家庭を維持することは、お父さんやお母さんを助けているのでありません。それはみんなの責任なのです。