自分を最優先できるようになりましょう

常に周りを助けていて、自分の人生という映画の主人公になれずにいませんか? この映画には良い評価がつないでしょう…。ですので、自分を一番にする方法を学ぶ必要があります。さらに、自分を優先にすることで幸せを高めることができます。そのためのポイントを学びましょう!
自分を最優先できるようになりましょう
Valeria Sabater

によって書かれ、確認されています。 心理学者 Valeria Sabater.

最後の更新: 21 12月, 2022

自分を一番におき、もっと自分について考えましょう。こうすることで心の平穏を保ち、幸せになれます。自分を優先することは自己中心的だと思われがちですが、実はそうではありません。人のニーズの中で自分を薄め自分のニーズを放っておくと、自分の価値を見失い自尊心を傷つけてしまいます。

プラトンの『アルキビアデスⅠ 』の中に、「自分をケアする」という非常に重要なことを聴衆に力説するソクラテスと弟子の面白い対話があります。

「ケア」とは、単に身体的健康と幸福を意識することではありません。ギリシャの哲学者は、それは何より自分を知ることだと言います。自分の人生を最大限に活かし、理想的な存在を目指すことなのです。

今、この目標を達成することは非常に難しくなってきているようです。心理学の世界で明確になっているのは、人のニーズが時代と共により複雑になっているということです。

例えば、60~80年代にかけて、最も一般的な社会問題はアイデンティティの危機でした。自分は何者か、自分は何がしたいかを知ることが主な課題だったのです。

しかし現在はそれがより進化しています。現代の人は、不確かで不安定な時代を生きています。そのため自分は何者かを自問することに加え、ほぼ常に自分を「サバイバルモード」にしています。しかも何を期待すべきか分からず、逆境に立ち向かう術を知らないのです。

これが不安やストレスを生み、何よりも現代社会で蔓延している問題である自尊心の欠如を生みます。そこで、自分を優先し自分についてもう少しよく考えてみましょう。自分の価値を高め優先順位を改めるのです。自分を優先にすることで、自己成長が促されます。

自分を優先する

 

自分を優先するためのカギ

人はますます個人化、細分化される世界を生き、これにより運動、行為、選択の幅が広がっていると社会学者は指摘します。この状態やライフスタイルは必ずしも満足をもたらすものではありません。それどころか、不幸や虚無感が繰り返されます。

この現実を起こる理由とそれを説明づける要因はたくさんあります。そのひとつが、あなたが必要としている自分への繋がりがないことです。個人化は一長一短で、トレンドの影響を受けやすくなります。また、社会が打つビートに従い、人の期待に応えようとします

また、精神的にも周りの人を優先するという悪い習慣や依存に基づいた人間関係を作ります。自分の人生でわき役に回っていると、自己評価は良くなりません。そのうち鏡に映るその姿を嫌いになってしまうでしょう。

鏡に映る自分の姿が好きになれないのは、その姿に一体感を抱くことができないためです。ですので、もっと自分について考えられるようになりましょう。そのためのカギをご紹介します。

 

身体的・精神的休息

たくさんの責任を背負い、人を優先に何年も過ごすと、精神的にも身体的にも疲れを感じ始めます。エネルギーが奪われるだけでなく、気分にも影響し、モチベーションが下がります。

このような状況で人の役に立つことは不可能で、自分のためにもなりません。そこで、自分に休息を与えましょう。例えば数日休みを取り、強さを取り戻し、自分の思考と繋がりましょう。その後は毎日自分のための時間を数時間取ると良いでしょう。

ひとりの時間は、自分のアイデンティティやニーズを認識するのに役立ちます。

自分を優先する

 

好きなことをして、情熱を最優先に

自分について考えるためには、自分が情熱を注ぐことが自分を定義するということを忘れてはいけません。そして、人のためやパートナーの趣味のため、家族や友達を優先して、その情熱を脇に置いておかないようにしましょう。自分の好きなことをすることでエネルギーを取り戻し刺激を受けます。自分を最優先にし最善を尽くすと、全体のバランスが整います。

また、叶わずに持っている夢があるのであれば、それに集中しましょう。趣味があるのであればそれをないがしろにしていけません。永遠の糧になるものや自分が満たされることをして、充実した日々を過ごしましょう

 

ただ、物事をこなすことが人生ではありません

私達は、ただ物事をこなして日々を過ごしがちです。朝家を出て、仕事をして、買い物に行きます。そして家事をこなし、夕食を取り、眠りにつきます。このような毎日で気持ちが高まることがあるでしょうか? 自分のために考えるには、感じることを優先させる必要があります。

物事を行うことと感じることは別物ではありません。日課をこなす時、自分が満たされるように行うことがカギです。さらに仕事の責任が、自分のモチベーションを高め、人として成長し、目標を達成するものであれば最高ですよね。

周りの人と良い時間を過ごすことも重要です。もしあなたのパートナー、友達、家族、同僚があなたを満たしてくれる人たちではなく、喜びよりも悲しみをもたらすのであれば、あなたは自分の不幸を大きくしているだけです

自分を最優先する

 

自尊心を高め、自分を一番に

必要な時に自分を優先できる人は、自尊心とうまくつながっている人です。自分をポジティブな光の下で見ることができ、価値を感じ、勇気を持ち、困難に立ち向かい、夢を叶える力をもつことができると、精神的状態が変わって充実してきます

自尊心とはすべてに栄養を与え成長させてくれるものです。自尊心こそがアイデンティティのマグマで、目標を達成する力を大きくする根なのです。自尊心にどう働きかけるかにより、感じ方が変化します。

自分の人生の主人公になれれば、現実への希望、言葉、思考、行動、価値観を調和させ、より完璧に近いカタチで前へ進むことができるようになりますよ。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。