自閉症に関する最高の映画6本

· 2018年11月20日

自閉スペクトラム障害は発達障害のグループの一つで、幼少期に現れる慢性症候群です。自閉症は行動やコミュニケーション、そして他人との交流に影響を与え、時には社会的な拒絶に繋がることもあります。そんな自閉症に対する拒絶と闘うために、自閉症をテーマにした本や映画を使った意識向上のためのキャンペーンが展開されることもよくあります。

一般的に、自閉症が治癒することはありませんが、自閉症の人の能力を最大限に高める方法は数多く存在します。それらは早く始めるほど、新しいパターンを学ぶことが簡単になります。もし自閉症という診断が出たらすぐにスタートするのが賢明です。

また、行動療法は最も一般的な治療法ですが、医薬品で症状を和らげることも可能です。セロトニンが再度取り込まれるのを阻害し、不安症やうつ病、そして強迫神経症などを治療する薬があります。その他に一般的なのが、抗発作薬や興奮誘発剤などで、重度の場合には向精神薬が処方されることもあります。

自閉症によって社会から阻害されてしまうと、その家族にも影響が及びます。偏見を持った人が周りにいると、買い物や散歩などの日常生活が喜ばしくないものへと変わるのです。残念ながら、中には自閉症の家族を家に残すよう言ってくる人や、「態度を正す」為に暴力を振るう方がいいとアドバイスしてくる人もいるのです。

このようなアドバイスは無知から生まれるものですが、無神経さもその要因の一つです。ですので、自閉症に関する映画はとても役に立つツールなのです。映画は人々を惹きつける力があり、色々な人がいることを理解するように考えさせてくれます。

「自閉症の人が上手く感情をコントロールするために直面する困難を考慮せずに、自閉症の行動についての議論を軽視するのは無礼である。」

-ロス・ブラックバーン-

自閉症に関する最高の映画6本

 

『レインマン』

レインマン』は自閉症に関する映画の中で最も有名な作品の一つです。この映画にはトム・クルーズとダスティン・ホフマンが出演しており、この作品でホフマンは主演男優賞を受賞しました。物語では、トム・クルーズ演じるお金に困っているカーセールスマンのチャーリーが、父の葬式でホフマン演じる隠し子の兄に出会います。そして、チャーリーは自閉症の兄が父の遺産の多くを相続することを知るのです。

チャーリーはお金の為に彼を連れて行こうとしますが、最初は兄の行動にイライラします。しかし、彼を連れて行く道中で徐々に兄を知り、愛を感じていくのです。

レインマン

『シャチの見える灯台』

これは他の自閉症に関する映画にもよくあるように、実話に基づいたお話です。息子トリスタンの為に、1万4千キロも旅する勇敢な母ローラを描いています。トリスタンは自閉症を持った男の子でシャチが大好きです。ローラはそんな彼の為にアルゼンチンのパタゴニアに行くことにしました。

そこで、ローラとトリスタンは施設管理人のベトに出会います。彼は最初ローラ達を歓迎してませんでしたが、3人は次第にシャチとの特別な繋がりを共有することになります。

『モリー』

この悲劇的なコメディ映画は、モリーという自閉症の女性の人生を描いたものです。彼女には自閉症ではない兄のバックがおり、医師はバックに健康的な脳細胞を与えるとモリーの自閉症が治るかもしれないという工学な実験的手術を提案します。そして、彼はその提案に同意し、その手術は成功します。

バックはモリーを映画や野球の試合など様々な所に連れて行き、彼女は元自閉症の人と交際し始めます。しかし、数か月後、彼女の脳は移植された細胞に拒絶反応を見せ始め、自閉症が再び現れ始めるのです。

『モーツァルトとクジラ』

この映画は自閉症の一種であるアスペルガー症候群を描いている作品です。主人公のドナルドは同じ症候群を持った人のグループを作ろうとします。そして、彼はイザベルに出会い、恋に落ちます。彼らは交際を始めますが、それは簡単にはいきません。

この映画も実話を元に作られたもので、とても興味深い作品の一つです。ドナルドのモデルとなった実在の人物であるジェリーは、先ほど紹介したレインマンを見た後に自分がアスペルガー症候群であると気づいたそうです。

モーツァルトとクジラ

『マイネーム・イズ・ハーン』

この映画に出てくるインド人のリズバン・ハーンはアスペルガー症候群の男性で、他人とのトラブルが絶えませんでした。しかし、彼は工学に優れた才能を発揮し、家族が貧しい生活から抜け出す助けとなります。

彼の父親が死んだ後、彼は弟と住む為にアメリカに移住します。そこで出会う心理学教授は、ハーンが生活で起こる障害を克服できるように助けますが、ハーンはアスペルガー症候群というだけで仲間外れにされるだけでなく、イスラム教徒という理由でも疎外されてしまうのです。

 

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』

この物語は自閉症を持った子ども、オスカーを中心に進んでいきます。彼はいつも他の人と関係を持つよう勇気づけてくれる父と非常に仲が良く、一緒にゲームや研究をしていました。そして、オスカーのスキルを磨くように父も努力したのです。しかし、父はオスカーとうつ病の妻を残したままアメリカの9・11テロで死んでしまいます。

1年後、オスカーは父が持っていた秘密の鍵を見つけます。この発見が彼をニューヨークへ行くように促し、その鍵が何の鍵なのかを探し始めるのです。その中で、彼は電車の乗り方や橋の渡り方など学ぶのに、様々な人に助けられます。

今回紹介した自閉症に関する映画は、私達に大切なことを教えてくれます。実際に、このような映画は自閉症を持った人、または自閉症の子を持つ家族を理解するのに本当に役に立ってくれるでしょう。疎外や苦しみ、そして放棄は繰り返されるテーマですが、そこには強くなる為のレジリエンス(弾力性や粘り強さ)や楽観性も見つけることが出来ます。それらは、自閉症に関わる2つの側面です。完全に治癒することは出来ませんが、それでも対策は出来るのです。