自己愛的な子どもをもつ親

2019年4月19日

多くの親が自分の子どもが一番かわいく、賢いと思っています。自分の子どもは、成績が良く、何でもうまくできます…これは自然なことです。本来、私達は皆特別でユニークです。ところが、常に子どもがうまくやったことのみに注目し、間違いを無視していると、子どもは自己愛的になってしまいます

この場合、「多すぎず、少なすぎず」が一番でしょう。子どもにネガティブな強化のみを与える親がいますが、それは自尊心にネガティブな影響を与えます。子どもは、自分には能力がなく、価値がないと考えてしまいます。また、ポジティブな強化を選び、ネガティブなものを完全に無視する親もいます。どちらも、有害な結果が伴います。それでは、子どもがどのように自己愛的になるか見ていきましょう。

「自己愛的な子どもは、自分を過剰に称賛する大人になる。自分のニーズを他者に課し、他者が自分を称賛し、尊敬することを期待する。」

 

自己愛的な子どもは、どこからそれを得たのか?

子どもを褒めることが悪いと言っているのではありません。もちろん、よくやっている時に、子どもにそれを伝えることは重要です。「この問題はすごく良くできたね」「テーブルをきれいに片づけてくれてありがとう」「すごくいい子でいられたね。」しかし、子ども達が完璧でないことも私達は知っています。子どもは間違い、悪いことをします。

家族

自己愛的な子ども達は、私達の周りにいます。自己愛的な子どもは、常に褒められていることを糧にします。また、親が子どものわがまますべてを満たしているのも、一つの原因です。子どもが間違っている時、親が守ろうとしたり、起こったことに関して、自分の子どもに責任はないと人を責めることがあります。

子どもが責任を逃れることを学ぶのは、よくないことです。間違いを犯すのは他人だけで、その行動の結果に耐えなければならないのも他人だと考える大人になります。長期的には、人間関係はそうはいかないと気づいたとき、不満を感じるようになります。そして世界は自分を中心に回っていないと気づいた時、それに対処するのは難しいでしょう。

「子どもに、健康的な大人になってほしければ、責任を学ばせることが重要だ。」

もし子どもが、自分は間違うことがなく、間違うのは他人だと考えながら大人になると、自分のことを完璧だと思うようになるでしょう。なぜ努力なんかする必要があるの?どうして、別のことをする必要があるの?そして反対に、人に様々な要求をします。人を指さしては、その横暴さを押し付けます。

制限の欠如や過剰な称賛は、時間が経つにつれて自己愛的な子どもを生み出します。多くの親は、子どもの間違いには注意を向けなくて良いと思っています。実際には、それは子どもたちの感情の成熟を妨げているのです。このような子どもたちが大きくなると、人との繋がりにおいてたくさんの問題を抱えるようになるでしょう。また、自尊心にも問題を抱えるかもしれません。

親が子どもを過大評価する時、子どもの目を覆っていることになります。批評的でなくなります。ある子どもが別の子どもを押したとして、そこに親がいた場合を考えてみてください。自分の子どもに悪いことをしていると伝え、謝らせるのではなく、別の子どもを責めます。この場合、子どものエゴが大きくなります。しかし、最悪なのはその後です。将来、子どもが自分の間違いに気づいたり、間違っていたと認めることができなくなってしまうのです。

男の子

 

自己愛的でなく、健康的な自尊心を育てる

常に子どもを褒めることと、子供が頑張っていて彼らには価値があると伝えることの間には違いがあります。健康的な自尊心を育てることは可能です。バランスをみつけることがカギです。

子どもが自己愛的にならないようにするには、子どもがありのまま受け入れられていると感じなければなりません。人より認められる行動を示すかどうかは関係ありません。親は、子どもが間違ったことをしたと伝える時、彼らがいつも悲しくなったり愛されていないと感じると考えるべきではありません。子どもが幼いうちから、私たちは無償の愛とは何かを示さなければなりません。

子どもが愛されていると知ることは重要です。親が、怒っていることや不快に感じていることを子どもに伝えることは、彼らを愛していないということを意味しているわけではありません。平等に関して教育することも大切です。自分の子どもに、他人よりも上でもなければ下でもないことを教えましょう。人は皆平等で、異なる性格や長所をもつと教えましょう。

イースターエッグを作る

さらに、何事にも時間と努力が必要だと教えることも重要です。これは、子どもがわがままな振舞いをする場合、特に欠かせません。

お分かりいただけたように、自己愛的な子どもは、親の教育の仕方と大きく関係している一連の状況や姿勢から、その振舞いを学びます。しかし、子どもひとりひとりの性格も、行動と大きく関係します。

親がどんなに自分の子どもは完璧だと思いたくても、子どもは完璧ではないということを頭に入れておくことが大切です。誰でも間違うことがあり、その責任をとることを学ばなければなりません。親が子どもに学ぶチャンスを与えなければ、子どものためにはなりません。反対に、大きな害の原因を作っています。