人格の特徴は生活に影響するか?

2019年2月7日

良く知られているように、私たちの人格は、障害への直面の仕方、他人の扱い、目標を達成したときの喜び方に影響します。しかしあまり知られていないのは、人格が私たち一人一人を定義する不変の特徴の集まりだということです。私たちの性格は遺伝による部分も大きいことは事実ですが、だからといってそれを形作ることが全く不可能だということでもありません。

私たちの個々の人格、人それぞれを違う、ユニークで特別な存在にしています。しかし、この性格が、仕事を手に入れたり、人間関係を継続させたり、友達を作ったりする際の障害になることがあります。人生を困難にすることがあるのです。その場合、人格を修正して、自分に有利になるように働かせる必要があります。

鏡
人格は影響を与えても運命を決めることは出来ない

性格に変化を起こすための最も重要なツールのひとつは、自己認識です。自分の限界と強みに気づくことで、私生活や仕事生活で良い結果を生み出すことが容易になります。そして、あまり得意ではない能力を高める努力をすることもできます。また、他人を高めることもできるため、大きなプラスになります。

自分を他人に表現することが苦手だ、という人によく出会います。あるいは、自分の立場を仕事で表明するとが苦手な人です。これを、「自分の性格のせいでどうしようもできない」と言います。だれでもこんな経験をしたことがあるはずです。

しかし、「人は変わらない」という結論に達した時にこそ、ターニングポイントが見えてきます。人は変わることが出来るのか、という質問への答えは「はい」であり「いいえ」です。日々の生活においては、誰しも生まれつきの傾向のようなものを持っています。控えめな子供は控えめな大人に、外向的な子供は外交的な大人になります。これは気質と呼ばれるものです。

気質と性質で性格が形成される

文化、経験、環境によって、気質が変わることがあります。それは、性格を構成、再構成することによって可能です。この気質と性格という2つの要素こそ、人格を形成しているものです。

だから、「人は変わらない」という発言は、一部正しいと言えます。誰でも特定の環境を快適に感じたり、逆に気まずく感じたりするという点では正しい理論です。これは私たちの人格によります。しかし、「自分」らしくいることをやめずに、個々の状況に最適に適応していく能力は作ることが可能です。

性格をどう修正できるか?

どのように行えばよいでしょう?この「カメレオン的」性格を身につけるのは私たちの多くにとって簡単ではありません。新しいことに飛び込んでそれを楽しむ人もいれば、同じことを大挑戦かのように感じる人もいます。ここで自己認識の重要性が発揮されます。自分の限界を超えてしまうことで激しく苦しむことなく、自分のベストを引き出す方法を教えてくれます。

この自己認識に到達するために、簡単なエクササイズを行ってみましょう。次の質問に答えてみてください。自分は何が好きか?何が自分にとって良いか?好きなこと、自分にとって良いことは難しくはありません。難しいのは、自分にとって良いことであるものの、好きではなかったり障害を意味するものです。自分にとってメリットのある何かを逃しているかもしれないからです。

一方、習慣になってしまったら自分には良くないけれど、好きだったり、より達成しやすかったりする活動や挑戦があります。これらの活動は「悪習」と呼ばれていて、時々満たされるだけであればポジディブな効果を発揮します。しかし、例えばこの悪習が害があるにもかかわらず固執してしまう恋愛関係などになってしまうと、問題になってきます。

鍵
どうやって結果を出すか

さて、出発地点はわかりますね。自分にとって良くて、害のあるものから距離を保ってくれるものを習得するにはどうしたらよいでしょう?この時点で、特定の活動、人、自分にとって良い目標にたどり着くのが困難な理由を特定しなくてはいけません。内気さ?コミュニケーションスキル?プライド?自分に害のあるものを取り除くことができない理由は何でしょう?恐怖?不安?同調?

自尊心を高め、より良く自分を認識した、新しく安定した自分に近づく数歩を踏み出したところで、世界をつかみ取る準備は万端です。自分の強みと限界をもっと意識して、もっとカメレオン的に、ちょっとやそっとでは負けないような自分になりましょう。

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