人生観が変わるかも?心理学上の5つの事実

15 9月, 2020
人生やこの世界をもっと現実的なレンズを通して見られるようになるために役立つ心理学上の事実がいくつか存在します。この記事を読み進め、その内容や自身にもたらされる影響について学んでいきましょう!

人が心理学者のように振る舞う機会は多くあります。私たちは人生のいずれかの時点で自身の考えや感情、環境などに関連づけて他者の行動を解釈したり自らの行動を評価したりしているのです。それが悪いことだというわけでは全くないのですが、その際に必ずしも確実な正しさが証明されているわけではないいわゆる「通俗心理学」から得た知識が引用されてしまう場合があるのも事実です。

そしてその知識が正しいものではないとしても、集団的な思い込みや個人の思い込みは山火事のように瞬く間に広がっていきます。一方で、試練に立ち向かうたくさんの人々にポジティブな変化をもたらしてくれる心理学上の事実の中には、あまり有名でないものがいくつかあります。

これらの概念には、「人間でいる」とは何を意味するのかに関する、より現実的な視点が含まれています。その基盤となっているのは、理論と実践とを長い年月をかけて結びつけることに成功したのと同じ種類の心理学です。

これらを理解することで、自分自身や他者に対する考えにより集中できるようになります。以下がその、五つの心理学上の真実です。

“人間は情熱という衝動に支配されていて、大部分において合理的な動物というよりはむしろ推論の能力に恵まれた生き物だ”

アレクサンダー・ハミルトン

人生観 変える 心理学上 事実

1. 人はあなたのしていることに対して注意を払っていない

ほとんどの人が、自分で信じたいよりも少しだけナルシシストで虚栄心が強いものですそのため、自分がある場所に突如放り込まれたら(物理的あるいはバーチャルに)、その場にいた全員の注目を集めてしまうだろう、と私たちは考えます。

しかし実際にはそれは全く真実とは言えません。実は、私たちのほとんどが自身の行動に対する他の人々の考えを心配し過ぎるあまり、どう行動するかについて思い悩み過ぎているのです。

概して、周囲の人々というのは私たちが考えるほど私たちには注意を払っていません。おそらく、あなたが二日連続で同じ服を着ていようが、あるいはあなたが何か馬鹿馬鹿しい発言をしようが誰もそれに気づくことはないでしょう。人間は私たちの想像以上に自分自身のことで頭がいっぱいなのです。

2. あなたは常に変化している

自分を外から見ることはできないので、自分は常に同じ人物だと感じているはずです。しかし実際には、あなたの思考や行動、感情は常に変わり続けています。その変化はゆっくりと起こっていくので自分では気づくことができないだけです。

もちろん、その人をその人足らしめるずっと変わらない要素というのも存在します。しかしそれすらも時間とともにある程度の変化を経験するのです。

年月を経るごとに外見が変化するのと同じように、アイデンティティも変化します。「私」とは動的で変わりゆくものなのです。あなたはあなたでしかないのは事実ですが、今後どんなあなたにでもなれるポテンシャルがあります。

3. ミスをすることであなたはもっと人間らしくなれる

あなたも、公の場でミスを犯すことで自動的に拒絶される対象になってしまうのではないか、と思い込んでいる人々の中の一人かもしれませんね。もしそうであれば、それはとんでもない間違いです。よく考えてみていただければ、ある種の社会的な拒絶を経験している人というのは、全てを正しく行い、決してミスを犯さないような人である場合が多いことにお気づきいただけるでしょう。

研究により、自らの弱さを見せたりミスを犯したりする人々の方が、他人から受け入れられたり歓迎されたりしやすいことが明らかになっています。ミスや失敗が他者との結びつきを生み出してくれることはよくあるのです。さらに、ミスをすると自分には限界があることを思い出すことができ、周りの人に助けてもらうという恩恵を守れるようになります。

4. 他人からのアドバイスに従う人はほとんどいない

この心理学上の事実は信じ難いものですが、おそらく皆さんも日常生活においてお気づきの内容なのではないでしょうか。人はよく他人に助言を求めますが、実際にそれに従おうとすることはほとんどありません。

私たちが他人に意見や助言を求める理由は、必ずしも「教えを乞う」ためではなく、実はその反対である場合が多いのです。

アドバイスを求める時、その人が無意識のうちに本当に欲しているのは、すでに自分でも「やるべきではない」と知っていることを行うための理由や支持です。だからこそ、私たちは結局助言してくれた内容とは正反対のことを行ってしまったりします。

人生観 心理学

5. あなたにコントロールできるのはあなた自身の反応だけである

現代社会に生きる私たちが抱える大きな厄介ごとの一つに、ありとあらゆるものをコントロールしようとする強迫観念というものがあります。こちらの望み通りに他人が動いてくれないからといって、あるいは世界のあり方が気に食わないからといって常に不平を漏らし続けている人がたくさんいるのです。その姿はまるで、自分の手で好きなように現実をデザインできるとでも思い込んでいるかのようです。

しかし私たちは自分自身のことすらコントロールできていない場合も多く、ましてや他人を意のままに操るなど不可能だというのが実際のところです。結局、あなたはあなた自身の行動に対する支配権しか持っていません。つまり、自分の身に降りかかるあらゆることにどう反応するかだけは、あなた自身が決められるということです。

ご覧いただいた通り、巷に溢れる厳格で躁病的な人生観は人間に関する心理学上の事実とは何の関わりもありません。私たちは自分たちが思うよりももっと失敗が多くて弱い生き物ですし、同時に思慮深くもあります。より現実的な視点から自分自身を見つめることができれば、良好なメンタルヘルスとウェルビーイングを獲得するための大きな一歩となるでしょう。

Gutiérrez-Ariza, F. J. (2016). Pseudociencia y falsas creencias en psicología.